若旦那(Fate/SamuraiRemnant)
わかだんな
我こそは、世の万物を統べし真の王!その上で、今は縮緬問屋の若旦那でもある。
『Fate』シリーズ常連で、真名も出典も地域も今更言うまでもない男であるが、ネタバレ注意と記載されている公式のマテリアルにすらそれらの情報が徹底的に伏せられているため、本百科事典のプロフィールもそれに合わせた表記となる。正体についてはリンク先を参照のこと。
『Fate/Samurai Remnant』に登場するルーラークラスのサーヴァント。
マスターが存在しないサーヴァントの一騎で、異称は「逸れのルーラー」。
現地では自らの正体を隠し、浅草に突如として開店した縮緬問屋「巴比倫弐屋(ばびろにや)」の若旦那として振る舞っている。召喚されてすぐに「盈月の儀」と称される此度の聖杯戦争の真価を見抜いて興味をなくしており、本来の裁定者としての仕事をするつもりはあまりないようだ。
その一方で、江戸時代は彼が好む「無駄なものが少ない時代」の為か、現代で召喚された時と比べると幾分機嫌がいい傾向にある。今作では月の聖杯戦争における麻婆神父と同じアイテム屋を務めており、少し興味を持った宮本伊織とセイバーのコンビにアイテムを売る形で手助けをする。
なお、理由は不明だが伊織に対して評価が高いようで自分の臣下にしてセイバー諸共振り回している。とあるネタエンディングにおいては、3人揃ってあの時代劇のパロディを行うことに……
同様に参戦している逸れのランサーとは、相変わらず顔を合わせれば罵り合う腐れ縁の関係。向こうも伊織に「誰と連もうが勝手だが、命が惜しきゃコイツはやめとけ。己の愉しみのためなら平気でお前の命を奪っていくタマだぜ」と、彼の性格を知る者として正論すぎる警告をしていた。
『FGO』とのコラボイベント『盈月剣風帖』においても何故か巴比倫弐屋は開店しており、イベントショップ内では本作と同様に若旦那がアイテムを売っている。しかし、ストーリー内には登場せず代わりに別の逸れのルーラーが店番をしていた。今のところ、彼との関係性は不明である。
また、2024年2月9日に配信された本編追加DLCシナリオ第1弾『断章・慶安神前試合』においては「慶安神前試合」の主催者を務めている。それと同時に待望のプレイアブル化もされた。
鎧姿に戻って戦闘をする場面もあるが、今回の鎧は若干赤が多い中華風テイストなのが特徴。
今回ルーラークラスとして現界したことで、クラススキルのランクが向上している。それ以外は基本的に過去作と変わらずに宝具メインの飽和攻撃を用いている。またそのクラスや本人の性質により、本編内でサーヴァント達に起こる「ある事件」についても、まるで影響を受けていなかった。
王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
- ランク:E~A++
- 種別:対人宝具
- レンジ:−
- 最大捕捉:不明
彼の代名詞である宝具。自身の宝物庫に繋げて、あらゆる道具や宝具を取り出す。
アーチャーの時と変わらず、宝物庫から宝具である多数の武器をそのまま射出している。
『FGO』では作中、アサシン紛いの気配遮断をやってのけ、ランサーのクラスは別の話とし、それ以外のクラスには適性があるということを話していたが、まさかのルーラーとしての登場である。
だが『Fate/strange Fake』での彼は「戯け。聖杯戦争における裁定者はあくまで世界の規範に則った中立な天秤に過ぎん。我の裁定には中立性などない。我の歩んだ路と、我が宝物庫に積み上げた財こそが貴様を裁く天秤よ」(第5巻P74より引用)という発言をしており、暗に裁定者のクラス適正はないと言っていたはずだが……(とはいえ、とある聖杯戦争においては特殊な召喚によって本来は適性のないサーヴァントがルーラークラスに当てはめられたという前例は存在する)。
ルーラークラスが喚ばれたことから、今回の聖杯戦争も聖杯大戦と同じく厄ネタであることは自明なのだが、上記の通り彼にとっては手を出す意義も感じない陳腐なものだった模様である。
ちなみに彼の真名が人類史で初めて解読されたのは1891年(本編の時系列が1651年なので、約230年後)と江戸を過ぎた後の時代であるため、真名が判明しても、彼に近しい英霊か逸れのアサシンのような近代英霊が召喚されていない限り、弱点を探る事すら不可能だろう。実際、他のサーヴァントはDLC含めて全員真名は判明しているのだが、彼だけは一貫して若旦那であり、真名は一切出てこない。『FGO』コラボイベントのショップ出演でも若旦那表記な辺り、徹底されている。
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