“小羊が第二の封印を開いたとき、第二の生き物が「出て来い」と言うのを、わたしは聞いた。すると、火のように赤い別の馬が現れた。その馬に乗っている者には、地上から平和を奪い取って、殺し合いをさせる力が与えられた。また、この者には大きな剣が与えられた。” ─新共同訳、ヨハネの黙示録─
レッドライダーは、アトラス制作のRPG『女神転生』シリーズに登場する悪魔。
『ヨハネの黙示録』第六章に登場する、子羊が解放する第二の封印、四騎士の二番手として登場する「赤い馬に乗った騎士」をモデルとする。
その権能は人に戦争を起こさせる力であり、彼は他の三騎士と共に地上の四分の一を支配する権威を神より与えられている。
赤い馬は流血を象徴しているとされ、彼の引き起こす戦とは内乱のことであるとする説がある。
初出作品は『真・女神転生Ⅲ』。「理解」のメノラーを持つ魔人であり、デザインも黙示録におけるイメージを強調している。
基本的に女神転生系列のみの登場となるが、作品に登場する時は魔人族ということもあり専用台詞がつけられる特別な悪魔として扱われる。
『真・女神転生Ⅲ』ではギンザ大地下道のターミナルに腰を据えており、戦闘では手にした剣から敵複数体に高威力の物理ダメージと混乱状態を付着させる「テラーソード」を繰り出す。
他にも強力な全体・単体魔法スキル、増援による補助を備え、対策を練らずに挑めば全滅必至の相手である。
飄々とした老人のような口調だが、セリフの随所に「鮮血」や「血」を含んだ言い回しを用い、戦いの中に身を置いて、他者を討つことを喜びとする狂気じみた性格。
また、『真・女神転生Ⅲ』のアイテム贈答時には「戦の楽しみは奪うこと」と発言している。