概要
人と話をするなどが不得意な性格、またはそういう性格をした人のことを指す。
- あがり症(生まれつきの繊細さん、照れ隠しに変なことを言ってしまう、視線恐怖症で朗読の発表会が苦手、演説中や「全員動くな」と言われている最中に「トイレに行っていいですか?」「鼻かんでいいですか?」と聞くなどの簡単な説得をしようとして短気な人に殴られたトラウマ持ち、過去に変な顔や変な声や変な言動や変な性癖を理由に怒鳴られたり笑われたりしたトラウマ持ち、過去に痴漢と間違われたり恋愛以外の事情聴取をしようとした際に「友達やイケてる奴以外は話しかけるな」「困ったら話しかけるんじゃなくて困らないようにしろ」と逆ギレされたトラウマ持ち、など)
- 善悪の区別が付かないため、失言が多い(アホの子)
- 語彙力・文章力がなかったり、言葉の使い方を間違ったりし、誤解を招く(知識がないのよりも、生まれつき構成力がない方が厄介)
- 他人に関心が薄い(まったくないのではない)ため、会話を振られた時に返しの言葉がなかなか出てこない
- 声が小さ過ぎたり、喋るのが早過ぎたり、声がダミ声だったり、逆に甲高い声だったりして、聞き取りづらい(声ガチャ外れというより、単なる肺活量不足)
- 起きた出来事を客観的に話すのではなく、事件当時の自分の感情、考えていたことを中心に話す為、会話がポエム化しやすく、時系列も分かりづらい。
- (聞き手を限定してわざとやる以外で)前知識がある前提で話をしたり、興味がある部分だけを話したり、オノマトペ・隠語で済ましたり、感情論を交えて尾びれ背びれを付けたりする。例えば、顔の洗い方を聞いたら「洗顔フォームを泡立ててぬるま湯で流せばいい」と返すのではなく、「両手で優しく包み込んだ泡でフワーッとやればいい」「モテるための能力を付ければいい」と言うなど。前者は幼児のような舌足らずではなく、ポエムと分かりやすいポエムでもなく、リンク先のニュアンスで話し、優しさについて語っている割に優しい印象を受けない。ニュアンスにもよるが。
- 会話を内容を伝える手段ではなく承認欲求を満たす手段・マウントの手段だと思う等、論点がズレている(手段の目的化)
会話自体が上手くできなかったり、説明など限定的なことができなかったりなど、苦手の度合いは人によって異なる。
などなど。
ただし口下手だからといってコミュニケーション能力が低いとは限らない。話すのは下手でも人の話を聞くのが上手な人もいるからだ。
フィクションでは
共感を得やすく、物語に深みを与える性格としてこの手の属性が採用されるキャラクターは非常に多く、
以下の特徴が見受けられる。
- 偽悪的・皮肉屋・ツンデレ・不器用・寡黙・荒くれ者であるなど誤解を招きやすい性格から来るもの。
- 常識の範囲内であれば、まず使わないであろうネガティヴな表現や難解な言い回しを何の悪気もなく使う。
- 肝心な所で説明を切り上げたり、端的に述べすぎる傾向がある(いわゆる「一言足りない」)。
- 逆に一言余計。
などなど…。
2や3のパターンではシンプルに解釈するならば、悪口やキツく見える言動もその裏に優しさや愛情・敬意を込められていたりする事があれば、客観的に見ても悪人と呼べる属性を持っている・好戦的な側面を持っている・嫌いな相手がいるなどの理由から好ましくない態度を取る例もあり、現実の人間と同様に口下手なキャラクターといっても一枚岩ではない。
こうした口下手なキャラクターに徐々に周囲が理解を示してくれたり、フォローをしてくれるのならいい方なのだが、普段の言動やすれ違いによって騒動や破滅の原因になる事も…。
有志の間ではこうした口下手なキャラクターの発言の意図を理解しようとする者が多数おり、ファンスレやSNSなどでは独自翻訳やエミュが行われる様子が散見される(特に難解な言い回しをするこのキャラクターなどがその代表例だと言える)。