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概要編集

CV:川島千代子

本作の事実上のラスボス。世界的企業「GMC」の女幹部にして世界名作劇場屈指の悪女

劇中では名字の「ベネックス」で呼称される。


海洋学者のルコント博士に資金援助を行い、世界各地に大型調査船スコーピオ号を派遣するなどして調査活動を行わせている。その目的はコンピューターチップの性能を飛躍的に向上させる物質「トロンチウム」を分泌する未確認動物ヒカリクジラを捕獲すること。


自ら現場に赴いて的確な指揮を下す有能なキャリアウーマンとも言えるが、その一方で自社利益のためなら手段を選ばない外道でもある。特に大義や同情すべき過去を背負っている形跡もない為、作中では純粋に悪人として扱われ、因果応報の結末を迎えている。


作中の活躍編集

トロンチウム捜索の過程で、同じくヒカリクジラの調査を行っていたペペロンチーノ号と遭遇するも、その自然や生命を蔑ろにする姿勢から対立を深めていく。スコット・シンプソンの研究資料を部下に盗ませるといった犯罪行為に手を染めたこともある。


物語終盤には、ヒカリクジラ捕獲のために化学兵器使用を命じたり、捕獲を妨害した報復としてペペロンチーノ号に放火させるなど、より過激な手段をも辞さなくなっていく。また、先述したトロンチウム入手の目的は方便であり、真の目的は「トロンチウムの遺伝子操作能力を利用した生物兵器開発」だった(医療分野に活用するなど平和利用も提案されていたが、兵器開発による莫大な利益を優先し却下している)。


ベネックスの真意を知ったルコントも遂にGMCからの離反を決意。スコットと協力してヒカリクジラを解放しようとしたが、事前にそれを察知したベネックスは二人を捕えたうえで彼らの家族に危害を与えると脅迫し、生物兵器の研究員として利用しようと目論む。


しかし、ヒカリクジラの呼びかけで集まったクジラ海鳥たちが移動式研究所に襲い掛かった混乱でスコットとルコント、救出に来たナナミたちに逃亡されてしまう。やむなく捕獲したヒカリクジラを巨大カプセルに閉じ込めたままヘリコプターで脱出を試みたが、そのヘリにも海鳥たちが襲い掛かったことで操縦不能に陥って移動式研究所に激突、ベネックスは絶叫しながら爆死を遂げた。


関連タグ編集

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