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CV:斉藤壮馬

概要

スター☆トゥインクルプリキュア』の登場人物。羽衣ララキュアミルキー)の双子。一人称は「僕」で口癖も妹の「オヨ」に対してこちらはオロ

初登場は第25話ラスト。不鮮明なメッセージ映像越しに惑星サマーンへの帰還を呼びかけていた。次の話で「プリンセスの力を見つけた」ためであることが判明し、ララ達は惑星サマーンへ向かうことになる。

双子らしく容姿はララに似ており、前髪にピンクのメッシュが入った青緑の短髪に青系の服を着ている。やはり語尾には「ルン」が付いている。

ララ曰く「しっかり者で優秀な兄」とのことで、最高ランク1の調査員の地位に就いており、かに座プリンセススターカラーペンを発見したとして第29話で宇宙星空連合トッパーから表彰を受ける程である。
しかも発見はそれだけに留まらず、星空界でのプリキュアの存在とその活躍まで突き止めている。
本人はこうした高い地位と能力を持つものの、決してそれを鼻にかけて傲慢にならないどころか、寧ろ「下のララを助けてあげる責任がある」と語る等、妹想いで自分の地位にも強い責任を持っており、能力面だけでなく人格的にも優れていることが伺える。それは他所の星からやってきたひかる達に対しても同様であり、AIで彼女達を分析し、適切な栄養の配合されたグミを配ってもてなすと言う紳士的な対応にも表れている。
この様に高いAIスキルや調査員としての能力、他者への思いやりや気配りと、どれを取っても確かに上記のララの評価通りの好人物なのだが、対して最低ランク8の調査員であり、彼ほどAIを上手く扱えず、ホバーボートにも乗れない妹のララからは劣等感を抱かれてもいる。
一方のロロ本人はそんなララの心中にまるで気付いておらず、マザーAIが選んだ仕事だからと言って「足腰が強いから宇宙のゴミ、デブリ調査が適任ルン」「ララにはララに合った仕事があるルン。大変な仕事は僕達に任せるルン!」と言う始末。当人としてはララの事を気遣っているつもりでも、それが一切の悪意もなく無自覚に彼女の劣等感を刺激しているために質が悪い。
ここで注意するべきなのは、惑星サマーンでは、社会を管理するマザーAIが国民ひとりひとに対してどのような仕事につきどのような人生を送るかというプランを教えてくれるという事実である。そしてサマーン人は全員がマザーAIが推奨する人生プランが完璧に正しいという価値観で生きている。「宇宙のゴミ拾い」がララにとって最も適性があるとマザーAIがいうならば、その道を支えてあげるのが本人のためだというのがサマーンの社会では善行として扱われる。なのでロロはララを見下している気持ちがカケラもないというのは嘘偽りなくそうなのである。(そもそも宇宙社会においてデプリ回収は重要な仕事であり、ロロはそれを十分に理解した上での発言である)

そして当のララ自身でさえ「マザーAIが適性とする生き方に従うことが常識」という価値観を持っている。ララは兄の宇宙調査員としての実力が自分より明らかに高いことを理解しているがゆえに、そんな兄でさえプリキュアの正体を掴むことができず、プリンセススターカラーペンもようやく1本だけ回収できたというのに、低ランクである自分がプリキュアに選ばれてカラーペンをすでに10本も集めているという事実に対し、優越感よりも「ただ運が良かっただけで自分の実力ではない」という引け目のようなものを感じている。そのために自分がプリキュアであることやペンをすでに所持していることをちゃんと報告することができずにいた。
ましてやロロの調査でプリキュアの存在が星空界で公となり、しかもトトの口から星空連合がプリキュアを抱き込もうとしていると聞かされたのを受け、ますます報告し辛くなってしまった。

訪れた転機

折しもノットレイダーテンジョウが自身の発見したペンの保管されている研究所を襲撃し、ペンを強奪する事態が発生。妹が仲間達と共に奪い返すのだが、破壊された施設の惨状とララがペンを持っていると言う状況から、ククはララがペンを盗んだと早合点し、そのままひかる達諸共サマーン中に指名手配してしまった。当然それは程無くしてロロの知る所となる。
ララのパーソナルAIがマザーAIとのリンクを拒み、ララの逃走を幇助すると言う前代未聞のアクシデントに、ククがトッパー代表の前で驚いていると其処へロロが両親と共に駆け付ける。
「何かの間違いルン!」「何か理由があるルン!」とララを擁護する両親と共に自身も「僕達も協力するルン!」 と名乗り出るロロ。兄としても、妹が悪意を持ってペンを盗んだとは思えない。だが、盗みと言う社会的に許されざる行為に出た以上、それは悪意は無いにしても何か理由があっての行動として、しっかり問い質さなければならない。
同じ家族として、何とか理由を聞いた上で謝罪し、事を穏便に済ませるべく、「ララ! 出てくるルン!」「僕達が何とかしてあげるルン!」と街中に展開されたモニター越しにララの投降を訴え掛ける。

