概要
法師とは、僧侶の呼び方の一つ。
文字通り「法の師」すなわち仏法を人々に説く師となる僧侶を指す。『法華経』においては「法師品」(漢訳で最も用いられる『妙法蓮華経』では十番目の章)というパートがあり、経典の受持(暗記)、読誦、解説、書写を法師のすべき事としてあげている。
日本では転じて僧侶の格好をした人の呼び方となり、さらに転じて、公務員として正式に任命されたわけでない在野の非公式陰陽師を指すようになった。
例えば蘆屋道満がこの意味での「法師」である。
関連法師
仏僧
比喩・あだ名
在野陰陽師
フィクションにおける法師
『人魚の森』の法師
CV:加藤精三
実は彼女を生き返らせた張本人だが、生き返ったなつめは反魂の秘術により生き物の生肝を食わねば生きられない体だった。
そんななつめを危惧して元の白骨に戻すため彼女をつけ狙っている。
弥勒(『犬夜叉』)
高橋留美子原作の漫画・『犬夜叉』の登場人物。
先祖代々、妖怪退治の専門家として諸国を旅する法師。
仲間のかごめ、珊瑚には「法師さま」と呼ばれ、敵である奈落には「法師」と呼ばれるほか、七宝には後述の理由のため「不良法師」と呼ばれることがある。
法力ある僧侶として登場し、袈裟・墨衣を着用しているがけんかっ早い破戒僧としても有名であり、あらゆるところで「私の子供を産んでくだされ」と美女を口説いている。