概要
※以下はすべて前者について書いている。
『スター☆トゥインクルプリキュア』本編内において最初に話題に上がった百合キュアカップリング。本作におけるシリーズ定番の主人公×相方(ないし、親友or幼馴染キュア)のカップリングである。但し、過去シリーズの相方は青キュアや白キュアが多いのに対し、ララ(ミルキー)は緑キュア扱いであるため(厳密には青緑であり、青キュアの要素も兼ね備えているが)、主人公(桃キュア)×緑キュアというシリーズでは異例のカップリングでもある。
さらにえれまどが中3組のカップリングであるのに対し、こちらは中2組のカップリングであるのが特徴的。
好奇心旺盛で後先考えないひかる。慎重居士で責任感の強いララ。性格真逆の2人は物語前半では喧嘩やすれ違いも多かった。でも、その違いが機転となり親友かつ相棒、パートナーという理解者同士の関係になったと物語中盤は目立っている。
物語後半ではララにもひかるような好奇心や行動力が芽生え始め、逆にひかるにはララのような社会性や責任意識が芽生え始めるなど、互いが互いに影響を与えていく様子も描かれている。
スタッフインタビューでは「地球人の子供を主人公にして、遠くからやってきた宇宙人と友達となるような子供向けアニメの定番は『地球の常識を知らない宇宙人はトラブルを巻き起こすボケ役。地球人の主人公はそれに振り回される真面目で苦労人なツッコミ役。』と言うのが昔からの定番だったので、それとは逆に宇宙人の方を真面目な常識人に、地球人の方が常識に囚われないぶっ飛んだタイプのキャラにした」と語っている。
なお、「個」を重視する本作では、ベタベタしてない自立した友情を描くことが強く意識されており、プリキュアたちの関係性は「家族的なものではなく隣人同士」だとしている。
ララもひかるも互いが互いのプライベートやライフスタイルに必要以上に干渉しないように意識的に振る舞っている。そのために過去作での「メイン主人公と相棒」のカップリングとして比較すると『百合夫婦』感が控えめ。だけどその自然な仲の良さこそが視聴者をほっこりさせるのである。
また過去作のカップリングと比べて際立って目立つ違いとしては、友達同士の握手のようなものであっても「無断で」相手の体にいきなり触れてくる描写が、意味がある場面でしか描かれないと言うこともある。たまに描かれるそう言う場面は、普段はベタベタしてないからこそのインパクトがあったりする。
ちなみに本作のシリーズ構成は『魔法つかいプリキュア!』と同じ村山功なこともあって、ひかるとララの関係性を描くに当たっては「まほプリ的な仲良し描写とは別の形を描くこと」が強く意識されていると言うこと。
2人で主人公
ひかるは地球人側として宇宙のこと知りを次第に学んでいく主人公なら、ララは宇宙人側として地球のことを学んでいく主人公。ララはもう一人の主人公かもしれない。
本編はひかるとララは2人で主人公で描かれいる象徴になるかもしれない。
仲の良い声優
- ひかるとララの中の人もプライベートは一緒になることが多い。
- さらに、2人は偶然になることが多く、その本人さえも「ひかララ」は実際なんだと呟いている。#タグに「えいここ」まで付く「ひかララ」なのである。
以下のことから、スター☆トゥインクルプリキュアの声優陣の中でもこのペアが一番仲が良いことがわかる。
各話の展開
第1話
第2話
- フワを匿える安全な場所をしてひかるの自宅にララ達をご案内。ひかるの趣味が炸裂した部屋は、文明の差異があるにせよ、ララには理解し難いものだった。
- ひかるはロケットの修理のために一旦戻ったララを追いかけ、夜食としておにぎりを差し入れする。「何事も経験だって!食べてないのに決めつけはなし!」と強引に勧めたおにぎりも、ララは予想外の美味だったと喜ぶ。
- ララの年齢は地球換算で「13歳と294日」、およびひかると同い年であることが判明。
- ひかるは「ロケット修理の気分転換として、ここの良い景色を見せたかった」とララを気づかう。その能天気さに苛立って「なんであなたがプリキュアルン?フワと一緒にいた時間なら私の方が長いのに」と愚痴をこぼすララだったがひかるは「ララちゃんもプリキュアになりたいの?なりたいならなればいいんだよ!」と無茶を言い、「なりたいからなれるものじゃない、データの確率は絶望的」とララが説明しても、「過去と比べられてもこれから何が起こるかなんてわかんないし。わたしはわたしだし、ララちゃんはララちゃんだよ!」とどこまでも前向きなひかるの言葉は、ララの胸に訴えるのだった。
エール先輩のことは言ってません
- カッパードが再び襲ってきて、ひかるはキュアスターに変身して応戦するが、カッパードを食い止める間に、ララはノットレイ達に取り囲まれてピンチ。スターは「ララちゃん、プリキュアになって!」とまたもキュアスターは叫ぶ。「データ的に無理」と躊躇するが、「ララちゃんはララちゃんだよ!データなんて関係ない、思い描くの!なりたいララちゃんを!」という励ましの言葉で、勇気を奮い起こすのだった。
- 想いは届きララはキュアミルキーに変身を遂げる。「ありえん、奇跡が二度も起きるなど!」と動揺するカッパードに、「二度じゃないルン!昨日は星奈ひかるの奇跡、今日の奇跡はわたしの奇跡ルン!」と言う。
- 戦いが終わり、「ララちゃんならプリキュアになれると思ってたよ!」と喜ぶひかるに「わたしはわたしと言ったけど違うルン。星奈ひかるがなれたから、わたしもプリキュアになれると思った」と礼を言うララ。
- ひかるの前向きさは、データに縛られて諦めていたララの臆病な心に、確かな勇気を与えたのだった。そして2人の心はまた少し近づき『友人』かつ『パートナー』となる。
第3話★♥
ひかるとララのプリキュア解散の危機!?
