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人魚の森

にんぎょのもり

「高橋留美子劇場 人魚の森」とは、高橋留美子による漫画、およびそれを原作とするアニメ。原作を構成する一連の作品を総称する場合は「人魚シリーズ」と称される事もある。
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概要

「人魚の森」とは、高橋留美子による漫画。本来はシリーズ3作目の個別作品の題名。

シリーズ作品を単行本化する時に、豪華装丁の単行本「るーみっくわーるど すぺしゃる」という短編集のくくりで発刊されたため、単行本の通例として「収録作の中で最も内容を表すであろう作品の題を短編集のタイトルとして引用する」という編集者判断が行われたために、シリーズ単行本第1巻のタイトルとして採用された。(そのため、シリーズ第2巻の単行本タイトルは「人魚の森2」などの巻数記載ではなく、シリーズ第6作のタイトルである「人魚の傷」になっている)漫画単行本として第20回「星雲賞」を受賞。
ところが、これ(短編集発刊と短編集タイトルでの星雲賞受賞)がアダとなり、後のメディア化において制作各社がシリーズタイトルを「人魚の森」とする事態が多発。結果として高橋留美子による人魚をテーマに置いた読切作品シリーズの総称となった。

が、これでは単に「人魚の森」としてしまうと、シリーズ第3作のタイトルなのか、単行本第1巻の事を言っているのか、あるいはシリーズそのものを言っているのか、さらにはOVA第1作を言っているのか、テレビアニメを指しているのか、その区別が非常に紛らわしい。そこで近年においては公式側は漫画作品のシリーズの総称に対しては『人魚シリーズ』と呼称するのが通例になっている。
『人魚シリーズ』の呼び名は、おおよそ『舎利姫』『夜叉の瞳』あたりの編集者コメントから使われるようになり、2003年以降に発刊された単行本では完全にシリーズに対しては『人魚シリーズ』と呼称している。当然、単行本の巻数表記も「人魚シリーズ(1) 人魚の森」のように「人魚シリーズ」の側についていて「人魚の森」は巻のサブタイトル(表題作)に落ち着いている。(ちなみに2巻は従来通り「人魚の傷」を表題作としたが、新規単行本となった3巻では「夜叉の瞳」が表題作に採用された)

『人魚シリーズ』としては「週刊少年サンデー増刊号」「週刊少年サンデー」に不定期掲載されており、一応は現在も継続中とされている。(『まじっく快斗』あたりと、ほぼ同じ扱い)ただし、現時点で発表全作品が単行本収録されている(=作品としてキリがいい)ので、続けられるかは未知数。実際、現時点で最後の作品である『最後の顔』の発表から20年近くも空いている。

アニメ「高橋留美子劇場」の第2クール(高橋留美子劇場 第2シリーズ)において、「高橋留美子劇場 人魚の森」として2003年に放送された。全11話。
テレビ東京でアニメ化されたため余りにもひどい表現規制をされ(流血妖怪キャラ、台詞等)、全部有料放送やOVAで作り直し(その際に「夜叉の瞳」もアニメ化)を求める声は少なくない。

ストーリー

約500年前、漁師の湧太は仲間と共に浜に流れ着いた人魚の肉を面白半分に食べてしまう。仲間が次々と死んでいくなか湧太だけが生き残り、不老不死の体となってしまった。不老不死の妙薬と呼ばれる人魚の肉は、力が強すぎるために普通の人間にとっては猛毒だったのである。元の人間に戻るために人魚を探す旅を続け、ついに囚われの身の少女真魚と出会うことになる。

登場人物

湧太(CV:山寺宏一
真魚(CV:高山みなみ

人魚は笑わない

おばば(CV:滝沢ロコ

闘魚の里

(CV:桑島法子
(CV:折笠愛

人魚の森

神無木登和(CV:島本須美
神無木佐和(CV:京田尚子
椎名(CV:依田英助

夢の終わり

大眼(CV:郷里大輔

約束の明日

(CV:天野由梨
英二郎(CV:大木民夫
草吉(CV:稲葉実

人魚の傷

真人(CV:大本眞基子
美沙(CV:佐久間レイ
雪枝(CV:本田智恵子

舎利姫

なつめ(CV:杉山佳寿子
なつめの父(CV:北村弘一
法師(CV:加藤精三

夜叉の瞳

鬼柳新吾
鬼柳晶子
鬼柳未亡人
杉子

最後の顔

七生(CV:藤田淑子
七生の母(CV:勝生真沙子
七生の祖母(CV:巴菁子
(CV:高田裕司

主題歌

オープニングテーマ

「Like an angel」
作詞・作曲・歌 - 石川知亜紀 / 編曲 - 加藤みちあき

エンディングテーマ

「水たまり」
作詞・歌 - kayoko / 作曲 - kayoko&小宮山伸介 / 編曲 - 小宮山伸介

本作における人魚の設定

・人魚の肉を食べた人間のうち人の形を保ったまま不老不死になれる者はごく少数で多くは体の変化に耐えられず死亡し、かろうじて一命を保っても「なりそこない」と呼ばれる化物と化すことが多い。また体の一部のみ「なりそこない」となる場合もある。
・「なりそこない」は完全に人間性を失う者もいるが、多少人間性を残す者もいる。
・人魚の肉を食べて不老不死になった者は後述の方法でないと死ぬ事はできず元の体に戻ることは出来ない。
・人魚の肉を食べた者は不死になった者・なりそこないであるに関わらず、首を切り落とすか、人魚の肉を腐らせて作った毒薬で死ぬ。
・人魚は若返るために定期的に人間を捕らえて人魚の肉を食べさせて不老不死の人間を造り、その人間の肉を食べる。その際人魚の顔は喰らった人間の顔と同じになる。もし、食べられなければ理性を失い、二度と人の形に戻ることはできない。この時に使う人魚の肉は、仲間内で一番長く生きた者を殺して使う。
・人魚は生命力が強い。たとえミイラ化しても頭がついていれば、数十年たとうと生きのびることができる。
・「陸の人魚」と「海の人魚」がおり、陸の人魚にとって海の人魚は捕食対象であり子を産むときの滋養とされる。


関連タグ

高橋留美子 高橋留美子劇場

人魚シリーズ - 表記揺れ。というか公式側が近年、区別のために使うようになったシリーズへの呼称。
るーみっくわーるど - 当初はこのシリーズの特別版という扱いだった。

外部リンク

TVアニメ公式サイト

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