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「夢を見ながら死ねるなんて幸せだよね」

プロフィール

身長168cm
体重62kg
CV平川大輔
初登場話アニメ:26話


概要

吾峠呼世晴による漫画『鬼滅の刃』の登場人物。
 
鬼舞辻無惨配下の精鋭、十二鬼月の一人で「眠り鬼」。
下弦の壱」の数字を与えられ、左目には「下壱」の文字が刻まれている。
 
本作のの例に漏れず非常に色白だが、それがより彼の中性的な容姿を引き立たせている。
また殆どの鬼が和装なのに対して洋装だったり、黒目がヤギのように横長だったりするのも特徴。ちなみに下がり眉。
 
一人称は「俺」。無惨に対しては「私」を用いていたが、それ以外の場面では一貫して「俺」だった。口調は基本的には丁寧だが、余裕を失った際はその限りではない。

無惨のお気に入りであった下弦の伍が倒された事で、招集された下弦の鬼達の1人として登場。
他の下弦の鬼達が無惨の逆鱗に触れて次々と粛清されていく中、最期に言い残す事はないかと問われた彼の口から出たのは、「私は夢見心地で御座います。貴方様直々に手を下して戴けること」「他の鬼たちの断末魔を聞けて楽しかった、幸せでした。 人の不幸を見るのが大好きなので、夢に見るほど好きなので 私を最後まで残してくださってありがとう」という、常軌を逸した答えであった。
だがこの返答は無惨を満足させ、下弦の鬼で唯一生き残るチャンスを与えられた。

魘夢ちゃんかわいい


無惨様と魘夢


 
そもそも鬼ゆえに眠る必要のない彼が「夢に見る」のかはともかく、『幸せな夢を見せた後、悪夢を見せてやるのが好きなんだ 人間の歪んだ顔が大好物だよ、堪らないよね 不幸に打ちひしがれて苦しんでもがいているのを眺めてると楽しいでしょ』なんてモノローグもある辺り、鬼らしく筋金入りの外道なのは本当らしい。
無惨はこうした気質に加え、自他の命すらも何とも思わない狂気に鬼としての可能性を見出したのだろう。
 
かくして無惨の見立てで致死量ぎりぎりの血を注入され解放された魘夢。見事順応して試練を乗り越えた彼は鬼殺隊への刺客として、無限列車へと出陣するのだった。

無限列車編での活動とその末路(ネタバレ注意!)


※能力や活躍等、全て現在公開中の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」に終始するキャラであるためネタバレを含みます。未観賞の人は要注意。


















































無惨の血に順応した彼は、無限列車にて四十人余りの乗客を食らい、派遣されてきた数名の鬼殺の剣士たちを返り討ちにした。
そうした経緯を受けやってきた炎柱煉獄杏寿郎、彼と合流した炭治郎一行と対峙する。

当初は彼らを血鬼術で「幸せな夢の世界」に封じ込め、無力化する事に成功。手駒にした人間達を夢の世界に送り込む間に、自分自身は準備を進める。
しかし、今回来た鬼殺隊士たちは皆常識離れした精神・無意識領域を持っており、夢に入った配下の人間らは各々妨害・懐柔され中々精神の核を壊せずにいた。
そこに仕込みの切符を持たずに乗車した禰豆子が術を弱めたことで、炭治郎に夢から抜け出す方法を発見されてしまう。
車上に現れた炭治郎を再び夢に閉じ込めるための血鬼術を悉く無効化されたことに業を煮やし、「亡き家族たちから罵倒される悪夢」を見せて心理攻撃を図ろうとするも、それが炭治郎の逆鱗に触れ頚を斬られる。
……が、自身を列車そのものと融合して本当の頚を隠匿していた魘夢に影響は無く、車内の200名の乗客すべてが人質であり食料であると炭治郎を動揺させ、乗客を喰らおうとする。
 
形勢逆転かと思われたその時、現実の世界へ復帰した煉獄によって即応された挙句、対策を示唆された結果、伊之助と炭治郎によって自身の頚の位置を見抜かれ追い詰められる。そして血鬼術の抵抗もむなしく最終的に本体の頚を斬られ、今度こそ完全に敗北する事となった。

列車の残骸から肉塊と成り果てて打ち出された魘夢は肉体が崩れゆく中で「無惨から血を分け与えられた上にこれだけの時間と手間をかけたのに勝てなかったこと」、「もはや獲物は自分の腹の中同然だったのに1人も人間を喰えなかったこと」、そして「自分の力をもってしても上弦の座に届かなかったこと」を嘆き(この際には、上弦の参上弦の陸と思わしき二人のシルエットが回想されている。劇場版では上弦の壱上弦の弐上弦の肆上弦の伍のシルエットも追加されている。)、最期は自身を倒した炭治郎達への恨み節と共に絶望の中で消滅する。