- ペンダントは光だけではなく不思議な音も鳴らし始めるが、すぐ止まってしまう。預かって目の下に隈まで作って、徹夜でスターカラーペンダントの分析を試みるララとプルンスが徹夜で分析しても理由がわからない。プルンスが「プリンセスの力があるところを教えているに違いない」と推論を述べると、ひかるは早速ペンダントを持ってプリンセスの力を探しに出発してしまいララはイラッとしている。
- 「分析がまだ終わっていない」と引き留めるデータ派のララと、「そんなの待っていられない」と急ぐ行動派のひかるの間には、だんだん険悪な空気が流れ始め、お互い「『ちゃん』付けしないで」「フルネームで呼ばないで」と呼び方にまで飛び火し、2人は険悪なムードになる。
- さらに「地球人に姿を見られたら困る」とさんざん言っているのに、ひかるは人通りの多い商店街に入っていくわ、事あるごとに「スタープリンセス」と口を滑らせそうになるわ、関係のないスタードーナツに寄り道するわで、ララのフラストレーションはどんどん溜まってゆく。天宮えれなが仲裁に入るも、ほぼ効果なし。2人とも「フン!」。
ソウゴ君は仲裁に入っていません
- 巨大ホタルを探しに山奥の星空湖に向かおうとするひかるとララ。興味の赴くままに好き勝手に行動しているようにしか見えないひかるの身勝手さに、ララは腹を立てながら彼女を追いかける。道中はずっと「遊んでる場合じゃないルン!」「遊んでないし!」と口論が止む気配なし。
- ララは目線を逸らし「地球人の考えはわたしにはわからないルン」と言えば、ひかるも遂に爆発して「何よ…ララちゃんなんか…大き…!」と叫びかけた時…泣きながら「なかよくフワ!」と訴えるフワの姿に、2人はようやく落ち着きを取り戻した。
- えれなの忠告通り、お互いの話をよく聞いてみると、ひかるは情報を得るためにスタードーナツに寄り道しただけで決して遊んでいたのではなく、ひかるにはひかるの考えがあったのだとララは思った。2人は情報を整理し、プリンセススターカラーペンを見つけ出した。
- しかしスターカラーペンはノットレイに奪われ、新幹部テンジョウが登場。真正面からの攻撃が通じないスターはミルキーに、「ミルキーなら分析できるんじゃないかな、お願い」とわだかまりを捨てて頭を下げる。その信頼にこたえるべく、ミルキーは合体攻撃を提案し見事なコンビネーションで成功。スターカラーペンを取り返した。
第3話でのプリキュア恒例「名前呼び捨ての儀」
- 復活したおうし座のプリンセスに宇宙を救う重大な使命を託された後、ひかるは開口一番、「ララちゃんにひどい事言ってごめん」と謝った。ララの心にももう怒りはない。「わたしの方こそごめんルン、ひかる」「ララ…ちゃん?」「ララでいいルン。その方が効率的ルン」「うん!ララ!」とで仲直りした2人は、『親友』かつ『バディ』となる。
- スタードーナツを頬張りながら笑顔を交わすのだった。
第4話
- 朝からララはロケットの修理をしている中、ひかるは朝差し入れとしておにぎりを渡した。
- ララはひかるの服装がいつもと違うのに気付き、学校を知らないということで2人は一緒に観星中へ行く。
- えれなの家を訪れ先日のお礼を言う。
- 帰り道でテンジョウと出くわしてしまう。変身するものの、煙幕で視界を塞がれ、スターとミルキーは分断されてピンチとなる。
第5話
- ロケットで「ひかるの作ったおにぎりは最高ルン!いくらでも食べられるルン!」と、いまやすっかり好物となったおにぎりを頬張ってご満悦。視聴者からはひかるから完全に餌付けされてると思われている…
第6話
- ひかるがえれなとまどかを連れてきて、にぎやかにおしゃべりしつつ「みんなでロケット修理して、いざ宇宙へレッツゴー!」と暢気なことを言うものだから、ララは苛立って「みんな邪魔だから出てってルン!」と一同を追い出す。
- ひかるはララを息抜きにと天文台へと連れていった。ララは初めて見る天体図や天体望遠鏡に感嘆するも、遼太郎の「最近、星空の輝きが鈍っている」という言葉を聞いて、突如帰ると言い出した。宇宙の危機が迫る今、一刻も早くロケットの修理を済ませ、スタープリンセスの力を取り戻さねばならない。「そんなに急がなくても」とひかるは引き留めるが、「どうして邪魔するルン!ロケットの修理はわたしの仕事ルン!」とララは振り切る。第3話に続いてひかるとララはまた喧嘩をするのだった。
