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宇宙からのメッセージ

うちゅうからのめっせーじ

「宇宙からのメッセージ」とは1978年に公開された東映特撮映画である。英語タイトルは「Message from Space」
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作品解説

1977年夏にアメリカで公開されたスター・ウォーズに始まるSFブームにあやかって、南総里見八犬伝をモチーフにした和製スペースオペラ映画。元々東映は1976年から宇宙怪獣映画『デビル・マンタ』を企画中だったがそれを却下、1978年のゴールデンウィーク映画として本作の制作が決定。(単なる便乗映画ではなく、東映としても手がけたことのないジャンルに挑戦したいという新境地開拓の意味もあって製作される。
本作以外にもSFブームにより「スター・ウォーズ」公開前後に様々なSF映画が製作された)

総製作費15億円と東映としては破格の予算で製作された映画だったが、日本では便乗映画や子ども向けとしか見られず、あまり評価されなかった。一方で海外では特撮を売りにしたためそこそこの評価を得ており、海外での公益収入で資金回収した。
撮影現場におけるシュノーケル・カメラの使用や、制作当時最新の技術であった東通ecgシステムの使用など、後の宇宙刑事ギャバンなどの東映作品などに多大な影響を与えることになる。また、本家「スター・ウォーズ」のスタッフも、撮影現場に見学で訪れており、模倣企画であるはずの本作が、後の「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」(1983年)に敵の要塞内部のトンネルを通過するシーンに影響を与えたとされる。

本作公開後、ミニチュアや衣装、未使用シーンなどを流用したテレビ特撮「宇宙からのメッセージ銀河大戦」が製作され、「惑星大要塞」の題名で本作の脚本を執筆する予定だった伊上勝がメインライターを務めた。

あらすじ

皇帝ロクセイア12世率いるガバナス帝国の侵略によって惑星大要塞へと改造されてしまった惑星ジルーシアの大酋長キドは奇跡の救い手の勇者を求め、聖なるリアベの実8個を宇宙へと放ち、キドの孫娘エメラリーダと従者ウロッコに、実を追って勇者を迎えに行くよう指示した。リアベの実は地球連邦の惑星ミラゼリアにて、軍に失望して辞職したばかりの元将軍のゼネラル・ガルダと、宇宙暴走族のシローアロン、チンピラのジャック、富豪令嬢のメイアらが受け取ることになるが…


登場メカ

リアベ号(リアベスペシャル)

主にメイアが操縦を担う宇宙船。元は大金持ちの令嬢であるメイアの私用宇宙船だったが、ガバナスとの戦いのため戦闘用へと改造、メイアの提案によって左右のアームを展開してシロー号とアロン号を合体させられるようになった。
主な武装は機体前面の左右に1門ずつ備えられたパルスレーザー砲やレーザー機銃座。
機動性はシロー号とアロン号には劣るものの、シュートガバナスの追撃をかわせるほどの性能を誇る。
上記機体アームの展開機構はハリウッド映画「エイリアン」シリーズに登場した「ドロップシップ」のデザイン(アームによるミサイルポッドの展開機構)に影響を与えたらしい。

シロー号(ギャラクシーランナー)

シローが搭乗する宇宙戦闘機。元々はシローがアロンと共に製作したハンドメイドの高速宇宙機で、地球からパーツやエンジンを取り寄せ中古の作業機械で組み立てたものである。制作費はアロン号と合わせて金貨30枚。対ガバナス戦用に改造された際、リアベ号との合体機構が組み込まれリアベ号の左アームに合体可能になり、クサビ型だった機首がパルスレーザー発射バレルを持つ小型翼を備えた三角錐型になるなど細部が変更されている。ポピニカでも発売されたがパッケージ写真は改造後の物で、実際の商品は改造前の物である。

アロン号(コメットファイヤー)

アロンが搭乗する宇宙戦闘機。シロ―号共々買い集めたパーツやエンジンも作業機械同様中古品が多かったようで、アロンに「このオンボロエンジンめ!」と言われていた。対ガバナス戦を睨んでの改造によってリアベ号の右アームに合体可能となり、武装もパルスレーザー砲2門を本体前部に組み込み、機首パーツも丸みを帯びた形から鋭角的なものに換装された。この機首パーツはミサイルになっており、ガバナス大要塞破壊で大きな役割を果たす事となる。元々が宇宙で自由に飛び回る事を念頭に置いた機体のため軽快な機動性を発揮し、アロンとシローは戦いに参加する前はこの二機で宇宙パトロール相手にチキンランをやっていた。

エメラリーダ号(プレアスター)

ジルーシア人の宇宙帆船で、エメラリーダが太陽系へ赴いた際に乗っていた。帆に受けた光をエネルギーに変換してエンジンを駆動させる機構を備えており、シローはこの帆の残骸を見て太陽系外のテクノロジーで作られた宇宙船であると推測した。ガバナス戦闘機の攻撃で稼動不能にされた上ガバナス巨大戦艦のミサイルで跡形も無く破壊されたが、全く同型の船がジルーシアにはもう1隻残されていた。

グラン・ガバナス

ガバナス帝国の超大型の戦闘戦艦。艦内に多数の戦闘機:シュートガバナスを搭載している。

シュートガバナス

グラン・ガバナスから射出される小型戦闘機。発進と同時に6門のレーザー砲がパラシュート状に開き、これで攻撃する。

地球連邦軍戦艦(テラ・グローリィ)

地球連邦軍の主力戦闘戦艦。艦内に多数の艦載機:テラ・スイフトを搭載しており、前部に超原爆ミサイルを装備して、3隻でガバナス帝国に迎え撃つも、ガバナス帝国の圧倒的な火力の前に3隻とも全滅した。

地球連邦軍戦闘機(テラ・スイフト)

テラ・グローリィから射出される艦載戦闘機。2門のレーザー砲を装備しており、宇宙パトロール側も同形機のも所有しているが、こちらの方はパトランプが装着されている。

関連タグ

惑星大戦争(同時期に東宝が製作した特撮映画) 東映特撮
宇宙戦隊キュウレンジャー…ちなみに彼らが映像上で初登場した映画のサブタイトルは「未来からのメッセージ」。

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