概要
『Let's Talk About Love』に収録されている楽曲の一つ。
作曲担当はジェームズ・ホーナー。作詞担当はウィル・ジェニングス。
ジェームズ・キャメロン監督作の『TITANIC』の主題歌として起用され、同作の歴史的な大ヒットと共に作品を象徴とする曲として世界的に認知された。
尤も、キャメロン監督は作品の出来のみで勝負する方針であったことから当初主題歌の起用に難色を示していたが、同作の楽曲を手掛けていたホーナーが監督にこの曲を聴かせたところ一転して主題歌への起用を決めたという。
また歌唱者であるセリーヌ自身も、半ば強引に起用されたことから本来はこの曲を歌うのに乗り気でなく、収録当日のコンディションは最悪だったとのことだが、レコーディング本番では1テイクでOKを貰ったという。
余談
映画と共に大ヒットを飛ばしただけはあり、様々なアーティストにカヴァーもされている。
その中の一組に、圧倒的ピロピロサウンドでギターを掻き鳴らすイギリスのメタルバンドも居る。
2023年にタイタン潜水艇沈没事故が起きた際には、タイタニックに絡んだ海難事故ということもあってかこの楽曲のストリーミング再生数が急上昇したいう(参考)。
YouTubeの動画のコメント欄も、事故で犠牲になった潜水艇の乗員への哀悼の意を示したコメントが多数寄せられている。
なお、セリーヌ自身はこの事故に関するコメントを特に発表していない。
関連動画
公式PV
内容は、タイタニック号と思われる船での上で歌唱するセリーヌと、映画のダイジェスト映像を交互に流すというものになっている。ただし、映画本編未視聴者へのネタバレにならないよう配慮してか、本編映像は船体が裂けて沈没していくシーンまでであり、最終盤における重要なシーンは残念ながら含まれていない(あの有名なシーンは含まれている)。
もっとも、このPVは映画の公開に合わせる形で制作されたものなので、当然と言えば当然と言えるか。
25周年記念PV
アルバム盤
PVで歌われているバージョンとアルバムに収録されているバージョンはアレンジが若干異なっている。