概要
柱合会議とは、漫画及びアニメ『鬼滅の刃』において、鬼殺隊の最高位である柱が、半年に一度鬼殺隊本部に集い、当主(お館様)の下で行う定期的な御前会議の事である。会議の細かい議題はその都度変わるが、大まかな内容は各柱達の鬼の動向の調査も含めた半年間の報告及び、当主が次の半年間の大まかな方針を直接指示する場となる。
なお、柱初登場のインパクトでよく勘違いされるが、竈門炭治郎が産屋敷家の庭先で鬼の竈門禰豆子と共に、その処遇について糾弾されている場面は『柱合裁判』であり、柱合会議ではない。
これは柱達が「うむ!これからこの少年の裁判を行うと!」「あなたは今から裁判を受けるのですよ」と告げている事、(結果的にこの件に裁断を下したものの)当主不在で議論を始めていた事からも分かる。
鬼舞辻無惨の十二鬼月会議(通称パワハラ会議)とは異なり、産屋敷家当主は仕切り役に徹して柱の意見を尊重するなど幹部会議としては円滑に行われているようだ。
会議の議題
初回【仕切り役:産屋敷耀哉】
- 鬼殺隊士の質の低下について
育手を含む人材不足と隊士の全体的な質の低下、逆に人員増加の場合の制御・統一の難しさに関する話し合いで、現場での参考人として一般隊士である村田が召喚される。今期の柱は歴代最強レベルの精鋭揃いと、お館様より激励されて一先ずは締められる(漫画:描写なし、アニメ:23話)。
※禰豆子の処遇については先行して上記した柱合裁判で決定された。
三回目【仕切り役:産屋敷あまね】
- 痣について
刀鍛冶の里にて、炭治郎の痣に伴い恋柱と霞柱にも痣が発症する。その発症方法が彼らによって確認された後に、柱の痣の発症と柱同士の戦闘時の連携強化、並びに前回議題に挙がった一般隊士達の質の低下問題の解決の為に、岩柱から柱稽古が提案・承認された(漫画:128、129話)。
※二回目は炭治郎が昏睡中に(禰󠄀豆子の存在を巡る裁判を行ってから目覚めた日までで7ヶ月近く経過している)開催していると仮定
煉獄杏寿郎外伝【仕切り役:産屋敷耀哉】
- 柱の不足について
煉獄杏寿郎外伝で開かれた柱合会議。前回の柱合会議の後に殉職した複数の柱達の担当地区への対応と、酒浸りになり職務放棄した炎柱・煉獄槇寿郎の処遇について議論され、彼の現状確認の為にこの当時は「甲」だった息子の杏寿郎が、特別に父親の代理として召喚される。そして柱の不足問題については、自分が新たな柱となる事を宣言した杏寿郎に、お館様が槇寿郎の担当地区だった帝都に出現した下弦と思われる鬼の討伐の指示を出し、後に杏寿郎がそれを無事に達成した事で彼が新たな炎柱として就任する事が決定し、一先ずは槇寿郎が抜けた分の空席は埋められた。
以下、ネタバレ注意!!
最終【仕切り役:産屋敷輝利哉】
- 無惨討伐の感謝と鬼殺隊の解散について
参加は現柱の中で唯一生存した風柱と水柱のみ。今回を最後に閉会(漫画:204話)
余談
SNSでは1回目のシーンと2回目のシーンを組み合わせて別の台詞に置き換えたコラが出回っている。
よくあるシチュエーションは竈門炭治郎がオススメの作品やキャラクターを質問するツイートを投稿した所、柱たちが各々の推しを炭治郎に紹介し、最後に冨岡義勇が爆弾発言級の上級者向けの作品などを紹介するというもの。結局、炭治郎は自分自身で推しを見つけるというオチで終わる。
ちなみにそれぞれのキャラクターが紹介するものにはある程度法則がある
煉獄さん…一番手で表裏なくわかりやすい人というだけあって、基本的に初心者向けの入門作品やシリーズの第一作、主人公や一番人気のあるキャラクター等を薦める。話題によっては爆弾発言する事も。
宇髄天元…口癖からシリーズの中でもアクション性や演出力のあるものを推してくる。最後に「もう派手派手だ」で締めくくることが多い。
不死川実弥…上二人に比べると多少マニアックだが、コアファンから評価の高いものや長寿作品では現代のニーズに合ったものを差し込むことが多い。中の人からしてマニア気質なのだから違和感があんまりない。ここから第2回のシーンに切り替わる。
伊黒小芭内…ややマイナー気味だがピンポイントに魅力があるものを薦める傾向がある。物語やキャラの完成度を優先しがち。無難な回答枠になることも。中の人が特ヲタである為、そちらの話題ではディープな作品を推してくる。
甘露寺蜜璃…口数が少なく若干興奮気味でタイトルのみ、または「○○とかいいんじゃないかな!」と一言。後で心の中で補足を入れている。食ネタ系や恋愛ネタ系は優先して彼女に割り当てられる。
時透無一郎…とりあえず今からの新規層が触れやすいもの(例えば仮面ライダーなら現在放送中の作品)や扱いやすいもので様子見がいいんじゃないかとコンテンツ自体に触れることを重視する。たまに後から良さがわかってくるコアファン向けを推奨することも。
悲鳴嶼行冥…泣いてるせいか尊いものが割り当てられ、「○○にするといい…」「○○はいいぞ…」と推してくる。煉獄さん同様にライトな作品をオススメしてくれる事もある。
胡蝶しのぶ…義勇の手前というだけあり、マイナーな作品を勧めてくる立場である事が多い。理解に時間がかかったり、知的な物が多い傾向にある。
冨岡義勇…オチ担当。紹介するジャンルやキャラの中でも明らかに初心者向けではないどころか玄人でも若干理解しがたい爆弾発言レベルのぶっ飛んだものを呟き、不死川が心の中でツッコミを入れる。(シリーズゆかりのものであるが、シリーズカウント外の作品、例えばFateに対する空の境界などを勧めるなど質問の意図に沿えてない解答や偶に真っ当な事を言う事も。)
ちなみに不死川がツッコむ吹き出しは原作では産屋敷あまねのもの。
竈門炭治郎…発端と最後のモノローグで登場。あまりにも情報量が多かったせいで結局柱達の薦めたもの以外を選んだり、冨岡よりもさらにぶっ飛んだものを選択する。ちなみに最初の決まり文句は「〇〇って〇〇しただけなのに!」である。
産屋敷耀哉…4枚コマの後でたまに追加オチとして登場。作品やキャラ推しを半ば強制してくる(しかもかなりマニアックなものが多い)。
無論、紹介するジャンルによって流れが若干変わることがある。例えばキャラクターの性格よりも中の人ネタに振ったものなどがある(例で言えば出演者が皆経験者であるガンダムシリーズなどがそれ)。
わかりやすい例
関連リンク
https://togetter.com/li/1629999:柱合会議まとめ
関連タグ
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