概要
会話のドッジボールは会話または言葉のキャッチボールの反対の言葉として使われる言葉の一つ。
類似語でかみ合わない会話や言葉のドッジボールなども存在する。
ただし、会話のドッジボールでは「会話が会話として成り立っていない状況」以外にも、会話をしているが明らかに喧嘩腰であるという、喧嘩をしていないだけで悪意や殺意などがにじみ出ている会話として使われる場合もある。時と場合によってはこの後喧嘩が開始される。
表面上は落ち着いた物腰での会話の場合に使われることがあるが、口喧嘩のような怒鳴りあいの場合でも使われることがある。
これが言葉・会話ではなく、喧嘩などの拳での会話になる場合は拳で語るなどの言葉になる。
ただ、喧嘩は感情をダイレクトにやり取りできるコミュニケーション方法のため、時には理性優先である会話のキャッチボールより効率よく意思を伝える手段にもなりうる(※ドッジボールが痛みを伴いつつもお互いが対等の立場で戦うスポーツであるのと同時に、会話のドッジボールをする当事者同士もその時の立場上では対等になっているのが大きなポイント)。
そして、そこから険悪な空気や関係を乗り越えて改善するか、逆に悪化させるかは当事者同士の力量にかかっている。
例
A「Bの好きなこのゲームはクソゲーっぷりがすごくて面白いよ。」
B「そうなんだ。俺はAの好きなこのゲームの方がクソゲー臭がすごくてやる価値すら感じないんだよね。」
A「ははは。」
B「ははは。」
関連タグ
会話のドッジボール⇔会話のキャッチボール
会話のデッドボール ―― 会話のドッジボールと混同されがちだが、こちらは当事者同士が痛めつける/痛めつけられる側に分かれた末でお互い傷を負ってしまっている。
喧嘩友達、夫婦漫才 ―― 会話のドッジボールがよい方向に働いた例。
サンライズ作品 ―― 富野節、スクライドなど会話のドッジボールが非常によく発生する。
アンジャッシュ ―― 会話のドッジボールをテーマにしたコントが有名。
仮面ライダービルド ―― しょうも無い面を出しながらの馬鹿騒ぎができるヒーローたちを中心にした、会話のキャッチボールとドッジボールとが織りなされる日常パートとOPコントが印象的(※中でもこの人は、痛めつける側から紆余曲折の後にヒーローの一人へなった経歴を持つ)。そんなヒーローたちの戦った相手は、国家間での痛めつけ合いの末に起こる愚行『戦争』と、それを裏から煽って拡大させていた侵略者だった。