概要
主演はアーノルド・シュワルツェネッガー。監督はジェームズ・キャメロン。配給は20世紀フォックス。
シュワルツェネッガー演じるスパイがテロリストと戦う姿をコメディタッチで描いたもので、1991年のフランス映画「La Totale」を見て気に入ったシュワルツェネッガーがキャメロンにリメイクを持ちかけて制作された。
ストーリー
妻や娘と幸せに暮らしているコンピューター・セールスマンのハリー・タスカー。彼の正体は、大統領直属の保安組織「オメガセクター」のスパイだった。
ある時妻ヘレンの浮気を疑ったハリーは、組織の力を使って捜査を開始する。誤解と解ったが、妻が抱く平凡な日常への不満を知ったハリーは、彼女にスパイ活動を疑似体験させることに。
そこにサリム・アブ・アジス率いるアラブ系テロリスト「真紅のジハード」一味が乱入。二人は捕らえられ、娘のディナまで巻き込まれてしまった。
アジスは米軍のペルシャ湾岸からの撤退を要求し、従えない場合は強奪したソ連製核弾頭をアメリカ主要都市に発射すると勧告してきた。
核攻撃を止めるため、家族を守るためハリーが奮闘する。
キャスト
役名 | キャスト | DVD版吹き替え | フジテレビ版吹き替え |
---|---|---|---|
ハリー・タスカー | アーノルド・シュワルツェネッガー | 菅生隆之 | 玄田哲章 |
ヘレン・タスカー | ジェイミー・リー・カーティス | 戸田恵子 | 一城みゆ希 |
アルバート・マイク・ギブソン | トム・アーノルド | 安原義人 | 羽佐間道夫 |
ミスター・サイモン | ビル・パクストン | 江原正士 | 牛山茂 |
ジュノー・スキナー | ティア・カレル | 一城みゆ希 | 一柳みる |
サリム・アブ・アジス | アート・マリック | 樋浦勉 | 若本規夫 |
ディナ・タスカー | エリザ・ドゥシュク | 林原めぐみ | 水谷優子 |
ファイシル | グラント・ヘスロヴ | 宮本充 | 森川智之 |
スペンサー・トリルビー | チャールトン・ヘストン | 納谷悟朗 | 納谷悟朗 |
※DVDにはフジテレビ版吹き替えも収録されているがTV放送でカットされた部分には吹替が無い。
吹替の帝王でコマンドーが出た時にカットされた部分を追加収録したようであるがジェームズ・キャメロンのゴーサインが出ないため吹替完声版の発売にはしばらく時間がかかりそうである。
昨今の放送は午後のロードショーしかないので、2時間半の尺の映画である本作は延長などもない関係から、テロリストが壊滅した後、オチ部分をカットしたEDを向かえることが多い。
トゥルーライズ語録
※フジテレビ版・DVD版混同
「その時代はお好き?」→「ええ、ぞっこんです」
「お客様、招待状を拝見できますか?」→「いいとも、招待状はこれだ」(ドカーン!)
(犬二匹を持ち上げてぶつける)→「お座り」
「ありがとうパパ、こんなの欲しかったの」→(ドアが閉まる)→「だっさーい」
「あらゆる爆弾テロに絡んでるサイコ野郎です」
「男にだらしのないバカ女が」
(トイレでドンパチ)→「入ってるのに!」→(ドンパチ終了)→「邪魔したね」
「お前何考えてんだよ!せっかく追いつめたホシを逃がしちまって!話してるのに目をそらすな!お前警官として恥ずかしくないのか?」(馬相手に)
「ヘレンが…ヘレンが…男と不倫してる!」
「何も知らずにいてある日帰ったら家の中が空っぽだよ!全部なくなってた。冷蔵庫の製氷皿も無くなってた!世の中にだなあ、冷蔵庫の製氷皿までもっていく女がいるなんておい信じられるか!?」
「正気か?無許可の盗聴は犯罪だぞ?」→「何時も平気でやってることだろうが!今更御託を並べるな!!」
「みじめになるのもわかるさ。でも男だろ?現実を受け止めろ!」
「ヤクでもやってんだろこのバカ女」
「ひどいわ!裏切り者!大ウソつきのペテン師!悪党!」→「すまんハニー」→「ハニーなんて呼ばないでよ!二度と私をハニーなんて呼ばせないわ。もう悔しい!」
「お前らは女や子供たちを殺したんだ。我々の街に空から爆弾をばらまいた。そのお前らが我々を「テロリスト」と呼ぶ!!だが今、迫害された者たちの手に敵に反撃する強力な武器が与えられた。よく聞けアメリカよ。ペルシャ湾全域からすべての軍隊を撤退させろ。即刻!そして永遠になあ!!真紅のジハードは要求が通るまでアメリカの主要都市を毎週、ひ と つず つ 破壊していくことを宣言する。ただし一つ目の核弾頭はこの無人島で爆発させる。我々の力を世界に示すために、我らの人命尊重の意志の証として!しかしだ、要求が入れられない時は、我らは迷うことなくアメリカの主要な都市への爆弾攻勢を開始するだろう。週に一つ…」→「バッテリー切れですぅ...」→「切れたらさっさと入れ替えろマヌケェ...」→「すぐとってきます!!」→「シーッ!!」→「トラックから…」
「まずお前さんをとっ捕まえて盾にして、そこにいる見張りの男を殺る。そこに乗っかかってる外科用のトロカールで。それからお前さんの首をへし折るってのはどうだ?」
「君たち頼みがあるんだ。あんたの飛行機しばらく借りるよ」→「本物の戦闘機なんか10年も扱ってないんだろ?操縦できるのかおい」→「もしぶっ壊したら給料から引いてくれ」
「あいつらはベテランだ。ハリアーの操縦くらいお手のもんだよ。はじめちょっと危なっかしいがな。あれがあいつ独特の発進法でね、上がっちまえばどおってことない。自転車だってそうだろ?一度乗ったらコツは一生忘れねえもんだ!」
「テレビ局の奴らが来ましたけど入れますか?」→「その前にヴォディチェックだそのくらい解るだろう!!」
「どのキーです?」→「あのキーだ」(二度見)→「誰だキーを抜いたのは!」
「ぶっとべ!」
余談
語録の最後の台詞「ぶっとべ!」について、本来の英語による台詞は「You're fired! ※」である。これはアメリカ本国において、主演のシュワルツェネッガー氏と浅からぬ関係にあるあの方の決め台詞として認識されているものである。
※ 劇中のシチュエーションでは「お前は(ミサイルで)発射される」という意味合いになるが、本来は「お前はクビだ!」という意味の成句である。