だが、其処へユニへの復讐に燃えるアイワーンがマザーAIをハッキングし、そのコントロールを掌握。プリキュア達を炙り出すべく、AIに制御されたサマーン中の機械類を暴走させると言う暴挙に出た。
暴走するホバーボートに襲われ、命からがらその場を逃げ出すロロ達だが、移動をホバーボートに頼りっきりの生活を送る内に「走るなんて有り得ない」と言う程に体力が衰えており、外に出た時にはすっかりグロッキー。尚も追って来るホバーボートに襲われてピンチに陥るが、其処へララが駆け付けて家族とククを救い出す。
「大丈夫ルン?」と尋ねるララに対してロロは、「大丈夫な訳無いルン! AIが無いと何も出来ないルン!」などと泣き言を言う始末。それはついさっきまで、落ちこぼれの妹を助けてあげると豪語していた兄とは思えない程情けないものであり、完全に立場が逆転してしまっていた。

そんな兄に対して妹は「しっかりするルン!」と叱責し、「AIがなくても大丈夫ルン!学校で経験済みルン!」と答える。「学校」という聞き慣れないワードに首を傾げるロロに対してララは「みんなで集まって学ぶところルン。学校で…ううん、わたしは地球でひかるたちといて学んだルン。考えて、想像して…自分の力で、なんとでもなるルン!」と力強く語った。

サマーンでは、AIを使いこなせることが最大のステータスとなる。そうした価値観で言えば「足腰の強さ」だけが取り柄のララは、確かにサマーン社会では落ちこぼれと言わざるを得ない立場だった。だが、そんなAIを扱えない落ちこぼれだからこそ、皮肉にも今この瞬間サマーンを救う救世主足り得たのだ。
ここで留意しておきたいのは、もしララが学校など、地球で生活するに当たってもAI頼みだったら上記の台詞は決して出て来なかったと言うことである。地球に来てから今に至るまで、ララがひかるを始めとした多くの異星人達と出会い、その文化や考えに触れ合って来た経験の積み重ねが、彼女の考えや価値観に変化や進化を絶えずもたらして来た。そしてその結果として、ララはロロたちを救うまでに成長していたことをこの場面は雄弁に物語っている。
序盤で存在がほのめかされながら、サマーンの登場に29話までかけたのも、そうしたララの成長に盤石な説得力を持たせるためであろう。もしサマーンに行くのがもう少し早ければ、ララはサマーンを救う存在にはなり得なかったかも知れない。裏を返せば、この場面を描くためには29話分の経験がララには必要だったのだ。

ロロにとって妹は……

ロロにとって、プリキュアになったララは最早守られるだけの落ちこぼれの妹ではなく、誇りとなった。


余談

演者について

演じる斉藤壮馬はプリキュアシリーズ初出演。
なお、第25話ではノンクレジット。

双子の兄弟を持つプリキュア

レギュラーのプリキュアの双子の兄弟はリオ/ピカリオ以来となる。ただし、今回は性別が出生順と逆転しており、双子の下がプリキュアとなっている。双子の一方がもう一方にコンプレックスを抱いているのも共通しているが、その対象も逆転している(ララ→ロロに対し、リオ→シエル。出生順としては同じ)。
その為か、キュアミルキーがふたご座のプリンセススターカラーペンを使用してる。
ララの誕生日が7月7日ということで同時にロロの誕生日ということになり、年齢も同じ(登場時点で地球換算年齢14歳)となる。

デブリ回収という仕事

「宇宙のゴミ回収」というと一見惨めさを感じさせられるが、その言葉に反してデブリ回収という仕事は非常に重大である。
まず、デブリとは漂っているのではなく高速で動き回っている。その速度はピストルの弾の数十倍といわれており、その脅威と恐怖は映画『ゼロ・グラビティ』に思う存分描かれている。
地球にはそんな凶器が何千万も飛び交っており、ぶつかるのは日常茶飯事。死亡事故や爆発事故は絶えず、その事故でさらに数百ものデブリが増えてしまう。
大きな物となれば、地表に落下して文明や生態系に致命的な打撃を与えかねない。サマーウォーズの「あらわし」などがこれにあたる。

それらを未然に防ぐデブリ回収という仕事は文明や命、環境を守る行為に等しく、華やかさはないものの、プリキュアと同じくヒロインに相応しい行いであるといえる。

それは同時に、マザーAIがララに人を救う才能があると見抜いていたとも取れ、『AIに仕事を選んでもらう』というマイナス感情が伴う行いに一石を投じたといえるだろう。

しかし、「足腰が強い」のがデブリ回収向きな理由は不明。機械操作に向いているということか。まさかデブリ群を受け止めて粉砕しろとでもいうのだろうか。

関連タグ

スター☆トゥインクルプリキュア  
星空界  惑星サマーン 
羽衣ララ  トト  カカ

ロロララ兄妹

 「兄」一覧

来海ももか リズ:同じくプリキュアである妹を持つが、優秀さ故に妹から劣等感を抱かれていた上の兄弟繋がり。→リズもも
ただし、こちらは両者ともであり姉妹である。

キラ星シエル/キラリン:上記のピカリオの姉。こちらも下の兄弟から劣等感を抱かれていた双子の上繋がりであり、それが弟の悪堕ちの切っ掛けにもなっている。

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