概要
漫画『鬼滅の刃』の登場人物で、鬼殺隊“柱”の隊士である音柱・宇髄天元と、彼の妻であり部下でもある三人のくノ一(須磨・まきを・雛鶴)に付けられるタグである。
彼のいた忍びの里において「十五歳になったら、一族の長が相性を考えて選んだ三人の女性を妻に持つ」という掟があり、それに従った天元の元に彼女らが娶られた。俗に言うところの一夫多妻である。
天元の人柄もあって、上司や夫として三人とも彼を大変慕っている。
また容姿も性格もバラバラな彼女たちも、お互いの違いや全員天元から愛情を向けて欲しいが故に嫉妬する(アニメ遊郭編第9話では、アニメオリジナルの天元の兄弟達の墓参りの中、雛鶴の頭に付いた桜の花弁を天元が男前に取り、それを欲しがった彼女に花弁を上げると、まきをと須磨が嫉妬して「天元様!私もー!」と詰め寄るシーンがある)等で、コントのように揉めることはあっても基本的には仲が良い。
後に天元が抜け忍の道を選んでも妻達は彼と共に在り、天元もまた妻達の命を最優先に考えている。鬼殺隊として命を張って鬼から堅気の人間を守る気でいるが、ぶっちゃけると彼女たちの方が大事らしい。
自分の強みとして周囲に誇っていることからもわかるように互いへの愛情は本物で、四人の関係は極めて良好である。
キメツ学園
天元はバレンタインのチョコ獲得数トップの美術教師。
三人の妻達は「売店(須磨)と食堂(雛鶴&まきを)に降臨する魅惑のくノ一」と男子生徒から呼ばれている。
現代設定で重婚はさすがに無理なので、二次創作では全員公認の恋人関係とされることが多い。
4人とも高等部勤務。正式な夫婦。
天元は美術教師、しょっちゅう美術室をダイナマイトや火薬で爆破するため校長から事情聴取と修理費の請求を喰らっているが、夫婦まとめて生活に困っている描写はない。ただし休日の財布は妻達に握られている。
雛鶴とまきをは食堂勤務で、須磨は売店勤務。ちゃっかり屋の須磨が助っ人を求めて食堂に来てはまきをが怒り、雛鶴が嗜める構図がお約束だが、仲自体は良い。天元の休日の財布は彼女たちが握っている。
須磨がリクエストボックスや購入商品から人のあだ名をこっそり付けて、雛鶴とまきをに伝えて更に天元に伝わり本人へ発信されることがある。主なあだ名はドン☆炭水化物、タラノメちゃん、にぼしガール、おはぎ星人
「天元様が喜ぶから」と言う理由で、カラオケではマイク音量を最大にして歌う。これが原因で宇髄家の防音室はダメージの蓄積で崩壊、カラオケ屋でも行動は変わらなかったのでたまたま遊びに来ていた筍3バカトリオを巻き添えに店員から出禁を言い渡される。
余談
因みに天元自身は、柱の中で女性隊士である蜜璃としのぶの二人の尻を安産型と評している事から、尻派である模様(当時は安産型が好ましいとされていた)。
- 夫である天元が自他共に認める派手で華やかな色男なこともあって、一部の人物(鬼も含む)からは猛烈に嫉妬しまくられており、以下はそんな彼らの悲痛(?)な叫びである。
・鬼殺隊士Z.Aさんからのコメント
「 三人!? 嫁…さ…三!? テメッ…テメェ!! 」
「 なんで嫁三人もいんだよざっけんなよ!!! 」
・上弦の鬼Gさんからのコメント
「 お前女房が三人もいるのかよ 」
「 ふざけるなよなぁ!!なぁぁぁ!!許せねぇなぁぁ!! 」
- 天元がかまぼこ隊を気に入った要因の一つに、彼ら三人のそれぞれが妻と似た性格で騒がしくも仲が良いのを重ねたのでは?という考察も見られる。
・雛鶴(真面目で三人のまとめ役) → 竈門炭治郎
・まきを(勝ち気で手が早い) → 嘴平伊之助
・須磨(臆病でやかましい割に人懐っこい) → 我妻善逸