CV.種﨑敦美
概要
前髪を上げて一つ結びをした髪型に、左目の下に泣き黒子がある。冷静で的確な判断力の持ち主。
吉原に巣食う鬼を探るべく「京極屋」に潜入し、稼ぎ頭の蕨姫花魁こそが鬼だと気付いたものの、彼女からも怪しまれて身動きが取れなくなった。毒を飲んで病に罹ったふりをして京極屋から出ようとしたが、蕨姫花魁から彼女の分身である帯を渡されてしまい、切見世に逃れた後も監視下に置かれていた。天元が帯を仕留めた事で救出され戦闘に加わり、大量の毒を塗ったクナイ(後述)を飛ばす装置で援護した。
この後、前戦を離れる際に合流した炭治郎に密かにクナイを1本渡す(アニメではこの一連は変更された)。
「上弦の鬼を倒したら一線から退いて、普通の人間として生きていきましょう」とケジメをつけることを前向きに提案するが、続けて「四人揃っていなくても恨みっこなし」と現実を見据えてもいた。
妻として彼女達の間に序列はなく、天元も皆平等に扱っているが、端々の場面で彼女が筆頭格のような印象がある。三人の中で最年長であり、実家の家格も宇髄家に次いで高い。
普段は性格的に衝突しやすいまきをと須磨を仲裁するまとめ役のようだが、毒消しされたとはいえ欠損レベルの負傷で満身創痍の天元に須磨が飛びついた時は、さすがに加減する余裕は無かったと思わしき描写もあった。
毒のクナイ
忍としての薬学知識を用いて、藤の花から開発した毒を塗ったくノ一の武器。
特殊な装置を使う事で一度に大量のクナイを鬼の体すら貫通する威力で撃ち出せる。効果としては数字を持たない鬼なら半日は体を麻痺させる事ができ、十二鬼月でも下弦の鬼なら一時的に動きを封じられられる。ただし、あくまで人間用の薬学知識に基づいて作ったものなので、胡蝶しのぶの毒のように鬼を殺せる程の威力は無い。また、しのぶの毒同様に多用すると鬼の情報共有能力で抗体を与えてしまうので、常に調合を変えつつ使いどころも考える必要がある諸刃の剣でもある。その為に、毒に関する知識を持った彼女達にしか扱えない点も変わらない。
キメツ学園
食堂勤務で、べらぼうに料理が美味く、神の舌を持つと言われている。
「売店と食堂に降臨する魅惑のくのいち」の一人。
食堂スタッフで宇髄の妻のひとり。ちゃっかり者の須磨を優しくたしなめるしっかり者だが、ノリは良い。
食堂のメニューのレシピを書いた「キメツ文書」の著者のひとり。
宇髄が喜ぶからと言う理由でカラオケがあるところではマイク音量を最大にしている。
料理の腕が絶品であり、特にカツカレーは優勝賞品として出せるほど。