注意
※この記事は重大なネタバレを含みます |
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概要
お人形のようだと言われる程おっとりとしていて物静かな女性だったとされる。
戦国時代の武家「継国家」の妻女で、後に巌勝と縁壱の双子の息子を授かるが、双子は当時不吉とされ、更に痣のある弟の方を夫や周囲は不気味がって殺すと言い出した時には、普段の様子からは考えられないぐらい激怒したとされ、これまで彼女を知る者には衝撃的だったという。
このエピソードからも分かる通り本来は母親らしい子供想いな人物であり、縁壱は勿論の事、巌勝にも深い愛情を抱いており、2人の息子達に対しては可能な限り平等に扱い可愛がろうとしていた。
因みに「縁壱」という名は朱乃が人と人との繫がりを何より大切にと願って付けたもの。
太陽の神様を崇めていたらしく、後に縁壱から竈門家に預けられる日照の耳飾りも元々は母が“太陽の神様に耳の聞こえない(と思っていた)縁壱を守ってもらおう”という思いを込めて授けたものとされる。
しかし、縁壱が殺されるのを何とか免れた後も粗末な着物を着せられ物置のような部屋で過ごす事を余儀なくされた事が朱乃にとっては酷いストレスとなって次第に体を壊していき、他者の体内が見える縁壱に支えられていたが兄弟が7歳の頃に病没した。
戦国コソコソ話
夫は彼女と同様に信心深い性格で、験担ぎや風水などを気にしていた。それ故に縁壱が継国家に災いをもたらすと考えて避けるようになり、彼女とは喧嘩ばかりになっていたが、それでも彼は妻のことを心から愛しており、彼女が亡くなった際は亡骸に縋りついて大泣きし、「家族三人で仲良く暮らしてほしい」という妻の遺言に従って、姿を消した縁壱を見つけるために捜し回っていた。
しかし一向に見つからず、妻を早くに亡くしたショックと縁壱を心配するあまり病気がちになってしまい、巌勝が結婚したことで安心したのがきっかけで亡くなったという。まだ三十代だったらしく、夫婦共に早くに命を落としてしまった。