CV:興津和幸
概要
初登場は16話だが、それ以前からみなみが兄に言及するシーンがいくつも描かれている。
海藤家の御曹司で、若くして船舶やリゾート経営を初め10の関連企業の社長を勤める。
自身の恵まれた血筋に決して甘えることなく、かといって変にコンプレックスも持っておらず、自分が海藤家に生まれたことに正しく誇りをもっている。
ノーブル学園の卒業生でもあり、秘密のバラ園にある風車小屋のタイルには「海藤家の立派な跡取りになる」という夢を刻んでいた。
正確な年齢については不明だが、春野ももかが登場した第14話において、「自分が幼い頃に兄がノーブル学園へ入学したときに感じた寂しさ」をももかが抱いている寂しさと重ね合わせていたことから、はるかとももかの年齢差(6年)と同じ程度ではないかと考えられる。
イケメンなのだが若干チャラ男的な雰囲気があり、アロハシャツにジャケットを着てノーネクタイというラフな格好を好んでたり、堅苦しい挨拶を苦手とし少しキザな言い回しを好むなど、一見すると金持ちのドラ息子のように見えないこともない。
しかし実際には「人がいてこその会社」という考え方を持つ優れた経営者であり、周囲の和を大切にする気さくな男性である。周囲の人々は誰しも彼を好ましい人物として捉えており、親の七光りなどと見下す者はいない。
軽い性格のように見えるわたるだが経営者としてはしんどい時も色々あるようで、自分がいろんなものに支えられてなんとかやっていけているという自覚が強い。天賦に恵まれた若き天才というタイプではないがゆえに、謙虚さを失わなかった好人物である。
はるかやきららも初対面したときにその魅力にちょっとキュンとなっていた。
「海藤家を継ぐ」という学生時代の夢は半ば叶ったような形になっているが、それで満足することなく、今は「海を通じて世界中の人をつなげる」という壮大な夢をもっている。
海藤グループは海洋権益に強みをもつ企業体で、わたるは海というものを自分の存在を支える偉大な存在として純粋な気持ちで敬っている。自身をそんな海の中で強く生きていけるシャチのような男になりたいという矜持をもつ。
16話ではロックによりその夢を絶望に染め上げられゼツボーグの素体にされるも、妹の奮闘で助け出されている。
みなみは人格形成において兄の影響を多大に受けている。
みなみの夢は「父や兄のような人間になる」というものであり、兄は自分の人生における理想形であり目標である。
みなみは小さい頃は兄にべったりだった様子だが、今は逆に兄に対して過度に甘えたり依存することはしないようにしている。兄に依存するのでなく、兄のような立派な人物になるために自立しようとしているためだ。
わたるの方はみなみのことを信用しているが故に彼女に過度に干渉することはないが、もう自分がいなくてもやっていけそうなことにちょっと寂しさを感じているところもある様子。
ただ45話で、はるかやきらら、ゆいが学園でのみなみを支えてくれている様子を目にした時は、自分の代わりにみなみが甘えられる場所ができたことに素直に喜んでいた。
余談
- 16話ではロックの手によりゼツボーグ化したわたるだったが、もしも相手がシャットだった場合は中の人的に別世界における自身の職場のアシスタントを選ぶというまたまた皮肉なチョイスを見せられていた…かも知れなかった(さすがに今回は回避された模様)。
- 中の人最大の当たり役に初代の奇妙な冒険者を挙げるファンも少なくないはずだが、もし同じ「海藤」でも今作のわたるではなく前作の裕哉として出演していた場合、某幹部との死闘でとても日曜の朝からは放送できないような展開になっていた可能性が…(⇒ジョジョキュア)。
- また、中の人はとある某ブラウザゲームにて偽物を嫌う初期キャラの一人を演じておりトワイライトに似た要素も兼ね揃えていたりする(ちなみに、彼が偽物として反発している兄の中の人は六作目の桃キュアの腐れ縁の男子生徒を演じている)
- 名字が「かいどう」で青キャラの兄であることからニーサンネタ(こちらのよみは「かいとう」)もあり(海東みなみ、キュアライダー)参照、
関連タグ
美翔和也、明堂院さつき、青木淳之介、四葉ヒロミチ(設定のみ)、カナタ王子、愛崎正人、ロロ、平光ようた、菓彩ゆあん、菓彩みつき:プリキュアの兄達。