掛け合いに必要不可欠なのは、「ツッコミ」役と「ボケ」役の存在である。
そのため、基本的に2人以上の登場人物が必要。
あらかじめキャラクター設定で割り振りされていることが多い。
ギャグ・コメディ作品など、笑いを生み出すことに重点を置いた作品には欠かせない手法の一つである。
シリアスな作品にも、コミックリリーフとして織り交ぜると和む。
ゲーム
ゲームの中では特定のキャラクターのカップリングによってセリフが変わるものもあり「掛け合い」と呼ばれている。
特にクロスオーバー作品ではファン必見のお楽しみ要素として実装されており、戦闘開始前やストーリーパートでも実装されている(また、ガンダムシリーズやダンボール戦機シリーズにおける特定のパイロットが特定の機体を操作する事で発生する特殊会話や特定のキャラクターを入手すると発生するFGOのマイルームボイスもまた、掛け合いに近しいシステムだと言える)。
どのような条件で発生するかについてはいくつかのパターンが存在する。
①原作で関係のあるキャラクター同士で組ませる/対面させる
よくあるパターン。
原作で敵対関係・共闘関係にあったキャラクターや血縁関係にあるキャラクターが一番わかりやすいパターンだろう。
例えば『ジオラマフロント』ではシーブック・アノーとザビーネ・シャルとの掛け合いがあるが、実は時間軸の違う同一人物を突き合わせても掛け合いが発生したりする。
同様のパターンとしてメディアミックス作品で関係が出来たキャラクターでも掛け合いが発生する事がある。『Jスターズビクトリーバーサス』で言うと、アニメ版でコラボした坂田銀時とボッスンの掛け合いがそれ。
②特定の属性を持つ作品のキャラクターと組ませる/対面させる
よくあるパターンその2。
例えば『Jスターズビクトリーバーサス』では新撰組をモデルとしたキャラクターが登場する作品同士ということで坂田銀時と緋村剣心との掛け合いがある(といっても志村新八が指摘する通り、『るろ剣』の新撰組は本物であるが)。
この他にも『ジオラマフロント』では『機動戦士Zガンダム』で戦争の元凶に対して激しい怒りを燃やしていたカミーユ・ビダンに黒幕・戦闘狂のキャラクターを対面させる事で発生する掛け合いなどがある。
③中の人ネタ
よくあるパターンその3
いわゆる中の人繋がりというやつである。
例えば『仮面ライダーバトライド・ウォー創生』においては仮面ライダーゼロノス/桜井侑斗を演じた中村優一が『仮面ライダー響鬼』に出演していたことから仮面ライダー響鬼と組み合わせると特殊台詞が発生するといった具合である。
本ゲームには中の人ネタの変則例として仮面ライダーファイズと仮面ライダー響鬼を組ませると特殊会話が発生するが、これは出演作由来のネタではなく、中の人が家電好きである事に由来するネタである。
④その他
ここでは上記のものとは異なる変わったパターンを紹介する。
原作やメディアミックス作品で特定作品のパロディを行っていた場合、本家様と対面した際に掛け合いが発生するという例。これに該当するのは『Jスターズビクトリーバーサス』における坂田銀時と孫悟空の掛け合いである。
様々な掛け合いが楽しめる作品の例
- 仮面ライダークライマックスヒーローズ
- 仮面ライダーバトライド・ウォー
- 機動戦士ガンダムシリーズ(ジオラマフロントなど)
- グランブルーファンタジー
- コンパチヒーローシリーズ(ロストヒーローズなど)
- 少年ジャンプシリーズ(Jスターズビクトリーバーサス、ジャンプフォース)
- スーパーロボット大戦シリーズ
- 聖闘士星矢シリーズ(ソルジャーズ・ソウルなど)
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ(シャドーモセス島ではスネーク、エンジェランドではピットを選択した状態で下スマッシュアピールを行う)