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概要

鬼舞辻無惨配下の精鋭、十二鬼月の一人。帯鬼。
「上弦の陸」の数字を与えられている。

吉原遊郭の「京極屋」の看板である蕨姫花魁として評判を博しているが、一皮剥けば性悪を通り越した極悪な性格で、癇に障ると暴力や虐めで当たり散らし、「京極屋」では怪我人・足抜け・自殺者が後を絶たず、常に周囲の人々を戦々恐々とさせているが、一番の売れっ子だけに誰も逆らえない。
鬼である正体を隠し、江戸時代の頃から吉原やその他の遊郭で名を馳せており、老いの無い美貌を疑われる頃には狩場を移すため、遊郭界隈では触れてはならない“災厄”として伝わり広まっている。花魁として活動するときには、必ず『』と名のつく源氏名を名乗り、気に入らないことがあると、首を傾けて下から睨めつけて来る独特の癖などだけが語り継がれていた。

その美しさに懸ける執着も相当なものであり、食べる人間は必ず美しい人間であることに拘っており、不細工な者や年老いた者は侮蔑して食おうとしない。それは必ずしも遊女だけではなく、己を狙ってやってきた鬼殺隊の隊士であっても、美しなければ食べないことを公言していた。

能力

血鬼術『帯』
帯を自由に操作する能力。その他にも、帯の中に人間などを取り込み、保存しておくこともできる。但し、保存されている人間は、日輪刀で帯を斬ることで解放することが可能。
帯を自分の分身として切り離して操作することも可能で、その際には帯には目と口が浮かび上がる。

遊郭に食料である人間を閉じ込めておく貯蔵庫を作る、遊郭を密かにつなぐ通路を作ると言った細工を施したり、自分に少しでも不信感を抱いた遊女は監視し、容赦なく始末すると言った搦め手を使い、鬼殺の剣士を翻弄する。
長年遊郭に巣食っていたその身の隠し方は折り紙付きで、優秀な元忍である音柱の宇髄天元とその妻の三人のくノ一でさえ、その正体を掴み切れなかったほど。
 
戦闘力も炭治郎伊之助善逸が戦ってきた「下弦の鬼」達とは段違いであり、宇髄天元の助けもあってようやく首を刎ねることができたかに見えた。だが、そんな彼女ですら歴戦の隊士である天元からすれば『上弦の鬼じゃない』『弱すぎ』であり、偽物と断定した。そんな天元からの台詞に人が変わったように「あたし上弦の陸だもん」と言って駄々っ子のように泣きじゃくり「お兄ちゃああん!!」と叫ぶ彼女の帯の中から真の恐怖が姿を現すのだった。

その本質と過去

兄の妓夫太郎二人で一人の鬼
真に「上弦の陸」の座を与えられているのは兄の妓夫太郎であり、実質堕姫はおまけのようなものである。
堕姫ひとりでは柱ではない伊之助・善逸を殺せないなど、確かに下弦に比べれば強いが、上弦の鬼としては力不足。また、直情的で頭もあまり回らないため、兄が目覚めた後は常に兄のサポートと指示を受けて戦う。

彼女の手に負えないことが発生した時には、体内に眠る兄が背から出てきて敵から“可愛い妹を泣かせた落とし前を取り立てる”
また、兄と同時に首を切られなければ死なないという特殊な体質があり、兄との連携とこの特殊体質をもって多くの柱を屠ってきた。

百年以上生きている鬼だが、本来の性格は非常に幼く、気に入らないこと・手に負えない事態が起きると「お兄ちゃんなんとかして!!」と泣きわめく。
ひとことでいうと、わがままな幼女でありお兄ちゃん子である。

もとは遊郭の最下層に生まれた娘で、母親の病名からと名付けられていた。
醜い兄・妓夫太郎とは裏腹に、年端もいかないうちから大人をたじろがせるほどの美貌を持っていたが、十三の時に客の侍に怪我をさせ、その報復として生きたまま焼き殺されるという非情な罰を受ける。
この時、兄の妓夫太郎は客の侍と店の女将を殺し、虫の息の梅を連れて遁走。その道中で童磨と出会ったことで共に鬼となり、生き延びた。

過酷な環境を兄と助け合って生きてきた過去から、兄を何より頼りにしている。すぐに泣き喚き兄に頼る性格も、精神年齢が鬼になった十三歳の頃で止まっていると考えればわかりやすい。
妓夫太郎曰く素直で染まりやすい性格の持ち主。そのため、良家に生まれていれば上品な娘として幸せに暮らせたのではないか、「奪われる前に奪え」と教えて育てたためにこうなってしまったのではないか、というのが、兄の唯一の心残りだった。

鬼殺隊に敗れた後は、自分を一人明るい方向に進ませて地獄に落ちようとする兄の背にしがみつき、
「離れない!絶対離れないから」
「ずっと一緒にいるんだから!」
「何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる絶対に!」
と泣きじゃくって、兄に背負われたまま共に地獄に進んでいった。


関連タグ

鬼滅の刃 十二鬼月 妓夫太郎

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