概要
1976年7月から1977年1月にかけて東京12チャンネルにて全30話が放送されたほか、サンテレビ、KBS京都に加えて中京テレビ(日本テレビ系列局だが、放送当時は東京12チャンネルとも深い関わり合いがあった)、札幌テレビ、福岡放送(いずれも日本テレビ系列局)、山陽放送、山陰放送(いずれもTBS系列局)、仙台放送、新潟総合テレビ(いずれもフジテレビ系列局)などでも放送されたことがある。
キャラクターデザインは吾妻ひでおが担当したが、その吾妻によるコミカライズが、秋田書店がかつて刊行していた雑誌「冒険王」にて連載された。
ストーリー
高坂家に代々伝わるネックレス。それは、108個の水晶で出来ていた。
このネックレスは、元々は高坂家の先祖がオバケからもらったもの。これを、高坂マミが300年ぶりに持ち出したため、オバケの子供たちは「オバケの魂」といえるネックレスを取り返すことにした。
しかしオバケの子供・メダマンは、マミの命を助けたため、ネックレスに宿る神様から『人間に善い事をしたら、水晶を少しずつ渡す』と言われる。ここから、メダマンは高坂家の居候に。しかし帰ってくる水晶玉は一度に数個ずつ。
メダマンはマミと仲良くなり、仲間のオバケたちも手伝いに赴くも、その前途は多難である。
登場キャラクター
オバケ
108個の水晶玉を手に入れる目的で人間界に来たおばけの子供たち。
「キエロ、キエレ、キエリ」の呪文で、透明化する能力を持つ。また、移動時に人魂になることもできる。初期には昼間の日光に弱く、和傘やコウモリ傘を使う場面もあった。
メダマン以外は、公園や墓地などに居ることが多い。また、人間に対しては割とドライ。
各自おばけの魂に当たる「コトダマ」を有する。水晶玉のペンダントの裏に書かれた「おんみょうのんけんそわか」の呪文に弱く、唱えられると動けなくなってしまう。
オバケの少年。マミを助け、高坂家に居候する事になった。顔を上下逆さにする事が出来る。
※上記集合イラストの右端。
皿に顔と足があるオバケ。語尾に「サラ」をつけて喋る。宙を舞い移動し、本物の皿に化けて、戸棚に紛れ込む事もある。
食いしん坊の太ったオバケ。包帯の下には素顔があるらしいが、メダマン他仲間たちは見た事が無い。エジプトと日本のハーフのオバケで、祖母は魔女。
大雑把な顔をしているが、ものすごく気が弱く、同時にヒガミ屋。口の中には異世界の海に繋がっており、時折大量の水と金魚を吐く。
トーテムポールの様に、手足や胴体にも顔がある。その名前の通り、とりあえず何にでも反対しないと気が済まない。手足を分解する能力を有する。
河童のような少女のオバケ。綺麗好きで小豆の他に、透明化して学校などをひっそりと掃除していることがある。他者への思いやりがあり、仲間を助けることも多い。またおばけの世界の薬や道具に詳しい。
演者は当時9歳の子役で、後に男女デュオ・カズンの片割れとして歌手デビューしている。
- 神様(演:渡部猛)
水晶のネックレスに宿る神。仙人のような姿をしている。メダマンに命を救われたマミが、メダマンにネックレスを渡そうとした時に現れ、「良い事をしたら少しずつ水晶を返す」と取り決めた。
数多の特撮作品で悪役キャラの声優として知られる演者だが、本作では顔出しでレギュラー出演している。