概要
FateシリーズおよびTYPE-MOON作品に登場する、錬金術により鋳造された人造生命。
誕生した瞬間から「完成された生命」であり、肉体的な成長や老化はしない。
また外部からの攻撃には非常に脆く壊れ易いのも特徴。戦闘用として肉体面の脆さを克服した個体も存在するが、代償として寿命が短かったり活動時間が制限されていたりする。
本来は人体の神秘を解き明かすことで根源へと至ろうとした過程の副産物である。
ただし人体の神秘を解き明かし、完全なる人間の再現を行っても根源にはたどり着けないと結論付けられたため、一般的な魔術師たちからは見限られたマイナー分野でもある。
また作品によっては「クローン」としての一面もあり、上記の特徴に当てはまらない個体も存在する。
主なホムンクルス
アインツベルンのホムンクルス
錬金術の名門「アインツベルン」によって鋳造される一族。
魔術世界において最高品質と称賛されるほどの精度を誇る一級品。
ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルンを雛形として鋳造されるため、全ての個体が同じ容姿かつ女性。ただしいくつかのタイプには分かれているようで、個々によって体格に差が生じている。
なお、唯一の男性個体であるユーブスタクハイト・フォン・アインツベルンは城の中枢制御用人工知能というゴーレムであるため、ホムンクルスではない。
ユグドミレニアのホムンクルス
アインツベルンの技術を流用し鋳造されたモデル。ユグドミレニアの一門、ムジーク家によって製造。
「アインツベルンからしてみれば、せいぜい子供に持たせる玩具程度の技術しか教えていない」の
言葉通り彼らほどの精度はなく、その雑味が結果として本来必要ない「個性」という形で現れている。
聖杯大戦の戦力目的で鋳造されているため、使用人・魔力供給・兵士・魔術師と完全に用途が定められている。また総じて短命なのが特徴。
アトラス院のホムンクルス
上記ふたつの「自然の触覚」とは全く違う、「新しい人類」として生み出された生命体。
そもそもマナが枯渇した「Fate/EXTRA」のアトラス院の扱う「錬金術」と、アインツベルンの「錬金術」が全くの別物である。
製造個体は「ラニ=Ⅷ」ひとりのみ。
Fate/Grand Orderのエネミー
上記の彼等とは異なる、雑魚エネミーとしてのホムンクルスが登場している。
クラスは基本的にランサー。
いくつかの種類が登場するが、基本となる種の体色は白。
顔面には三つの点か穴のようなものが存在し、白いホムンクルスのそれは黒、亜種の青灰色のホムンクルスは赤色をしている。
上半身、とくに胸部が膨れ上がっており、人間より二回りも大きな巨体ながら地面につくほど長い手を持つ。
胴と四肢には過剰に膨れ上がった筋肉が見て取れる。主な攻撃手段はその体格を生かしたショルダータックルと伸びる腕による突き。
シリーズ作品の登場人物としてのホムンクルスたちと異なり、外観からは性別の有無すら判別できない。
倒すとまれに霊基再臨やスキルレベル上げに使える素材「ホムンクルスベビー」を落とす。
シナリオにおいては「死界魔霧都市ロンドン」にて初登場。この特異点におけるフリークエストの一つ「サザーク」はホムンクルスベビー集めの際の周回コースとしてマスターたちに重宝されている。
TYPE-MOONにおけるホムンクルスのキャラクター
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
セラ
リーゼリット
ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
フィリア
ラニ=Ⅷ
ジーク
トゥール
モードレッド
フランケンシュタイン
メフィストフェレス
レオナルド・ダ・ヴィンチ(ライダー)
コハル・F・ライデンフロース
※マシュ・キリエライトも出自や設定に似た特徴を持つが、彼女はデザイナーベビー(試験管ベビー)なので実際は異なる。
関連タグ
TYPE-MOON Fateシリーズ アトラス院 ユグドミレニア
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ホムンクルス 人工生命体 クローン アルビノ