「ああああ やり直したいやり直したい…」
「何という惨めな悪夢…だ……」

他者を絶望の悪夢で苦しめてきた男は、目の前の「悪夢のような現実」に絶望しながら朽ち果てるという皮肉な末路を辿ったのであった……。

イチイ



彼は決して弱くはなかった。
むしろ用心深い故に慎重過ぎた立ち回りが裏目に出た事、討伐しに来た面々が魘夢にとって非常に不利な相手ばかりだったという二重の不運と、それによって人間を一人も喰えず本来の実力を発揮しきれなかった事が主な敗因である。
 
まず事態を重く見た鬼殺隊から送り込まれたのが「柱」でも上位レベルの実力者の煉獄だった事、その援護にと後に合流したメンバーが以下の特性を持っていた(禰豆子以外は全集中の呼吸・常中を体得済)事である。
炭治郎→夢の覚醒条件に逸早く気づく察知力、その為の自刃を繰り返す並み外れた胆力
伊之助視線に対する鋭敏な感覚及び日常から被り物を装着(=視線の合った相手を眠らせる魘夢の血鬼術がかかりづらい)
善逸→ある程度術が解けて精神が肉体に戻れば眠った状態で戦闘可能(また善逸は男嫌いである為、刺客が男だったのも1/2の確率で不運に傾いた)
禰豆子→血鬼術殺しの血鬼術使い

しかし魘夢自身は、これ程の面子ですら個々なら確実に殺せていたと見積もっており、事実かまぼこ隊は誰か一人でも欠けていれば勝機は無かったのは間違いない。柱の煉獄ですら禰豆子を抜きで自力での覚醒を果たせたかは断言できず、よしんば果たしたとしても単騎で「200人もの人質を誰も死なせない」という条件付きで魘夢を倒しきる事は、物理的に不可能だっただろう。そもそも炭治郎や伊之助のような特殊な感知能力を持つ者でもなければ、彼の頚の位置を特定できていたかは怪しい。
総合的には、上弦の鬼には及ばないが、本来の実力的には下弦上位であると判明したとはいえ、結局は柱単騎で対処され、一度は常中すら体得できていない炭治郎に追い込まれた「下弦の伍」の以上の脅威だったと言える(そもそも本来の力を発揮できなかったのは魘夢も同じである)。
純粋な戦闘力ではどちらが上とも言えないが、攻略における厄介さでは間違いなく魘夢の方が上である(尤もその点については物理的な戦闘力に秀でていた累より、幻惑系の魘夢の方が厄介なのはある種当然だが)。

特に攻略における厄介さという点では、階級「甲」時代の不死川実弥粂野匡近の2人で倒しきれた、同じく幻惑系の能力者である前の下弦の壱の姑獲鳥と比較しても段違いである(魘夢の場合は上記の通り、感知系能力者を含めて、特殊能力持ちがある程度の人数いなければ物理的に倒しきる事は難しい)。この辺りは無惨の血に大量に順応して強化された事が大きいのだろう。
ちなみに姑獲鳥も人間を食糧兼人質にしていたが、姑獲鳥は数人の人質をあくまで幻覚で部屋を自身の体内のように見せる事で、同時に捕食したかのように見せかけていたのに対して、魘夢は列車の乗客200人を人質にした上で、実際に列車全体を自身の体内にして200人全員を同時に捕食する事が可能であるなど、規模がまるで違う(というか姑獲鳥が幻覚で見せかけていた事を、より規模を大きくして実際に可能にしたのが魘夢である)。
まさに無惨の血に順応してさらに強化された下弦の壱に相応しい実力者だったと言える。

なお、「無数の触手を出すことで主人公達全員に見せ場を作った」「死に際に彼らの活躍を口頭でおさらいした」「隠しボスへ繋ぐ引き際を弁えていた」等の点において、修業を経て強化された主人公達が戦う最初のボスや、映画版の敵役としても高い評価を得ているようである。















