プロフィール
| 真名 | 徴側（チュン・チャク／ちょう・そく） | 徴弐（チュン・ニ／ちょう・に） |
|---|---|---|
| クラス | セイバー | セイバー |
| 性別 | 女性 | 女性 |
| 身長 | 156cm | 158cm |
| 体重 | 41kg | 43kg |
| 出典 | 史実 | 史実 |
| 地域 | ベトナム | ベトナム |
| 属性 | 秩序・善・人 | 秩序・善・人 |
| 好きなもの | 可愛い物（主観） | 姉、可愛い物（主観） |
| 嫌いなもの | 争い事 | 姉にとって良くない物 |
| 設定担当 | 水瀬葉月 | 水瀬葉月 |
| ILLUST | 竹 | 竹 |
| CV | 近藤玲奈 | 伊藤かな恵 |
「ところでメコン・デルタって何かな？」
「よくわかんないけど響きがかっこいいから使おう」
概要
『Fate/Grand Order』に登場するセイバークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
期間限定イベント『水怪クライシス〜無垢なる者たちの浮島〜』にて初登場・実装された。
なお、イベント情報の先行公開においては、なかよしセイバーという仮称で発表されていた。
ディオスクロイと同じ兄弟・姉妹でアンメア同様一騎のサーヴァントとして召喚されるタイプ。
真名
1世紀に後漢からの支配に対して立ち上がった、ベトナム豪族の姉妹、『徴側』と『徴弐』。
2人合わせて『徴姉妹』の呼び名で知られている。徴側の夫にして領主の男を殺された彼女達が起こした「徴姉妹の反乱」に対して光武帝は鎮圧軍を出し、最終的に姉妹は敗北の後処刑されるも、ベトナムの民族意識は高まる事となった。後世においてはベトナムのジャンヌ・ダルクと呼ばれた。
その最期についてだが『TYPE−MOON』世界においては、姉妹で川に身を投げたという結末が採用されている（それ以外の説を挙げると捕まって斬首された、雲に昇っていったというものがある）。
人物
一人称は姉の徴側は「わたし」で、妹の徴弐は「私（わたし）」。
姉の徴側は社交的でおっとりとした才女。カワイイものを好むが、センスはちょっとおかしい。
慈母的な精神を持つ強く正しい指導者であり、戦においても人道的な優しさを忘れず、英霊となった今は比較的若い姿だがその性質は変わっていない。当時の皇帝個人に対しても恨みは無い模様。
徴王と名乗って反乱勢力を率いていた旗頭時代には、穏やかながら沈着冷静、きりっと前を向いて部下の報告を聞き、全てにおいて冷静な判断を下していたが、それはあくまで表向きの顔である。気心の知れた妹の前でだけは、ただ優しく、争い事が苦手な姉としてのほえほえ顔で溜め息をついていた。反乱に関しても、民の為に行動した結果であり、最初から戦う為ではないと語っている。
それ故、反乱という選択は兎も角、勝てずに自分を信じてくれた者達を死なせてしまった事は後悔しており「自分の手に余る戦いを前に大丈夫と自分を誤魔化している」と自信が無い事を吐露する所は、キャストリアに重なる部分がある。絆ボイスでも自分は王に向いて無いのは最初から分かっていたと語っている。それ故に代わりのいない状況で戦っている主人公には協力的に接している。
妹の徴弐は側近として姉を支える、クールで口数や感情に乏しい仕事人のような雰囲気。姉だけが完璧にその表情、感情を見抜くことができる。だが、実のところ姉のことがとにかく大好きな重度のシスコン。対外的には「姉さん」と呼ぶが、2人きりの場合など、気を抜くと「お姉ちゃん」になる。心の中では「お姉ちゃんは可愛いなあ」と思っていたりするが、顔が怖くてよく誤解される。
姉を助けたいという思いが唯一の行動原理で、危害を加える不届き者には実力行使も辞さず、軽んじる者にも厳しい態度を隠さないという、信勝とカストロを足して2で割った様な価値観の持ち主。だが、それはそれとして非の無い者が不当に虐げられる事は看過せず、不愛想ながらも素直に力を貸す英雄としての地も備えている。こちらも、姉と同じく当時の皇帝に対する恨みは無い模様。