- スターカラーペンダントが音と光を放ち、外に出てみると新幹部アイワーンとバケニャーンが現れた。ペンダントはアイワーンの持つダークペンに反応したのだ。さらにアイワーンはそれを使って、遼太郎のイマジネーションを塗りつぶし、ノットリガーを誕生させた。4人はそろってプリキュアに変身。しかし、ノットリガ-は手強く大苦戦。1人で突っ走ったミルキーに対してスター達は「ミルキーはわたし達が守る!」と言う。そして、スターはミルキーに手を差し伸べるのだった。
第7話
- ひかるがトゥインクルブックに描いていたロケットのイラスト通りに作業をする。AIはそれ以上反対することもなく、黙ってカメラでひかるの姿を撮影する中に、梯子を持つひかるとロケットの色付けとしてペンキを持つララの楽しそうなツーショットがあった。
第8話
- なおったロケットで宇宙に飛び出し星空界にワープ。はしゃいで窓の前に立つひかるに「そこに立ってると邪魔ルン」とばっさりされる。
- ペンダントの導きにより、骨の形をしたケンネル星に着陸。この星の住人であるドギー・マギー・ネギー達と出会う。その後に骨の雨からみんな避難。ひかるとララは一緒に骨を見ていた。その時、ひかるとララだけ座っていた。
第9話
- 地球に無事帰還。まどかは商店街には行かなく、スタードーナツも知らない。ひかるはまどかの手を引っ張って商店街に連れてきた。ひかる、ララ、まどかで商店街を満喫。スタードーナツでは店員のお姉さんがサービスしてくれたのでひかるとララは同じ顔で大喜び。
- えれなお勧めの見晴らしの良い湖畔にあるベンチでひかるとララは一緒に座る。えれなとその弟妹たちとともにドーナツを食べることになったのだが、フワが堂々と弟妹たちの前でドーナツを食べるのを見て2人は呆れ気味。
- ひかるとララはスタードーナツを食べようとする顔と、まどかのペンダントが反応して驚いてた顔が見事なシンクロ率で息ぴったりだった。まるで姉妹のような…
第10話
- ひかるの思いつきでサザンクロスを見に行くことになり、ペンダントの反応を辿ってやってきたのは惑星クマリン。プリンセススターカラーペンを探そうか、と思ったときにノットレイダーが急襲。あのお方の力でパワーアップしたカッパードの攻撃を受けそうになるスターをミルキーが庇う。ミルキーは「いつもと違うルン」と言う。
実際ここまでイチャついてはない
※このシーンは先行カットとして公開された。このシーンを見た視聴者は「距離」「近い」「密着」「セクシー」とか注目されるスターとミルキーだった。
第11話
- 何とか地球に帰還できた4人。そして、地球に到着したアイワーン・カッパード・テンジョウの三幹部が合体してノットリガーに変身した。プリキュア達は合体ノットリガーを迎え撃つが、そのパワーの前に再び叩きのめされる。カッパード達3人は自分達の過去をひかるに聞かせる。「あんたは宇宙のことを何もわかっていない。なのに自分の頭で考えて想像しようともせずに、その場の勢いだけで行動してる」と三幹部からイマジネーションの欠如をなじられ、スターの心は折れそうになるが…ミルキーは「そんな事ないルン!スターは遠く離れた宇宙からフワを呼んだルン、イマジネーションの力で…すごい想像力ルン。スターの想像力のおかげで、わたしはプリキュアになれたルン!」と最初に励ますのだった。
第12話★♥
ララとのさようならとひかるの本意。そして、2人の運命は…
- 危うく冬貴に正体がばれそうになっていたところ、助け船を出してくれたのは世界的映画監督のP.P.アブラハムだった。しかし実は彼も宇宙星空連合の調査員であるミニチュラ星人で、宇宙法違反のララは即刻帰還せよと命じてきた。冬貴への言い訳として映画を撮らなくてはならなかったため、いい映画が取れたらララは見逃すと交渉する。
- ララは緊張のあまりセリフは棒読み。ひかるとともにグダグダ演技もあって撮影は迷走する一方。
