概要
『鬼滅の刃』に登場する組織「鬼殺隊」において、隊士を育成する役割を担っている剣士たちの総称。
鬼殺の剣士の育成者。
全国の至るところに居り、才覚を見初めた鬼殺隊への入隊希望の若者に剣士としての基本を伝授・指導して、仮の日輪刀を渡した上で最終選別に送り出す。
「全集中の呼吸」の体得方法も、彼らから教わる事になる。
各地に多数存在し、多くは老齢により引退した剣士が担っているようで、人的損耗率が非常に高い鬼殺隊士を勤め上げた彼らの実力、経験による知見は極めて高い。
特に柱としての経験を持った育手は、弟子の剣士の練度も高い傾向がある。
なお、育成方法や弟子の勧誘方法はそれぞれに一任されており、明確な決まりはないため、育手によって大きく異なる。
厳しい修練を経た弟子の剣士達は、師である育手に親のような信愛を抱く者も少なくない。
しかし一方で、育手の教育方針が様々なせいで隊士としての心技体が揃わないまま鬼殺隊に入隊する者も少なくなく、鬼殺隊の一般隊士の質の低下にも繋がっている。
また、万が一弟子が背信にあたる行動を取った場合は連帯責任という形で育手が処罰を受ける模様。
主な育手
「元柱に指南を受けられる事なんて滅多にないんだ」
これは在る元柱の門下生の台詞であるが、これから察すると元柱の育手というのは極めて少ないと考えられる。
鬼殺隊と柱の任務、役割を考えた場合、その生存率が極めて低く、任務を全うして身を引いて、齢を重ねて育手にまでなった者は僅かだと思われ、そんな状況下で元柱の門下に入れた炭治郎や義勇、善逸は貴重な師匠に恵まれたと言える。