因みに、男のロマンにはある程度理解がある模様。
能力
水で構成された刀剣類を所持しており、徴側の側は剣、徵弐の側は薙刀を使用する。
同時に水を様々な形にとどめて武器とする、キャスターじみたスタイルを行使する。
モーション中では、それぞれの武器による連携剣撃の他、片手から水流を放出する、竹筒から水弾を発射する、回転ノコギリ状に形成した水で切断する、竹筒に水をプロペラ型に形成して浮遊したり、そのまま投げて斬り裂く、二人の武器を合わせた水の三角錐を叩きつける、竹製の棘玉振り子を叩きつける、頭に乗せた小象を巨大化合体させて、相手の頭上から押し潰すなどの攻撃を披露。
第3再臨では、上空から豪雨を降らせる、空中に具現化させた蓮の葉を足場にしつつ水を纏わせた手刀を放つ、水球に閉じ込めて爆破する、水塊を正四面体に形成した上で二人でドリルのように突進する、地面に潜航して背後を取る、二人で周囲を旋回して旋風を起こす、地面から蓮の花状のエネルギーを炸裂させる、小象及び巨大化合体させた象の鼻から水流を噴射するなどに変化している。
ステータス
| マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 藤丸立香 | B | C | A | A | B | B |
保有スキル
| 対魔力(B) | 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしてもつけるのは難しい。 |
|---|---|
| 騎乗(B) | 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。特に得意な乗り物は象。 |
| 神性(C) | 彼女らの生まれに神は関わっていないが、二人はのちに徴聖王として祀られ、福神として人々の信仰を集めるようになった。 |
| 反乱のカリスマ(B−) | 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。しかし徴姉妹の反乱は僅か3年で平定された。後漢の討伐軍と対峙する中、味方側の将たちに厭戦感が広がり、戦意を失ってしまったことが敗因であったと伝えられる。徴側のカリスマ性は象徴的な旗頭としての在り方、国家運営に関しては十全に機能するが、軍の最高統率者として見た場合、ランクがややダウンする。 |
| 姉妹の絆(A) | 徴側と徴弐、強大なる中華に公然と反抗した二人の姉妹の絆を示すスキル。大好きだから、大切だから、離れたくないから。二人はいつも、手を繋いで。───いつまでも、手を繋いで。 |
| 徴聖王(EX) | 徴側が女王を名乗り、また後世においては徴聖王という名の神としての信仰を集めるようになったことを示すスキル。反乱が潰えた後も、二人の名は長く民衆の間で語られ、やがて二人は福神として祀られるようになった。ベトナムの神々についての逸話が集められた14世紀の漢文説話集『越甸幽霊』においては、李朝時代の大干魃の際、祈りを捧げたところ、それに応えて彼女らが現れ雨を降らせたと記録されている。 |
宝具
奮起の六十五城（ともにあゆもう、われらのくにを）
- ランク：B
- 種別：対軍宝具
- レンジ：1～50
- 最大捕捉：300人
「決戦、だね……」
「徴王の名において命じます。」
「立ち上がれ、虐げられし民達よ！」
「皆の力が郷土を正し、六十五城の奮起へと至る！」
「「『奮起の六十五城（ともにあゆもう、われらのくにを）』！！」」
「全力で行こう。」
「悪辣にして無法なる者達よ、退け！」
「願うはただ、皆が正しく生きられる安寧の地。」
「その為なら、私達はどこまでも進む！」
「「『奮起の六十五城（ともにあゆもう、われらのくにを）』」」
太守の悪政に対し徴姉妹が立ち上がるや否や、民も呼応して立ち上がり、凄まじい勢いで彼女らは六十五もの城を支配下に置いたと伝えられる。その破竹の勢いの進軍、勢力拡大が形となった。