能力

血鬼術 『夢操作』

催眠術の要領で相手を眠らせて、魘夢の意のままの夢を見せる血鬼術。侵入した相手の記憶を読み取って任意の夢を見せられる。主に心理攻撃が主体のこの能力こそが魘夢の基本戦法である。
この術に囚われた相手は身体を動かす事ができないので、この術にかかった時点でほぼ彼の勝利が確定する。しかも用心深い彼は自ら手を下すのではなく、後述の刺客を使って先に相手の精神を壊して完全に無力化した上で、確実に肉体を殺害するのが常の手口。
夢とは元来「精神領域そのもの」であり、そこに入る事は相手の精神から様々な影響を受けて厄介なことになるリスクが高いのである。故にこの手の能力を使うキャラとしては珍しく、彼自身は決して自分の能力で見せている他人の夢の中には入ろうとしない。
この手の能力者は大抵「夢の中故の様々な影響」を受ける…となりがちなので、その点魘夢は非常に賢明であると言える。

作中では自身の血を染み込ませた切符に、自身の肉体から作った改札鋏で鋏痕を付ける事で、術を発動させて持ち主を眠らせていた。匂いに敏感な炭治郎や柱の煉獄ですら違和感を感じなかった程の微量な血で、さらに遠隔でこれ程の術を行使できる事に、魘夢の強さと厄介さが伺える。

夢の空間内には、対象が見ている夢の世界以外にもその外側に「無意識領域」と呼ばれる空間があり、そこには「精神の核」(メイン画像の球状の物体)が存在する。これを自身の歯と骨で作った錐状の武器で破壊する事で相手の精神は壊れて廃人となる。しかし自身が直接入り込むのではリスクが高く、柱のように優れた鬼狩りには殺気を感知されて術を解かれる恐れがあり、夢の中は相手の精神世界そのものである故に様々な影響を受けやすいといった危険がある。なので魘夢は辛い現実から逃避したい人々(妻と娘に先立たれた車掌、結核を患った青年等々)を唆し、「幸せな夢を見せる」事を報酬として、夢の中の暗殺者として送り込んでいた。
ちなみに手駒とした人間は「対象と自身の腕に血鬼術を用いた特殊な縄を繋いで眠り、それを経由する」事で相手の夢の中に入れる。この縄は日輪刀で斬る事もできるが、そうすると手駒の人間まで二度と目覚めなくなってしまう為に、相手を死なせず縄を断つには禰豆子の血鬼術封じの血鬼術が必要になる(当然ながら手駒にされている当人達に、そのようなリスクは説明されていない)。
しかし、常人よりも自我が強い者の無意識領域内には、精神の核を守護する化身が潜んでいる場合があり、領域に侵入してきた者に容赦なく襲いかかってくる(炭治郎の領域にいる『光る小人』のように、同じ化身の中でもその人物の精神によってさらに例外もある模様)。
劇中で確認された化身は『大鋏を手に持った陰湿な雰囲気の善逸』と『猪の被り物が本物の頭と化した伊之助』、そして前述の『光る小人』で、化身の多くは本体と酷似した姿を取っている。(なお、『善逸の化身』は無意識領域への刺客が男であった事に激怒していたが、女性が刺客だったらどうなっていた事だろう…?)

夢の世界に囚われた者は、夢の中で「死ぬ」事で夢の世界から離脱して目覚める事ができる(作中では、自身の頚を斬る形で炭治郎が復活している)。しかし、夢の中とはいえ自分で自分の命を絶たなければならない為、当然ながら相当な胆力が必要であり、常人にできる事ではない。

  • 強制昏倒催眠の囁き(きょうせいこんとうさいみんのささやき)

魘夢


口のついた左手から発せられた言葉を聞いた相手を眠らせる術。
音を介して発動させる為、防御手段は殆ど無い。
作中では、攻撃手段としてこれを波動拳のように撃ち出すという使い方もしていた。

  • 強制昏倒睡眠・眼(きょうせいこんとうすいみん・まなこ)

お眠りィィ


魘夢の目と視線を合わせた相手を強制的に眠らせる術。
作中では、自身の眼を列車内の全方位に展開させて、破られても即座に術をかける事で、伊之助と炭治郎に消耗戦を強いた。
さらにこの術で相手を眠らせるのは魘夢の意のままである為、「夢の脱出方法」を逆手に取って夢の世界に落ちたと相手を錯覚させ、現実の世界で自決させるというえげつないハメ技を挟む事もできる。

過去

劇場版入場特典の「大正コソコソ噂話」にて彼の過去が明かされた。
かつては夢と現実の区別がつかず周囲を困惑させる子供であり、成人後は医者でもないのに余命短い人間を相手に催眠療法で「健康になった」とぬか喜びさせて金を巻き上げ、後に真実を暴露して絶望に叩き落とすという、鬼となる前もやっている事は変わらず最低な人間だったとの事。

