概要
星奈ひかるとは歳が離れた友人のような間柄で、「遼じい」と呼ばれている。彼女がオリジナル星座を描くのに使うノートは元々、彼が天文台の倉庫にあった品をあげたものだった。そのノートから不思議な生き物が現れたと聞かされた時は、「ひかるにあげて正解だ。ひかるの想像力が一杯詰まった素敵なノートになりそうだ」と意味深なことを呟いている。
後にそのノートはトゥインクルブックとしてプリキュア達の力になる。
第11話にて、ララやプルンスが異星人であることを知ることになった。
作中では、ひかるやララが悩める時に助言を与えるメンター役として節目節目で登場している。
プリキュアシリーズでこういうメンター役は妖精界出身のキャラや先輩プリキュアなど「プリキュア伝説に関わりのある者達」が担うことが多かったので、あくまで地球の一般人であるキャラが大人の経験を持ってプリキュア達に助言してくれるというのはシリーズ全体から見ても珍しい。
星奈春吉とは幼馴染で互いに「春ちゃん」・「遼ちゃん」と呼んでいる。同じく幼馴染である星奈陽子も彼を「遼ちゃん」と呼んでいる。春吉と陽子は、遼太郎が夢だった天文台を開いたのと同時期に婚約したことが回想であかされている。
回想シーンでは、幸せいっぱいの二人から婚約について知らされた時の遼太郎の様子がバウムクーヘンエンドを思わせるものであったため、若い頃には色々甘酸っぱい青春ドラマもあったのだろうなとは思わせるところである。
余談
放送前のアニメ雑誌には敵や主人公の家族と一緒に紹介されていた為、何かしら重要なキャラクター(主人公の家族は主に日常パートのみでストーリーの根幹に関わる事は少ない)になるのではないかと言う声もあったが、第11話でそれが現実となりララ達宇宙から来た者にとってはプリキュアになったメンバー以外での初めて事情を知る地球人の味方であり(この内天宮えれなの家族にはフワを目撃されているがぬいぐるみとしての扱いだった)、多様性を扱う物語的には必要不可欠な存在とも言える。
視聴者の中では第一話時点から「実は星空界と関わりがあるのでは?」という憶測もあったが、スタッフも当初はその方向でも展開できるようには考えていたようだ。
しかし、その後その設定で話を作っていくと視聴層にあたる児童を混乱させる可能性が判明したため途中でとり止めたということが、アニメージュ2020年3月号で明かされている。
(その代わりに星空界と地球をつなぐキャラとしてP.P.アブラハムが登場したのだと思われる)
デザイン上のモデルについてはガリレオ・ガリレイだということ。
演者である多田野曜平氏はプリキュアシリーズ初出演で、娘が幼い頃にプリキュアを共に視聴していた事があり、本作の出演が決まって幸せですとコメントした。
ちなみに多田野氏は本作ではひかるの飼い犬イエティの声も兼任している。そして、この2キャラを持ってニチアサキッズタイムコンプリートを達成した。
少年時代の遼太郎を演じた藤原夏海氏は前作HUGっと!プリキュアで咲田マリを演じていて、ひろがるスカイ!プリキュアでレッド・ハレワタールも担当。
関連タグ
共通点のあるキャラクター
グレッグ・ユニバース(スティーブン・ユニバース):中の人と容姿のデザインや、主人公達を支援する地球人の大人枠というポジションが共通している。
デンテ・ストマック:5年後の仮面ライダーに登場する中の人と、主人公を支援するというポジションが共通している。