- 余談として…映画の撮影が上手くいかずみんながうなだれているときに、ひかるだけが真っ先にララの方を見る。このときのララ、まどか、えれなの3人は、映画の撮影に必死になっていて、撮影がうまくいかないこと自体にストレスを感じているようにも見える。ただ、ひかるは違う感じがあった。ひかるにとっていちばん大切なのは、映画の撮影ではなく、ララのことだった。そのことを、ひかるは片時も忘れることはないと思われる。だからこそ、映画の撮影が思うように進まないとき、他の3人がしょんぼりとしているなかでも、ひかるは真っ先にララのことを見たと思われる。
- うまく映画が撮れなければ、ララは地球から去らねばならない。クライマックスで宇宙へ帰る天女は「短い間だけど楽しかった、ずっと忘れない…」と言うけど、ひかるの口から出たのは「ううん、さようならなんて言わない!さよならなんて絶対嫌だよ!」という、脚本とは違うひかる自身の言葉だった。撮影中ということも忘れ、「わたしはララとずっと一緒にいたい!ララ…行かないでよ…」と自分の言葉を口にするひかるに、ララも「ひかる…わたしも…ずっと一緒にいたいルン!」と応える。今までぶつかり合うことが多かったひかるとララの仲は堅い友情で結ばれていた。このシーンは視聴者をも感動する名シーンとなる。
- 星を超えた友情に感動したアブラハムは、ララの地球滞在を認めてくれた。さらに地球で暮らすためには地球人としての名前が必要ということになり、『羽衣ララ』を名乗ることになったのだった。名付け親は勿論「ひかる」。
第12話での2人の約束
ひかるとララは初めて出会ったときから誰よりも長くいたから、お互い「ずっと一緒にいたい」という仲まで強くなり、撮影のその後も2人は約束を誓いあったと思われる。しかし、異世界人同士の2人の願いは叶うのか…
第13話★♥
ララの初登校とひかるが教える学校の楽しさ
- 地球で何かやってみたい事はあるかと問われて、ララは「わたし、学校に行ってみたいルン!」と目を輝かせる。早速アブラハム監督の計らいで、入学手続きが完了。次の日、ひかるとララは一緒に登校する。
- 担任教師に紹介され、挨拶をすべきところでキョトンとしたまま、促されてようやく「ララルン!よろしくルン!」といつもの口調で答え、席も「ひかるの隣がいいルン」と、遅刻している軽部タツノリの椅子に勝手に座ってしまう。
- 理科の授業の教室ではひかるとララは一緒の机で隣同士。
- 掃除の時間も、モップやモップ絞り機の使い方がわからず、水を床にぶちまける始末。とうとうタツノリ達の視線に耐えられなくなったララは逃げ帰り、「誰にも会いたくない」と閉じこもってしまった。ゴミ捨てに行ってその状況を知らなかったひかるはあとから知り、プルンスにララのカバンを届け心配する。
- 翌日、ララの右手にはグローブが装着されていた。逐一AIの指示に従い、言葉遣いも学校生活も無難にこなしてゆく。そんなララからは、いつもの笑顔が失われている事にひかるは気づいた。ララはAIのおかげで失敗しないとホッとする。それを聞いたひかるは「別に失敗したっていいじゃん」とララに反論する。「自分が変な事ばかりしてたら、ひかるやえれなやまどかまで変な目で見られるルン!」とララなりに仲間を気遣っての事だった…2人はまた喧嘩気味になる。
- 休みの日にえれなとまどか、そしてララを呼び出したひかるは、なぜ学校に行きたいと思ったのかとララに問い掛ける。それは地球の文明を知るためだけではない、みんなが楽しそうだったから。「わたしもみんなと楽しく…なりたかった…ルン」とララは本音を打ち明ける。ひかるも、ララが友達だと学校で紹介するのが楽しみだったと言い、日直として黒板に書いてある『羽衣ララ』の名前を指さす。まだ自力では読めないけれど、地球での自分の名前。ちゃんとしているかどうかなど些細な事、みんながララを見守り、仲間として楽しい時間を過ごしたいと思っているのだ。感謝を述べるララの顔に笑顔が戻った。
- カッパード達に勝利し、救出をされたタツノリは「『ルン』ってつくノリの方が断然好きだ」と言ってくれり、他のクラスメート達も「語尾に『ルン』をつけるのが可愛いから『ルンちゃん』!」と愛称で呼ぶようになる。ひかるは納得し、愛称で呼ばれたララも気に入って喜ぶ。
- ひかるとララは笑顔で手を繋ぎ、日直の仕事をしに走り出してゆく。
第13話での余談
日直がひかるとララの名前が並んで書いてあり、それに『相合傘』を描きたいと視聴者の間で話題になる。
第16話
