アショカ王(Fate)
あしょかおう
『Fate/Grand Order』に登場するルーラークラスのサーヴァント。
イベント『盈月剣風帖』にNPCサーヴァントとして登場した逸れのルーラーであり、本イベント内では(クラス違いを考慮しない場合)唯一の『FGO』出身となる新規サーヴァントである。
仏僧のような姿をしている褐色肌の男性で、若旦那が拠点にしていた浅草の巴比倫弐屋で留守番をしており、彼の代わりにルーラーを務める。主人公が過去に死後の世界へ行ったことを把握、あるいは見抜いている(この時、それぞれの死の象徴となっているサーヴァント達のビジョンも浮かんでいる)。イベントでは傍観者の立場を貫いていたが、終盤の大仕事に際して困難な道を選んだ主人公達に真名を明かし、自身の宝具で敵の増殖を食い止める形で援護した。
古代インド、十六大国時代の王朝の一つマウリヤ朝マガダ王国の3代目君主、「アショカ」。
父王ビンドゥサーラとその剃毛師にしてバラモンの娘ダンマーとの間に生まれたとされている。
彼は覇王と聖王の時代を生きており、覇王時代には「アショカの軍が通った土地は劫火に焼かれ草木一本も残らない」と謳われるほどの暴君として恐れられていた(本人もこの時代を黒歴史として認識している)が、カリンガ王国を滅ぼしてからは改心し人道と平和を掲げるようになり、聖王として宗教的・哲学的な理念に基づいて帝国と臣民を安寧に導こうとした。
特に聖王時代には仏教の守護者にして俗世を統治すべき理想の君主を意味する「転輪聖王(てんりんじょうおう)」として讃えられることとなる。当人によると本来の適性はランサーの模様。
担当絵師は現時点では非公開だが、顔つきがアレに似ていることもあり、色の塗り方もあってユーザーの間では古海鐘一氏説が有力(人格面では正反対もいいところだが……)。
初めてその姿が露になったのは『盈月剣風帖』の告知CM。当初からインド系のサーヴァントと予想され、ファンの間では他に、クリシュナ、ユディシュティラ、ヤマ等が真名候補に挙がっていた。
特にクリシュナはX(旧Twitter)でトレンド入りを果たすレベルで人気があったが、ストーリー内で立ち絵が出てからは、マハーバーラタ登場の英霊はpako氏が担当している(=絵師が異なるため、マハーバーラタ系ではない可能性が高い)ことからユディシュティラ説共々下火となった。
この他にも、古海氏がイラスト担当の蘆屋道満がメインを張った『地獄界曼荼羅 平安京』の要素がシナリオに大きく絡んでいたことから、安倍晴明説を挙げるユーザーも発生した。
ファンからはオーディール・コール、特にルーラークラスを中心とするであろう奏章Ⅳに再登場するのでは?と言う予想も。