その後は、小腹が空いた無惨にたまたま腑を喰われて致命傷を負うが、傷みさえ感じないような状態になった事で自分を喰った鬼の無惨の事を羨んで、褒めそやした為に、気まぐれから鬼にされたというこれまた異常な経緯であった。この頃から無惨の事を崇拝するようになったのだが、無惨の方はあくまで空腹時の些末事に過ぎず、魘夢の事は忘れていたらしい。

キメツ学園

魘夢民尾


変態鉄道オタク・「魘夢民尾(えんむ たみお)」として登場。
鉄道に変態行為を繰り返すこと、前科六犯。こいつのせいでよく電車が遅れる。
人の迷惑を顧みない為に、他の鉄道オタクはおろか、誰からも嫌われている。当然彼女もいない。

ジャンプGIGAに収録された袋とじの漫画では「電車内で尻を出して取り押さえられる様子」が描かれ、読者を爆笑と衝撃の渦へ叩きこんだ。
電車内で尻を出すということ自体はただの露出狂と大差ないのだが、ナレーションや彼の設定からして乗客ではなく電車に対してやっているのだろう。

外部出演

コトダマン

闇属性・魔族のコラボユニットとして登場。
イベント期間中、降臨ボスとして登場するのを撃破する他、専用アイテムと交換する事で入手できる。進化できないユニットの一人で、育成難度は低い。
コピーマス無効化の特性と鬼滅コラボユニットの中で唯一神族への特効を持つが、他のユニットと比較すると汎用性や強みがやや低め。
また、鬼滅コラボ出身ユニットでありながら「鬼殺の同士」の効果を持っていないので(鬼なので当たり前だが)鬼滅コラボの恩恵を受けにくいのが難点。

余談

第2回人気投票では、なんと2435票を獲得して16位に入っており、敵側の鬼の中では14位である黒死牟に次ぐ人気だったりする。その独特なキャラクター性などもあって、コアなファンが結構多い模様。

ちなみに機関車と融合した事から、ファンの間では「トーマス」という愛称で呼ばれている。
 
なお魘夢の「魘」は「うな(される)」と読む。血鬼術で夢を操る魘夢にはピッタリのネーミングだろう。

関連タグ

鬼滅の刃 鬼舞辻無惨 鬼(鬼滅の刃) 血鬼術 十二鬼月 下弦の鬼
無限列車 結核の青年 三つ編みの少女
鬼滅の刃の登場キャラクター一覧 

サイコパス 外道 変態 美形悪役 機関車

下弦の鬼
魘夢(壱) 轆轤(弐) 病葉(参) 零余子() (伍) 釜鵺(陸)

関連・類似キャラクター

  • 姑獲鳥(鬼滅の刃)…過去の「下弦の壱」。こちらも人間時代から最低最悪な存在だった事も共通している。また、こちらも幻惑系の能力の持ち主だった。
  • エリシオ…中の人繋がり。他にも「優男」、「他人の精神を揺さぶり、弄ぶ外道」、「人の苦しむ姿を好む卑劣さ」が共通している。ただし過去に関しては幾らか同情の余地はある。
  • 桃タロー…同じく中の人繋がり。だがもっともこちらは鬼退治をする方であり、なんなら現在は鬼の紹介のもとで定職に就いている。
  • ミレーネル・リンケ…相手の記憶に基づいた幸せな夢で精神を捕らえ、無力化するという類似した能力を用いる。
  • ナイトメア・ドーパントミンジョ…同じく「夢」を自らの領域とし、相手を戦闘不能にする能力をもつ。後者は奇しくも劇場作品でメインヴィランを務めていた。ただし、こちらは魘夢と違って本人が直接夢の中で手を下すのだが、それによって逆に主人公達の夢に翻弄されて逆にはめられてしまうという、ある意味魘夢が懸念していたリスク通りの末路を辿っている。
  • マニッシュ・ボーイデス13…同じく「夢」の中で本領を発揮する者とその分身。夢に囚われると自傷が通用せず外的要因でしか目覚められない、夢の世界では分身が直接乗り込むなど対照的な部分がある。何の偶然か、彼の撃破に最も貢献したのは魘夢と中の人が同じキャラクターだった。
  • ズ・ゴオマ・グ…ラスボスから不要扱いされた下位クラス繋がり。ラスボスの力の一部を得るという共通点も持つが、こちらは魘夢とは真逆で粛清から逃れる為に反旗を翻したのだが、最期は結局ラスボスの手で処刑されてしまった。
  • フレディ・クルーガー…悪夢の中で人間を殺す怪人繋がり。こちらは用心深い魘夢と違って本人が直接手を下す。
  • 錦織隆…こちらも医者のふりをして他者をマインドコントロールしていた外道つながり。ただし魘夢と違い左足を失った挙げ句生き残った。

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