- 桜子が教室で弓道王大会の解説を熱弁しているのだが、体育の時間もあって皆クラスを出て行ってしまい、最後にひかるが「次体育だよー、姫ノ城さん」と声をかけたのに続き、ララも「急ぐルン!」と言う。2人の体育着姿はこの話初である。
第18話
- ひかるの母・輝美の漫画が、単発ながら人気雑誌「月刊あさがお」に掲載される事になった。これをきっかけに是非連載をと意気込む輝美だが、急に決まったためにアシスタントもいないので、ひかる達はお手伝いを志願する。ひかるはララに担当編集者、漫画の編集工程等を、SDキャラになって説明するのだった。
第22話
- ララ達がロケットの掃除をしている中、ひかるが七夕の笹を持ってきて今日は七夕だとララに告げる。そして、ひかるの父陽一が一時帰国することでバーベキューを開き、ユニ以外のみんなを誘う。AIが「今日はララ様の誕生日です」と告げるも、誕生日を祝う風習がないのか、「オヨ?」とさほど興味なさげな返事。むしろひかるがハイテンションで、「キラやば~っ!今日はいい日だなぁ、うれしい事が一杯ある!」とララに抱き着いてきたため、当のララは困惑顔。2人のやり取りが久しぶりなのかこのシーンがみんなの注目を浴びた。
- 次回予告のあとで、映画予告PVがひかるとララが担当した。
第25話
みんなで観星町の夏祭りへ。ひかるにヨーヨー釣りの勝負を挑まれ、ララは「負けないルン!」と笑顔でひかるとララは対決。しかし熱中する内にララの腕につかまっていたプルンスは振り落とされ、ヨーヨーと一緒に流されていってしまう災難に。ひかるとララはシンクロ率ピッタリの唖然の顔。
第28話▲
ヤンヤンの故郷であるプルルン星の中心街に到着したひかる達。スターロケットの修理を依頼したプラズマ星人・フレアに協力して、えれなとまどかはふいごを互いに踏んで風を送る作業に携わる。
だが2人とも体力の限界を迎え、雨も降ってきたので休息するなかでのことだった。えれなは生徒会長や弓道、ピアノも完璧にこなしつつ弱音ひとつ吐かないまどかのことを凄いと言い、一方でまどかは弟妹の世話や店の手伝いで大変なのに笑顔を絶やさないえれなのことを凄いといい、お互い相手の方が凄いといって譲らない表情で喧嘩に見えた……かに見えて、一息つくとお互い微笑み合うのだった。 ひかるとララと違って2人はお互いのことをわかっていなくても最初からわかっていたから喧嘩に発展しなかったに見えたのだった。
第30話
- サマーン中から追われる身になったひかる達。逃げた先には複数の監視カメラが。だがララのパーソナルAIがジャミングを掛けることでひとまず難を逃れる事になる。そんな折、この事態が信じられないロロは空間モニターを通じてララに訴えかける、自首するようにと。やはり自分は子供扱いであるとうつむき加減になるララだったが、仲間たちは「いっそのことプリキュアである事を明かせば」と助言。しかしプリキュアである事を明かせば宇宙星空連合が関与することになり皆に迷惑を掛けるとためらう。
- だが、ひかるはララのセンサーを手で握りながら励ます。
「わたし達の事は気にしなくてもいいから。ララが決めた事なら、わたし信じる!」
第40話★♥
異星人『ララ』と地球人『ひかる』の偽りのない運命
ララ回でありひかるの人気が上がる話になっている、濃厚なひかララの超伝説回の一つである(3回目)
- 第39話のテンジョウの戦いで観星町の住民からの撮影でララが宇宙人だとまどかの父・冬貴に怪しまれてしまう。
- 翌日の朝、いつものように挨拶するが、昨日とは一転してクラスのみんなの様子がおかしい。妙によそよそしく、体育の授業でも掃除の時間でも、みんなララから目を逸らし近づこうともしない。いたたまれなくなったララがゴミを捨てにいっている間に、一体どういう事なのかとひかるが問い質すと、桜子が重い口を開いた。
- 冬貴が現れ、最近学校で起きているいくつかの不思議な出来事にララが関わっているのではないかと尋ねてきたというのだ。思えば桜子もタツノリも歪んだイマジネーションを吸われて気を失った事があり、意識を取り戻した時はララやひかる達が目の前にいた。「宇宙人が地球人を連れ去って人体実験を行うのではないのか?」こういった出来事が起きるようになったのもララが転校してきてから。ララは本当に宇宙人なのではないか?