本作ではその勢いが込められた二人のコンビネーション剣技として発現する。二人の連れている子象たちも合体攻撃で援護してくれるが、その象が何なのかは彼女達自身にもよくわかっていない。
ゲーム上での性能
| 最大HP | 14248 |
|---|---|
| 最大ATK | 11898 |
| コマンドカード | Arts:2 / Quick:1 / Buster:2 |
| 宝具カード | Arts |
| スキル1 | 反乱のカリスマ(B-) / 味方全体の攻撃力アップ&Arts性能アップ(それぞれ3T) |
| スキル2 | 姉妹の絆(A) / 自身のArts性能アップ&Buster性能アップ&「Arts攻撃時に自身のBuster性能アップ(1T/10%)」を付与&「Buster攻撃時に自身のArts性能アップ(1T/10%)」を付与(それぞれ3T) |
| スキル3 | 徴聖王(EX) / 自身のNPをチャージ(20～30％)+味方全体のNP獲得量アップ&被クリ発生耐性アップ(それぞれ3T) |
| スキル3(強化後) | 徴聖王(EX) / 自身のNPをチャージ(20～30％)+味方全体のNP獲得量アップ&被クリ発生耐性アップ&強化耐性をアップ&宝具使用時のチャージを1段階アップ(それぞれ3T) |
| アペンド | 対アサシン攻撃適性 |
| 宝具 | 敵単体に超強力な攻撃+味方全体のArts性能アップ& Buster性能アップ(それぞれ3T、<オーバーチャージで効果アップ>)& 毎ターンHP回復を付与(3T/1000) |
関連人物
生前
後漢王朝の初代皇帝で、徴姉妹の乱で敵対した相手。
本人達曰く、彼には特に恨みはないとのことである。
詩索
徵側の生前の夫であり、朱䳒県（現在のソンタイ）を治めていた、豪族の先代当主。
後世の伝承では彼が処刑されたことで、徴姉妹が反乱に踏み切ったといわれている。
Fate/Grand Order
契約したマスター。徴側からは、ベトナム料理を振る舞われている模様。
徴側の側は、代わりのいない状況で戦う彼/彼女にシンパシーを感じている。
徵弐の側も信頼はしているが、姉との距離感に対して厳しく見張っている。
実装イベントにおいて共演していた、自分達の時代から約600年後出身の中華の女帝。
姉妹としては中華の皇帝であっても特に恨みは無い。一方の武則天としては反乱で民を死なせた姉妹を愚かと言いつつも、反乱が起きる土壌となった後漢の治世に関しても容赦なく愚かと断じた。
こちらは「インドのジャンヌ・ダルク」と呼ばれた女傑。クラスも同じで、スキル構成も女神の神核に特殊なカリスマ系スキルを保有するなど似ている。経歴も似ているからか徴側とは話が合う。
同じく双子の兄弟で現界している二人一組のサーヴァント。こちらは兄と妹である。
徴弐の方は張り合う気満々であり、カストロとシスコン同士で火花を散らし合う事は想像に難くない。そして、コンビ系サーヴァントが勢揃いする高難易度クエストで共演した際は、カストロはやはりと言うべきか「真のなかよしセイバーは我等だ！」とポルクス共々張り合う気満々であった。
同じく姉妹で現界しているサーヴァント。こちらは3〜6人姉妹。本質的には全員が同一人物だと言われて、徴側は困惑気味であったが、徴弐は「自分達が一心同体なのと同じ」だと納得していた。
タコのような触手を操るフォーリナークラスのサーヴァント達。
徴弐は苦手なようだが、徴側は「可愛い」と断言して憚らない。
徴弐は雷帝の象の獣人のような姿や、全身からの威圧感から苦手意識があるようだが、徴側は自分達が連れている象が懐いており悪い印象をもっていない。というか「可愛い」とすら思っている。
ゲリラ戦法が得意なサーヴァントという事で、徴弐が教えを乞いたがる。
徴側はそんな徴弐に対して、ロビンへのお土産と手紙を用意させていた。
侵略者に対抗した者繋がりであり、姉同士で有意義な会話ができたと喜んでいた徴側。
しかし彼女が「姉なるもの」である事を聴いて戦慄し、終いには怪談扱いする事態に。
