俺たちは二人で一つだからなあ
「人にされて嫌だったこと苦しかったことを人にやって返して取り立てる」
「自分が不幸だった分は幸せな奴から取立てねぇと取り返せねえ」
「それが俺たちの生き方だからなあ 言いがかりをつけてくる奴は皆殺してきたんだよなあ」
「お前らも同じように 喉笛掻き切ってやるからなああ」
概要
『鬼滅の刃』に登場する上弦の鬼こと上陸兄妹・妓夫太郎と堕姫は、鬼として極めて特異な絆が結ばれている。
それは言葉通りに「二人で一人の鬼」であり、特別な不死性と血鬼術を発現させている。
鬼兄妹の絆
幾つかの特殊能力により、弱点の一つ「日輪刀での頸斬り」をより困難にさせ、鬼殺隊士や柱(はしら)たち鬼殺隊を相手に優位な闘いを繰り広げる。
兄妹二人の頚を斬られなければ死なない
上陸兄妹の一番に特筆される特殊体質。兄妹の頚が日輪刀で斬り落とされない限り二人は死なない。
厳密には「片方の頚を斬り落とし、頚が繋がる前にもう片方も落とす」ことが起きない限り、頚を斬られた片方は体が崩壊せず生存し再生できる(なので兄妹同時に頚を斬る必要があるわけではない)。
単純な理屈だが、現行で対峙した音柱・宇髄天元と彼の部下たち竈門炭治郎・我妻善逸・嘴平伊之助の鬼殺隊士が現れるまで、兄妹合わせて22人もの柱を屠ってきた。これは「頸斬りの条件」に加え、下記の強烈な戦闘力もあって返り討ちにしてきたと思われる(それ故に兄妹二人は最強の鬼として、弱点とされる日輪刀も全然へっちゃらなのである)。
兄妹の融合
上陸兄妹は互いの体を融合できる。これにより戦局へ合わせて兄妹の片方だけや二人で戦う手段を選択できる。
普段は妹・堕姫が単身で活動しており、兄・妓夫太郎は妹の背へ貼り付くように融合している。この状態でも上記にある「頸斬りの条件」は有効なため、例え堕姫の頸が斬り落とされても彼女は死滅しない。これにより初対決では、鬼の頸を斬って退治したと油断している所を不意打ちなどができる。
上弦の鬼として戦力が劣る妹を援護する事ができる。具体的には、妓夫太郎の高い動体視力が堕姫に加わる他、妹の体を戦術眼に秀でた兄が遠隔操作して戦う術も行える。なお戦術の立案と実行・戦況の分析は妓夫太郎が自身も戦いながら行うことが出来、これは彼が生まれながら‐人間時代から‐持つ天性の優れた感覚(センス)と情報処理能力による芸当である(そのため物理的にも絶対離れない兄妹を相手取るのは至難を極める)。
兄妹二人で戦う戦況だと、兄・妓夫太郎は妹・堕姫の額へ自身の片目を移行(付与)する事で、二心一体の連携
前述の「融合」により展開される、兄妹それぞれの血鬼術を広範囲・縦横無尽に放ちつつ敵を追い詰める連携技。
兄・妓夫太郎が飛ばす、何かに当たって弾けるまで敵を追い続ける血の斬撃。これには猛毒が含まれており、肌感覚が鋭敏の伊之助は「掠っただけで即死」と察知する程に強力。これに加え、兄が遠隔操作する妹・堕姫の『帯』によるムチみたいにしなる斬撃も襲う。
実質的に「二人で一人の鬼」が放つ血鬼術ともいえ、敵を挟み撃ちにする猛攻に加え、攻撃の中に「掠れば即死級の毒」が交じる連携を攻略するのは非常に困難である(上陸兄妹にとっては「もう何も怖くない」と思える必勝法である)。
まとめると、実力が上の兄・妓夫太郎に頼る部分が多く、これに関連しているかは不明慮だが、妹の重症を兄が治すかのような‐上記の能力と照らし合わせれば兄が妹の肉体操作で治癒力を高めるような‐描写があった。
関連動画
関連タグ
REV-9・・・二体で一体の特性をもつ能力をもった敵つながり。状況に合わせて分裂や合体状態ならではの変則攻撃など、各々の頑強な体も合わさりしつこく対象を追い詰め排除(ターミネート)する。
上陸兄妹・妓夫太郎と堕姫が有する上記の鬼としても生物としても特殊な能力は、人間時代に‐兄妹が幼い頃に‐交わした「約束」へ由来し発現した絆なのかもしれない。
敵では無いが•••
「二人で一人」繋がりで、
仮面ライダーWも挙げられる。
サイクロンジョーカーエクストリーム以外のフォームでは、左翔太郎及びフィリップ(仮面ライダーW)が変身に使用するダブルドライバーのシステムにより、片方の意識をもう片方の肉体の右側もしくは左側に転送される。決め台詞も「僕/俺達は二人で一人の探偵/仮面ライダーだ」である。