概要
CV:KENN
鬼舞辻無惨配下の精鋭、十二鬼月の一人。「下弦の陸」の数字を与えられている。つまり十二鬼月の末席。その席位に従い左目に「下陸」の数字が刻まれている。
白のワイシャツに袖に渦巻き模様の入った羽織、黒のズボンを着用しており、顔に緑色の「エ」のような(「土」や「大」にも見える)文字がある少年の鬼。
性格は呑気なのか、下弦全員が招集された時も状況を把握できていなかったり、累がいないことについても「まだ来てない」程度にしか捉えられていない。(おそらく十二鬼月になってから日が浅いということもあるのだろうが。)
鬼の中では珍しい洋服姿の鬼でもある。
活躍(または最期・・・)
那田蜘蛛山編後、無惨により下弦の鬼が無限城へ強制召集される形で初登場。
無惨から下弦の伍の敗死が伝えられる。そして鬼狩りの柱を葬ってきたのは上弦の鬼達であること、上弦はここ百年余り構成員が変動していない事に比べ、下弦は真面な成果を挙げられていないこと、構成員の変動が激しいことを叱責される。
「そんなことを俺達に言われても……」
と心中で不満を抱くがその心の声を無惨に読まれる。
「"そんなことを俺達に言われても" 何だ? 言ってみろ」
「思考が…読めるのか!? まずい!」
「何がまずい? 言ってみろ」
と機嫌を損ね、見せしめと言わんばかりに逆さ吊りにされる。涙を流しながら謝罪と許しを求めるが聞き入れられず、無惨の腕に捕食、解体された。
無惨による下弦の処刑の中で彼が最初の被害者となった。上昇志向と責任感の欠落が処刑された原因と思われる。
…先代の殉職で代替わりした者達に構成員の変動の話を振って責任を問うのもどうかとは思うが、
今までの面子の責任を全て被せられたと考えるのがまだ自然だろうか(そう考えるにしても突如殺された当人達が不憫で仕方無いが)。
なお、元・下弦の陸である響凱の後任だとすれば、彼は先代の殉職ではなく降格による繰上りだということになる。
そうだとすれば、元より実力を評価されての抜擢というわけではなく穴埋め要員でしかないので、無惨からの評価も最初からかなり低かったのかもしれない。
余談
無惨の配下の鬼の中では珍しく、無惨のことを「無惨様」と名前で呼ばず、「鬼舞辻様」と姓で呼ぶ。
無惨を姓で呼ぶ鬼は、作中では、この釜鵺と朱紗丸のみ。
釜鵺の過去は他のパワハラ会議犠牲者達同様不明なままだが、特徴的な顔の大の字風な模様が犯罪者に入れられる刺青(例としては猗窩座の青い線の由来)が入っているため、元々何かしでかしていたのではないかと考察する声もある。
無惨に殺害される直前のセリフは、原作では「申し訳ありません 申し訳ありません 申し訳…」と、ひたすら謝り続けていたが、アニメではこれに加えて直前に「お許し下さいませ、鬼舞辻様!どうか…どうかお慈悲を!」と許しを乞うている。
キメツ学園
「キメツ学園!」では下弦のパワハラ組は黒死牟ともども鬼舞辻無惨の事務所で働いているが、背景同様の役割しかない3人に比べると派手に泣きわめきながらおしおきされている描写がある分、見せ場がある。
「鬼舞辻無惨の部下といえばデカい顔ができるし、上司の悪口で飲む酒は美味い!」と大笑いしているお調子者なので、お仕置きされるのも仕方ないか。
関連イラスト
関連タグ
下弦の鬼
魘夢(壱) 轆轤(弐) 病葉(参) 零余子(肆) 累(伍) 釜鵺(陸)