概要
『スター☆トゥインクルプリキュア』に登場する兄・ロロと妹・羽衣ララ(キュアミルキー)の双子の兄妹。
ララは7月7日が誕生日ということで、ロロも同じ誕生日になる。
意外な事実
惑星サマーンでは語尾に「ルン」をつけるのは共通している。しかし、口癖に関して妹のララは「オヨ」に対して兄のロロは「オロ」と双子でも違うことが明らかになった。他のサマーン人にも口癖はあるのかは不明である。
本編での展開
当初の兄妹の仲
基本的にロロは常に妹のララのことを気遣い、ララの方もロロのことを純粋に兄として敬愛しているなど、両者の兄妹仲そのものは地球における一般的な家族とさして変わるものではなかった。
一方で、二人の歳でも社会人としての相応の仕事ぶりが求められる母星サマーンの文化において、最高ランク1の調査員の地位にも就いたしっかり者で優秀なサマーン人であるロロと、それとは対照的に最低ランク8の調査員AIを上手く扱えず、ホバーボートにも乗れないララはそんなロロに対して強い劣等感を抱いているなど、彼女の兄への意識にはある種の蟠りが生じてしまっていた。
兄妹・家族として
ククはララがペンを奪ったと誤解。マザーAIに命じ、彼女とその仲間のひかる達をサマーン中に反逆者として指名手配してしまったのだ。ユニの言葉を受け、一行はロケットの発着場へと逃走。
マザーAIがララのパーソナルAIにハッキングされたと言う信じ難いニュースと共に、ララが指名手配されたと言う話はロロ達家族の知る所となっていた。サマーン中にモニターを展開し、ララの家族は彼女に出て来る様訴えかける。だが、「一緒に謝ってあげるルン!」、「僕達が何とかするルン!」と言った自身を擁護する家族の言葉も、ララにとっては自身を半人前の子供扱いとしか受け取れなかった。
再度沈痛な面持ちになるララに対し、ユニは「自分がプリキュアだと言えばみんな分かってくれる」と提案。だがそれは星空連合に存在を知られ、抱き込まれるリスクを伴う危険な賭けだった。だが、ひかるはララの触角を優しく手で包み、彼女を「信じる」と言って励ます。
成長の証
折しもアイワーンがユニへの復讐の為にマザーAIを乗っ取って街をパニックに陥れ、家族と上司に危機が迫ったのを助けて成長した姿を見せても、程無くしてアイワーンに操られたマザーAIのコードで拘束される様を見てククからも「所詮、最低ランク8の調査員」と軽蔑される始末。
そんなララはひかる達や、彼女達との時間の中で確かな自我を育んでいた自身のパーソナルAIとの奇跡に絆によって危機を脱し、後をララ達に託す。その勇士を見たララは決断する。「ひかる、わたし決めたルン。AIが頑張ってくれたルン。わたしもみんなのためにプリキュアになるルン!」そして家族の見守る前でプリキュアに変身した。家族や上司、そして連合代表のトッパーの目の前で伝説の戦士に変身。ノットレイダーを撃退する雄姿を見せ付ける。
ロロは「ララは大きくなってるルン。ボクらには想像できないくらいに!」と絶賛するだった。
ロロが今回発見したペンを使い、かに座ミルキーショックで一撃、最後はサザンクロスショットで勝利した。後にかに座のプリンセスを復活させた。
兄妹の絆
やや緊張気味にIDを口にして起動するララに対し、「IDとは堅苦しいですね、ララ様」と、AIはいつもの調子で答える。AIの人格は、前のまま保たれていたのだ。「ありえないルン!AIは均一化するはず」と驚くトトに、AIは「厳密に言えば以前とは違います。マザーと情報を共有しました。ですがララ様、ひかる様、皆様のデータは際立っています。埋もれる事はありませんでした」と説明。「きっとみんなの記憶が輝いたルン。AIの心の宇宙で!」とララは喜ぶ。ロロもまたララの成長ぶりに絶賛するのだった。
そうこうしてる間にも、いつ星空連合に見つかるか分からないとカカに促されたので出発する事に。ロロも、ララがプリキュアである事を誇りに思うと言ってくれたと兄妹の絆は大きいのものだった。そして「辺境の星で心配」と言うカカに、「大丈夫ルン、わたしは大人ルン!それに楽しいルン!いろんな星を見るのは素敵ルン!」と、ララは堂々と答える。落ちこぼれで子供扱いのララは何処にもいなく、ロロ達家族は安心な表情をしていた。
家族に見送られながら、ララは胸を張って地球へと再度旅立って行くのだった。
今後
プリキュアの使命を果たして更なる成長を目指すララと、妹の背中を見て自分で考え学ぶことを目指すロロ。ララがプリキュアの使命を果たす頃の再会も楽しみである。