- 不審な出来事の鎖はつながり、桜子達のララに対する疑惑と不信は抑えきれなくなっていた。「あなた、羽衣さんに操られているのではなくて!?」と詰め寄る桜子に対し、必死にララを庇おうとするひかるだったが、その会話を聞いてしまったララは涙を浮かべながら逃げ去った。ララにとって自分のことを悪く思われるよりも、自分のせいでひかるが悪く思われる方が一番悔しかったと思われる。
- 図書館にいたララを、ようやくひかるは見つけた。だがララは第2話のひかるのことを思い出し「本を読みたくて頑張って字を勉強したルン。本は楽しいルン、地球人の考えもわかったルン。でも…」第37話のカッパードの言葉が脳裏をよぎる。「今に裏切られるぞ…」
- 「やっぱりわたしはサマーン星人。地球人からしたら異星人ルン…」正体が露見するという、恐れていた最悪の事態。もう地球にはいられないかもしれない、そしてあんなに仲良くしていたクラスメイト達の怯えたような視線…ララの心は再び絶望に押し潰されかけていた。
- ひかるは自分の拳を強く握りしめながら「異星人とか地球人とか関係ないよ!だって…」
「ララは…ララだもん!」
- ひかるはそんなララを涙ながらに強く抱き締める。地球で最初にできた、大切な一番の友達。ひかるだけは決してララを見捨てない。
「ひかる…苦しいルン」
- ララはセンサーでひかるの手にそっと触れた。感謝の証だった。「ひかる、ありがとうルン…」
- 今までひかるが支えてくれたからララは今の自分がある。今までやってきた努力は幻でも偽りではない。ララにとってひかるは運命の人で救世主の存在であった。
第45話
- 天文台を出てロケットに向かう途中、待ち受けていたカッパードに大ピンチのひかる。その時、仲間達が駆け付けた。ソレイユ・セレーネ・コスモにノットレイを差し向けて、ひかるとフワに襲い掛かろうとするカッパードの前にミルキーが立ちはだかるが、シールドを打ち破られて倒れる。自責の念に駆られ、「わたしのせいだ…わたしがトゥインクルイマジネーション見つけられないから…みんな、ごめん…」と呟くひかるをさらに責め立てるように、「見つけられるはずがないだろう、お前ごときが。この宇宙の現実も知らず、異星人同士が理解できるなどと、綺麗事を言っているお前ではなぁ!」とカッパードは罵声を浴びせる。
- だが、ひかるに代わって反論したのはミルキーだった。「そんな事…ないルン!綺麗事なんかじゃ…ないルン!ちゃんと仲良くなれたルン。ひかるやえれな、まどか達、それだけじゃないルン。あなたも見たルン、2年3組のみんなを!みんなが受け入れてくれたルン!わたしらしくしてても、ちゃんと理解し合えるって…ひかるが…教えてくれたルン!」そしてミルキーはひかるの方を振り向くと「ひかる…ひかるはひかるルン!」とにっこり微笑んだ。
- ひかるの脳裏に、先刻の遼太郎の「デネブは変わらず輝き続けるんだろうね」という言葉が響く。ひかるにとってデネブは目の前にいたのだった。
- 余談として、第2話とは立場が逆になっていることがわかる。ララは第40話でひかるに励まして貰った恩もある。
- 「そっか…遼じいが言ってた…周りが変わっても、デネブは変わらず輝くって。わたし、知りたい…宇宙の事、みんなの事…もっと知りたい!それにカッパード、あなたの事も!」それを聞いたカッパードは「知るだと?ぬるい環境で育ったお前に何がわかる!?」と逆上するが、ひかるは「うん、そうだよ。わからない…でも…だから、わたし…あなたの輝きも、もっともっと…知りたいの!」と叫んだ。
- そして一粒の涙がスターカラーペンダントにこぼれると、ペンダントは光り始め、同時にひかるの体も温かい輝きを放ち出した。
「みんな星みたくさ、キラキラ輝いてる。その輝きが教えてくれるの。輝きはそれぞれ違うんだって…わたしはわたし!輝いていたいんだ!」
- ひかるの全身が眩い光に包まれる。遂にトゥインクルイマジネーションに目覚めたのだ。
第46話
- ダークネストの正体である蛇遣い座のプリンセスから鎧を着せられ操り人形になるカッパードにスターとミルキーが因縁の対決をするだった。
第47話
- 第46話での戦いで洗脳が解けたカッパード達。船内では決戦に備え武器を磨くカッパード。そこにおにぎりの配給に着たひかるとララ。おにぎりをグイグイ差し出すひかるに対し水だけで十分と主張するカッパードに対し、第2話のひかるの台詞から「決めつけはなしルン」というララ。
