CV:広瀬裕也
概要
魘夢の手下たちはごく普通の人間なのだが、魘夢が見せる「幸せな夢」を報酬として懐柔されており、彼が眠らせた人間達の「精神の核」を破壊し、廃人にする実行役を担っている(同じく魘夢に従う車掌は乗客の切符を切って眠らせる役)。
魘夢の敵である鬼殺隊の「精神の核」を破壊する為、鬼殺隊士の1人・我妻善逸の無意識領域に侵入する。
だが複雑な生い立ち・コロコロ変わる性格を持つ彼の無意識領域(夢の世界と隣接する無意識の世界)は、華やかな風景が広がっていた夢の世界から一転、闇一色の真っ暗な空間であった。
活躍
短髪の青年は何とかして無意識領域にある「精神の核」を探して破壊しなければならないので、視界が利かない世界に対し手探りの状態で進む。だが青年はここで思いがけない障害と出くわす。
常人よりも自我が強い者の無意識領域には、精神の核を守護する化身が潜んでいる場合がある。
善逸の場合は『大鋏を手に持った陰湿な雰囲気の善逸』という異常者風の人が潜んでおり、短髪の青年を手にした大鋏で殺そうとする勢いで迫ってきた。青年は「精神の核」を探すどころではなくなり、このとんでもない障害から逃げ続ける羽目になるのだった。
その後禰豆子の炎により、善逸の意識と自身を繋ぐ縄が焼かれ「精神の核」の破壊は失敗に終わった。目を覚ました後は、夢から覚めていた炭治郎に襲い掛かる三つ編みの少女へ加勢しようとするが、あっけなく炭治郎の手刀で気絶させられてしまう。
そして魘夢討伐による汽車脱線後は、脱線の衝撃で負傷したようだが、同じく負傷した糸目の少女に肩を貸して助けていた。
ちなみに
結核の青年や糸目の少女の様に初参加を思わせる描写は無いものの、三つ編みの少女の様な手慣れた様子も無いので経験は浅いと思われる。
魘夢の配下となった理由は不明だが、彼が見せる幸せな夢に縋っていた事から結核の青年や車掌と同様相当不幸な人生を送っていたと思われる。
余談
短髪の青年が登場するのは無限列車編の前半。青年が映る場面は少ないが、物語後半にある深刻(シリアス)な展開に対して、短髪の青年が善逸に追われる一幕は、物語前半に盛り込まれたコミカル回の一つになっている。