概要
2011年4月2日放送開始。放送は2週間連続で新作が放送された後、その次はそれらの再放送が流れるという形式(4週間で2本)であるが、さらに以前の回の再放送が流れる期間もあるため年間の制作本数は20本程度である。
しかしその分番組のクオリティは非常に高く、ドイツで開催された2012ワールドメディアフェスティバルでは教育番組部門1位を獲得、その他各国での賞も獲っているなど国際的な評価も高い番組である。
ところが、東京オリンピック騒動のさなか当番組の楽曲制作を手がけていた小山田圭吾氏の過去のイジメ問題発覚により2021年7月から放送休止に追いやられてしまい、五輪閉会後も再放送めどは立っていない──────……が、『デザインあneo』のタイトルで2022年下半期の午後10時以降からパイロット版が、2023年からは不定期放送の後同年4月よりレギュラー放送が開始する。
主なコーナー
デザインの観察
日常的にあるものをテーマ毎にデザインの視点で観察していく。
派生として建物の外観や風景が一日の移り変わる様子を観察する「デザインの見学」がある。
つくる
身の回りにある品物の材料採取から製作までの過程を順に追っていく。
ナレーションや説明は一切なく、完成するまで何ができるかは分からない。
デッサンあ
1つの被写体を、12人が円状に囲んでデッサンを行う。12人のうち1人は著名芸能人である回が多い。
みんなの「あ」
画面中央の「あ」の文字を利用してイラストを描く。
解散!
ありとあらゆるものを分解していく。例えば寿司なら、ごはん一粒まで分解して整列させるだけでなく、湯飲みに書かれた文字まで部首から分解する。
思ってたんと違う
笑い飯西田のナレーションと共に映像が流れるが、下記のように予想の斜め上の映像が流れる。
- 錠剤だと思ったらネジだった
- 燃えるロウソクの映像が流れるテレビだと思ったら、テレビの上の方が焦げ出す
- 本棚から本を取り出そうとしたら、手にした本が2m以上の長さで取り出せない
- 『割れ物注意』の段ボール箱を落としたら、ガラス細工のように粉微塵になった
etc……
ない世界
ハンガーや鏡、お金や文字といった普段何気なく使ってるものがないとどうなるかを再現する。
何故か毎回同じ髭のオジサンが登場する。
デザインの人
あらゆるデザイン分野で働いている人達にインタビューし、興味を持ってもらうためのメッセージをもらう。主な質問は「気に入っているデザイン」「デザインをする時に大切にしている事」「デザインの心をみがくアドバイス」の三つ。
2022年7月18日・7月19日に、特集番組「デザインあneo」の放送が行われた。「デザインあ」のコンセプトを踏襲しつつ、音楽担当は小山田に代わって蓮沼執太、青葉市子らを迎えた新たなメンバー体制で放送を行った。7月18日に放送された第1回では「ふたのうら」、19日に放送された第2回では「しくみ」の放送を行った
放送時間
・通常版
土曜日 7:00-7:15(本放送)、金曜日 15:45-16:00(再放送)
・5分版
月曜日-金曜日 7:25-7:30
関連イベント
2018年7月から10月18日まで、日本科学未来館にて「デザインあ展」が開かれていた。
関連リンク
http://www.nhk.or.jp/design-ah/