- カッパードはおにぎりを一口食べると「おいしい」と感情が穏やかであった。3人の距離が縮まった瞬間であった。
第48話★♥
ひかるとララの宇宙を超えた軌跡…
- 再びトゥインクルスタイルに最後の変身を遂げて、蛇遣い座のプリンセスの闇に勝利したひかる達。そして、撤退するのだった。プリキュアの力の引き替えにフワが復活した。しかし、ひかる達と過ごした記憶はなくなり不完全のままだったが、最後にひかるの名前を呼んでくれた。フワはスターパレスに戻すため、プルンスに預けるのだった。そして、ガルオウガが腕輪の力で地球のワープゲートを開く。ユニはここでお別れを告げる。ララも惑星サマーンに戻って地球のことを話すと告げる。
- そして、スターカラーペンダントの力がなくなりララは「ルルルン」という言葉しか発することができなかった。ララはひかるにセンサーを向けて…
「ヒカル…アリ…トウ…」
- ひかるも涙を堪え「うん…」といい、お互いセンターでタッチ。「ありがとう…」と言い、しばしのお別れの挨拶をした。
- ララ、ユニ、フワ、プルンスと別れ星空界をあとに地球に帰還したひかる、えれな、まどか。トゥインクルブックはひかるが持っていた本に変わった。そして、星空を見て「またね…」と呟く。
第49話
- 仲間や嘗ての敵達との別れからしばらく後。地球に帰還したひかる達は河原で空を見上げながら宇宙の仲間達について思いを馳せていた。しかし直後、突然背後にワープゲートが開き、見覚えのあるロケットが着陸する。中から現れたララ、ユニ、フワ、プルンスの顔を見て、ひかるは一目散に涙ぐみながらララに飛びついた(このシーンではユニとプルンスはスルー。挨拶すらしてもらえなかった)。
- フワの力が戻り、フワは再び5人にペンダントをもたらす。そのお陰でひかるとララは再び会話ができるようになった。
15年後…
- Bパートにて、フワの力の復活と再会は、ひかるの見ていた夢だったことがわかる。あの別れから15年経ち、ひかるは宇宙へ行くという夢を叶えるべく宇宙飛行士になっていた。日本初の有人ロケットのクルーとなったひかるは、出発前日に懐かしい夢を見ていたという。
- 髪を切り、ショートヘアになったひかるは仲間や家族の見守る中、再会の約束を果たすべく念願の宇宙へと旅立つ。大気圏を突破し、ロケットが宇宙空間に到達したところで、ロケットの外から懐かしい声と、激しい光が目に入った。その光を見つめて涙を流すひかるを最後に、スター☆トゥウィンクルプリキュアの物語は幕を閉じた。(ちなみにAパートが夢オチだったおかげで蛇遣い座のプリンセスはラスボスの座を奪われずに済んだ)
★♥:ひかるとララだけの主役回
▲:ひかるとララの対照的な回
映画
映画プリキュアミラクルユニバース
- 開幕4人で天文台で星空観測をしていた。ひかるとララは1つの天体望遠鏡で観測していた。
映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて
予告
10月19日(土)公開決定!『「映画プリキュア」シリーズ初。最新作の世界観が描かれたイメージビジュアルが到着まだ明かされていない物語のヒントも・・・2つのビジュアルをつなげると流星群が横断』という詳細になっている。
テーマは「うたを歌おう。道しるべになるように。」、「わたしたちはみんな、旅のとちゅう。」
ビジュアルがひかるとララだけ映っているせいか、今のところは2人の主役映画ととらえているファンが多い。
6月24日に映画名とポスターが公開された。
テーマは「はじめまして! ちいさなお星さま☆ さあ、歌おう♪ わたしたちの歌を大好きなキミへ」
スターとミルキーがちいさなお星さまユーマを優しく見守る。
スターとミルキーが歌う「ながれぼしのうた」(映画主題歌『TwinkleStars』より)をデュエット曲として担当する。
7月9日に本予告が公開された。それはひかるとララとユーマとの絆の軌跡があった。
プリキュア5人だが、映像では星座ドレスにフォームチェンジする。スターはおうし座、ミルキーはしし座でパワーアップする。
ひかるとララとユーマの関係
劇中ではユーマにとってひかるとララは親、ひかるとララにとってユーマは子どもという親子関係となっている。ユーマの名付け親であるひかるは「お父さん」、ユーマはララを「お母さん」みたいに慕っている。
