概要
真選組副局長・土方十四郎と沖田総悟の姉・沖田ミツバのカップリング。
二人は土方らが江戸に上京する前にいた武州で知り合い、互いに好意を抱くようになる。
武州時代にミツバは土方に対し思いを告げており、またアニメでは土方がミツバに見つめられて顔を赤らめているシーンもある。
ミツバ篇の時点でも、江戸に上京したミツバが土方の様子を気にしたり、土方の方も敵との戦いの最中に
「惚れた女にゃ、幸せになって欲しいだけだ。」
とミツバの幸せを願っていることを明かしている。
同篇終盤、ミツバの最期に立ち会いこそしなかったが、屋上で土方が独り激辛せんべいを食べ、
「辛ェ… 辛すぎて涙出てきやがった 辛ェ」
と呟き、一人涙をこぼす場面がある。
「辛い」という字は「からい」だけでなく、「つらい」とも読めることから二つの意味を含ませているのでは、という説はファンの間で有名なようだ。
土方がミツバの為を思い、彼女の気持ちに応えなかった過去があるとはいえ、心の奥底では両思いであったことが窺える。そのため悲恋ではあるものの『銀魂』内では珍しい公式カップリングである。
ミツバが登場したのは原作で129〜132訓、アニメでは85話のラスト〜87話のミツバ篇のみだが、銀魂のカップリングの中でもファンは多く、ミツバには死んでほしくなかったという声も多い。
作者も「最期にもっと2人を会わせてあげたほうが良かったかな」と漏らしている。
原作の内容から、土ミツ関連の二次創作は切ないものが多く、またミツバが生きていると仮定したものもよく見られる。
また、最終章で徳川喜喜がアルタナ解放軍の穏健派提督・紫雀との会談前の食事で神楽が今までの所業に対する仕返しと言わんばかりに喜喜の食事のコロッケにタバスコやマヨネーズを大量にぶちまけるシーンがあり、その組み合わせから土ミツ(または土方と沖田)を連想したファンが少なからずいた模様(喜喜は(その後見事に腹を下したものの)タバスコとマヨネーズまみれになったそのコロッケを見事に完食している)。