イベントで世話をしていたコン達が集合し産まれたサーヴァント。
コン時代から仲が良かったためか、弟分のように可愛がっている。
徴姉妹の幕間でも登場する。
憑依元の一人の日比乃ひびきがマイルームトークにて、姉妹二人とお茶をしてきたこと、そこから繋がり徴側からベトナム料理を教わることになったと発言。
徴弐は相変わらずにらみを利かせていた模様。
ちなみに、ひびきは徴姉妹のことを『なかよしセイバーさん』と呼んでいる。
その他
嘗て『氷室の天地』にて登場した、ベトナム出身にしてセイバークラスのサーヴァント仲間。姉妹がベトナムのジャンヌ・ダルクと呼ばれているのに対して、こちらはアーサー王伝説に酷似している。
余談
正式に登場したサーヴァントとしては初のベトナム＆東南アジア系英霊。その東南アジア然とした印象や実物の版画や石像にもゾウが一緒に描かれている事から、早い段階で挙げられていた。
第3再臨のセイントグラフや神性スキル、そして舞台となったのが『水怪クライシス』であることなど、当初はフォーリナーと関係あるのでは？と疑う声も挙っていたが、実際は（終盤で知名度補正で手に入れた）後世の信仰による「雨乞いの神格」によるものであった。徴弐曰く「ちょっと怖いけど私達は私達」とのこと。因みに、イベント中で実際にフォーリナーと関わりがあったのは……
中の人ネタ
徴弐を演じる伊藤かな恵女史は『プリズマ☆イリヤ』の栗原雀花役を経ての出演となっている。更に余談だが、こちらにも姉がいる。因みに、中の人ネタでこんなイラストが投稿されている。
また『Fateシリーズ』は『ソードアート・オンライン』とは出演者が共通している事が多い事で知られているが、近藤玲奈女史と伊藤かな恵女史の2人は、いずれもSAOにおいてヒロインとして出演している（キャラ同士の関わりはないが）。今回のイベントに於いても、微姉妹を除いた主要なサーヴァント達5人の中で3人が、徴弐の中の人である伊藤女史と、長年SAOシリーズで共演している。
また、イベントストーリーで「謎の生物『コン』に何の武器を持たせるか会議」での立案者の1人である源頼光の中の人は、シリーズ第1期から長年伊藤女史演じるヒロインが母として慕っているメインヒロインを演じており、更にSAOシリーズの主人公にして、父として慕っているキャラの中の人も『Fateシリーズ』でフラット・エスカルドスを演じている。他にも前述の通り徴姉妹は「ベトナムのジャンヌ・ダルク」という異名で呼ばれているのだが、そのジャンヌの中の人も悪役を演じていたりするほか、男性版の藤丸立香の中の人はその悪役と因縁のあるキャラクターを演じている。
因みに、あちらで近藤女史が演じているヒロインは、作中で直接の登場がないので知らないファンも多いかもしれないが弟がおり、実はあちらでも姉キャラとなっている。その一方で、伊藤女史が演じているヒロインは外伝ではあるが妹にあたるヒロインがいる。これもまた一つの縁だろうか。
デザイン関係
因みに、特徴的な画風やカラフルな色使いからキャラクターデザインも竹氏だと事前に予想されており、その繋がりでポケモンを連想するマスターが一定数いたが、某韋駄天の夏仕様と同じく関係ない（現時点では）。なお、竹氏がポケモンでデザインしたヒロイン（マオ、リーリエ、スイレン）のうちアニメでマオとリーリエの中の人である上田麗奈と真堂圭は『Fateシリーズ』では、それぞれグレイとセミラミスを演じている。また、スイレンは3人姉妹の長女（双子の2人の妹がいる）。
その他
YouTubeチャンネル、クイズ法人 カプリティオの「問題の正解を答えるのと問題文の中の架空人物にツッコミを入れろ」というクイズ動画で徴姉妹が関わる問題が出題されており（10:20〜）、リコ氏が徴姉妹にツッコミを入れて、その横で古川氏が苦笑いすると同時に出題者のAT氏が『FGO』に登場していることを言う（収録時は『水怪クライシス』開催中だった）という一幕があった。
関連動画
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