CV:榎木淳弥
概要
名前通りノリが軽い男子生徒で、「フットワークは軽く、人生はノリだ!」が信条の陽気で憎めないお調子者。
あらゆる物事を「面白いかどうか」で価値を決めてしまう享楽的な人物であるが、一方で他人の強烈な個性も「面白い」という理由だけで偏見なくあっさりと受け入れてしまう懐の広さも持っている。
ひかるたちクラスメイトからは通称「カルノリ」と呼ばれている。フットワークが軽いと自称している割には、遅刻の常習犯である。
「よろよろ、しく36!」「ごしごし、ごし20!」など、九九のダジャレを言う口癖がある。
また、転校生のララが自己紹介の時に「羽衣ララルン」といつものルン語尾つきで名乗ってしまったことから、彼女のことを「ララルン」というニックネームで呼んでいる。
ちなみにクラスの座席はひかるの隣で、タツノリの隣がララとなる。
各話での行動
第13話にて初登場。基本的に誰に対してもフレンドリーに接するが、地球の文化・風習に疎いララに「ララルンってマジ変わってるよな」と軽い調子で言ってしまったことが、ララを思い詰めさせるきっかけとなってしまった。
彼には決して悪意はなく面白いノリだという褒め言葉のつもりだったのだが、無神経だと女子生徒達に責められ自己嫌悪でモヤモヤしていたところ、カッパードにその歪んだイマジネーションを吸い取られ、利用されてしまった。
しかしカッパードが撃退された後は元に戻り、ララに謝罪し改めて友達になった。
なおこの日、学校が休みの日にもかかわらず勘違いして登校し、遅刻かと思って焦るという盛大なボケをかましている。
第25話ではひかるたちとお祭りの場で遭遇する。この時ユニを「ひかるの親戚(という設定)」と紹介され、語尾と見た目から「ニャンコ」とまたも勝手に命名した。
タツノリ自身は普段と変わらぬノリだったが、一方のユニはあまりの馴れ馴れしさから少々おかんむりに。
第35話ではひかると姫ノ城桜子による生徒会長選挙対決を外側から「面白い」と評しつつ眺めていた。
この選挙戦では、桜子が「お茶会や『桜子の部屋』の開設」という一見意味不明で中身のない公約が周囲から呆れられていき、よくある主人公の当て馬として惨めに負ける高飛車なライバルという立ち位置が固まりつつあった。
そんな中で、最初はひかるを支持していたタツノリが「あんな生徒受けの取れない公約をあえて言い出した本当の理由が知りたい。そう思わせてる時点でひかるよりも面白い」として、桜子の方を応援することにしたとあっさりと手のひら返しを宣言。
それを聞いたひかるも、自分のイマジネーションの「外側」にいる桜子のことを本当の意味で知りたいと強く意識するようになった。ひかるが「自分の趣味や興味と一切繋がらない相手」に対して本気で向き合いたいと思ったのは実はこれが初めて。
そしてこのことがトゥインクルイマジネーションの最初の片鱗を目覚めさせることにつながっており、その点ではタツノリと桜子は本人たちが全くあずかり知らないところで作中の展開に大きな影響を与えている。
第37話では商店街主催のハロウィン仮装イベントを面白そうとひかるに話していたら他のクラスメイトものってきて、最終的に観星中名義で参加することになった。ちなみに本人はチュパカブラの仮装をしていた。
第40話では、ララを宇宙人と疑う桜子の不信が伝染して他のクラスメイトと同様にララに距離を取るようになってしまう。タツノリはララに対して最初に分け隔てなく接してくれた人物でもあったので、この話のタツノリの表情やセリフは結構なトラウマ展開となっている。
だが最終的には他のクラスメイトともども、ララの正体を知った上でララのことを友達だと改めて受け入れるようになった。
で、第45話にもなると宇宙のこととか面白そうだから教えてくれとか、ララのロケットに次の日曜日にみんなで遊びに行こうとか、調子乗りまくりの手のひら返しをかましていたりするわけだが。もちろん本人には悪意があるわけではなく、ララも「隠し事なしでみんなと付き合えるのは楽しい」と笑顔であった。
演者について
榎木淳弥氏は本作がプリキュアシリーズ初出演。
最終話ではプルンスの同族プルンサを演じた。