本編
- ノットレイダー襲撃後、突然現れた星空刑事のメリー・アンがユニを捕まえるためにプルンスともにスターロケットで逃走。ララは住むところがなくなり、えれなもまどかも修学旅行ためしょうがなくひかるの家に住むことになる。
プリキュアグミのCM
キュアスターとキュアミルキーがまずはお互い背中をくっ付け合わせている。そして、スターはミルキーからコスモグミを、ミルキーはスターからプリキュアグミを食べさせ合いっこをする。
そして美味しさのあまりスターは「う~ん、選べな~い!」と言い、ミルキーに抱きつくなのだった。抱きつかれたミルキーは少し照れているというシーンが話題となっている。
コミカライズ
上北ふたご版コミカライズでは、異星の王様と結婚しそうになったララをひかるが引き留めたり、ひかるとララの仲が良すぎたせいで大事件が起こったり…といった展開が描かれている。
ちなみにどちらも単行本描き下ろしエピソードとなっている。
共通点
変身前
- 私服の際、ひかるの毛先に黄色い玉状の飾りとララのセンサーの色と形が被ってる。
- えれなとまどかとユニはスターカラーペンダントをぶらさげてないが、ひかるとララはぶらさげている。
変身後
- スターは右足、ミルキーは左足にオーバーニーハイソックスを対照的に着用している。
- 2人は服装の構造も似てるだけではなく、肩や背中が見えるなど他の3人のプリキュアよりも露出度が高い。
- 攻撃スタイルの加えて、スターは星型のエネルギーフィールドとミルキーはセンサーからハート型のエネルギーフィールドを展開しての防御スタイルがある。ソレイユとセレーネとコスモは攻撃スタイルだけである。
その他
- 2人の名字はどちらもHから始まる。「ひかる:星奈(Hoshina)、ララ:羽衣(Hagoromo)」
- えれなとまどかとユニは髪と瞳の色が違うのに対し、ひかるとララは髪と瞳の色が同じである(えれな→髪は黄色で瞳は紫、まどか→髪は紫で瞳は水色、ユニ→髪は青で瞳はオレンジ)
- 第31話で、ひかるは「プリキュアのリーダー」に任命される。そこで『責任』を問われてしまう。ひかるは『プリキュアのリーダーとしての責任』、ララは『大人としての責任』。2人は『責任』という共通点が浮上する。
- ララは第40話、ひかるは第45話でカッパード相手にトゥインクルイマジネーションに覚醒した。(カッパードは2人に因縁を持つきっかけもあった)
プリキュアつながるぱずるん
- クリスマスイベントである『ウィンターフェスガチャるん』
- 2020年1月1日から1月9日の期間、『プレミアムガチャるん』よりトゥインクルスタイルで登場。
色々なガチャでこの2人は一緒になることが多い。
関連イラスト
中学生(14歳)
大人(29歳)
表記揺れ
関連タグ
プリキュア内
- みらリコ、マナまこ:好奇心旺盛で物怖じせずコミュニケートしようとする主人公と異世界出身で真面目だがちよっと抜けたところがある相方(仲間)の関係性という点で過去のカップリングでは特に近い。
- マナレジ:先輩の主人公と異世界出身のカップリング。
- 新幹線コンビ、みゆなお、いちシエ:先輩の主人公と緑キュアのカップリング(シエルは厳密には虹キュア)。
- なぎひか、のぞくる、ラブせつ、ひびエレ、ひびアコ、マナあぐ、はるトワ:先輩の主人公と異世界人のカップリング。
- まなロラ:後輩の主人公と異種族のカップリング。
その他
- カカベジ:好奇心旺盛の主人公と真面目で慎重派の性格真逆のコンビ。こちらはどちらも宇宙人である。
- 新蘭:名探偵コナンの工藤新一と毛利蘭のカップリング。15年後のひかるとララの容姿と関係が似ている。
- 31パーティー:本作の放送と同時に発売されたサーティワンのひかララチックなアイスクリーム。なんというシンクロ…!
その他のタグ
- ララがアップを始めたようです:ララがひかるの危ない行動が不安になって焦り出すという二次創作ネタであって百合作品でもある。
- おにぎり大好きララちゃん:ララがひかるから地球の代表的な食べ物としておにぎりを薦められる。
- 宇宙の果てでガール☆ミーツ☆ガール:2019年7月号に発売されたアニメージュに描かれている、ひかるとララのエピソードトーク。