概要
レオナルド・ ウィルヘルム・ディカプリオ(Leonardo Wilhelm DiCaprio)。
アメリカ合衆国カルフォルニア州ロサンゼルス出身の俳優である。
レオナルドの名は、母が妊娠中にイタリアの美術館でレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画を鑑賞している最中、胎児だったディカプリオが腹部を蹴ったことに由来している。姓のディカプリオは『カプリ島の』の意。
特に1990年代に日本では「ディカプー」「レオ様」などの愛称で呼ばれ、世界中でアイドル的な大人気を誇った。(当時はアイドル的な容姿だった)
アラフィフの現在では激太りし、さながらマフィアのドンといった風貌になっているが、当人は「こちらの方が様々な役を演じられる」として現在のルックスを気に入っている模様。
オスカーへの長い道
スターダムへの道
14歳の頃からCMやテレビドラマに出演し、1991年に「クリッター3」で映画デビュー。
1993年に「ギルバート・グレイプ」の名演でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。
1997年の「タイタニック」でハリウッドを代表するスターへと上り詰めた。
「俺は世界の王だ!」
アカデミー賞への道
スター性だけでなく演技力も高く評価されており、本人も「アカデミー賞」(オスカー)の受賞を熱望しているのだが、ノミネートはされてもなかなか受賞できないことで有名。
これが海外ではよくネタにされたりしているが、アカデミー賞を選ぶのはハリウッドの同業者たちなので、仲間内で嫌われ…いや嫉妬とか色々あるのかもしれない。
2016年に「レヴェナント・蘇えりし者」で5度目のノミネートを果たしたが、今回はさすがに受賞できるだろうというのが大方の予想。
そろそろあげないと、さすがに引退するとか言い出しかねない。
23年の旅がついに終わる
2016年2月29日、上述の「レヴェナント」でついにアカデミー賞を獲得するに至った。
受賞直後、Twitterの公式アカウントはFinally won a fucking Oscarの文字が。
知ってたけど、本当に死ぬほど欲しかったんだね…と映画ファンは改めて思った。
初めてノミネートされたのが1993年。
実に23年の歳月を経て、ついに悲願のオスカーへとたどり着いた。おめでとう!
今度は2度目のオスカー獲得を目指し、レオの旅はまだまだ続く…。
主な出演作
『ロミオ+ジュリエット』:ロミオ役
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』:フランク・W・アバグネイル・Jr役
『シャッターアイランド』:テディ・ダニエルズ役
『インセプション』:ドム(ドミニク)・コブ役
『ジャンゴ 繋がれざる者』:カルヴィン・J・キャンディ役
『華麗なるギャツビー』:ジェイ・ギャツビー役
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』:ジョーダン・ベルフォート役
『レヴェナント: 蘇えりし者』:ヒュー・グラス役
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』:リック・ダルトン役
逸話
代表作「タイタニック」では命がけでヒロインを沈没してゆく船から救出する役を演じたディカプリオだったが、現実の海でもクルージング中に船から転落した乗務員がいるという緊急連絡を受けて捜査に協力し、無事救出したことがある。
エコロジーに関しても積極的で、財団を立ち上げて環境保護活動も行っている。
ハリウッドセレブの御多分に漏れず、幾人もの美女と浮名を流しているが、その全員が25歳以下であることで有名。相手が25歳になった途端に別れることから、「25歳以下しか愛せない男」と揶揄される。
しかしながら、同時に複数人と交際したことはなく、またいずれの交際相手も破局後にディカプリオのことを悪く言っていないことから、交際相手に対しては誠実であることが窺える。
さらに、どの恋人も交際開始時点では無名であったことから、交際する見返りにセレブリティとしての立ち居振る舞いを教え込み、「ディカプリオの彼女」という箔を付けさせる契約になっているのではないか?とも言われている。
パパラッチが少ない日本は居心地が良いのかプロモーション以外にもプライベートでも来日していて、当時交際していた彼女を連れて都内で花見をしていたり、デパ地下でお菓子の買い物を楽しむ姿が目撃されている。
アイドル人気のあった若い頃日本のオリコカードのCMに自身の名前をもじった刑事(デカ)プリオのキャラで出演していた過去がある。