※陶芸などで用いる方はこちら→ろくろ
概要
CV:楠大典
鬼舞辻無惨配下の精鋭である十二鬼月の一人。下弦の弐に位列される鬼であり、席位に従い左目には「下弐」の文字が刻まれている。
外見は作務衣を着た中年男性といったところで、あごひげと顔の大部分にあるひび割れが特徴。
下弦の伍が倒されたあと無惨に召集されたシーンにしか登場しなかった為、血鬼術や人間時代の過去などは不明。轆轤という名前や作務衣を着ている辺り、元は陶芸家か何かだった可能性がある。
活躍(というか最期)
下弦の伍の敗死を受け、無惨により残る下弦の鬼たちが無限城へ強制召集されたのが初登場。
上弦の鬼と比べて下弦の鬼は真面な成果を挙げられていない事や、構成員の変動が激しい事を叱責された上で、下弦の解体(処刑)が言い渡されて次々と同僚が解体されてゆく。
残るは魘夢と轆轤だけとなり、「最後に言い残すことは?」と問いかけられると「まだお役に立てます、もう少しご猶予をいただけるならば…」と懇願。この時に「具体的にどのくらいの猶予を?」「今のお前のちからでどれ程の役に立てる?」と問われて返答に詰まってしまい、一か八かで望みをかけたのか「貴方様の血を分けていただければ必ず順応して見せます」と願い出る。
それが無惨の機嫌を損ねて「なぜ私がお前の指図で血を与えなければならんのだ 甚だ図々しい、身の程を弁えろ」と怒られ、「違います、違います!私は…」と弁解しようとするも
「黙れ 何も違わない、私は何も間違えない」
「全ての決定権は私にあり、私の言うことは絶対である お前に拒否する権利はない 私が"正しい"と言ったことが"正しい"のだ」
「お前は私に指図した、死に値する」
……と、無惨イズム溢れる説教の下粛清された。
尤も、響凱(元下弦の陸)のように具体的な打開案を考えていた訳でもなく、ましてや下弦解体という“死刑宣告”を受けた状態で、なおも上司に援助を要請した轆轤の考えが甘かったというのも事実だろう。それを差し引いても即刻処刑は流石にやり過ぎだが、一応無惨は轆轤に具体的な猶予期間と成果目標を求めていたため、ある程度の現実的なプランを伝えれば、一時的な助命が叶った可能性があるかもしれない。
そもそも彼は設定上、階級「甲」時代の煉獄杏寿郎が苦戦した前・下弦の弐や、“家族”に分け与えた全ての力を取り戻した完全体の下弦の伍の累と同格の実力を持っていた筈なので、どう考えてもここで何もさせずに切り捨てるのは勿体なさ過ぎる人材だったと言える(もし無惨の血を与えられてそれに順応していた場合、間違いなく作中の魘夢と並んで非常に厄介な敵になっていた)。
関連タグ
関連イラスト
下弦の鬼
魘夢(壱) 轆轤(弐) 病葉(参) 零余子(肆) 累(伍) 釜鵺(陸)
関連キャラクター