CV:小島幸子
概要
第1話にて、何か創作系の職業らしきことが示唆されていたが、第18話で漫画家と判明した。
作中では鉛筆で下書きして、ペン入れやスクリーントーンを貼ったりする昔ながらの手法で作品を作っている様子が描かれていたが、18話をよく見ると机の上のデスクトップPCの正面にタブレット端末サイズの液晶のついた機材が設置されており、デジタル描画もこなせる二刀流なようだ。
ペンネームは本名そのまま(漢字→ひらがな的な変更もない)。女性漫画家では結構珍しいかもしれない。
ちなみに眼鏡を外すと目が3になっていることが確認できる。
創作ジャンルとしてSFやファンタジーを好んでおり、それは娘のひかるの趣味嗜好にも大きな影響を与えている。
ひかるが幼い頃、ひかるを主人公のモデルにした「宇宙(そら)ゆけ!流星少女」という手作りのSFファンタジー漫画を作ってプレゼントしており、幼い頃のひかるにとってはいつも持ち歩いて読み返すほどの宝物となっていた。
それを男の子達にからかわれてひかるが泣いていた時は、「好きなものが人と違ったっていいじゃない。ひかるが好きなものはひかるだけの宝物なのよ」と励ました。その言葉は、現在の「好きなものは誰が何と言おうと好き」という、ひかるの心のバックボーンになっている。
ただ、星奈輝美は良き母ではあっても世間的には「売れない漫画家」であり、本編開始時点ではそこそこキャリアがあるように見受けられるも、連載を今まで一度も持ったことがない。
プリキュアの母親で仕事を持っている場合、その世界で成功していることが多いことから考えると、ママキュアの中では珍しいタイプである。
第18話では少女向け雑誌「月刊あさがお」の編集者である追川夢男(CV:下崎紘史)に見込まれ、人気が出れば連載枠を設けるという前提で、読み切り作品の掲載のチャンスをもらう。
しかし「SFやファンタジーはこの雑誌のターゲット層にはウケない」と釘を刺され、連載を目指すなら「イケメン」「恋愛」「医療」の三本柱でないといけないと追川から指摘されたため、そういうジャンルを苦手としている輝美は作品づくりで四苦八苦している様子が描かれた。
ひかる達のサポートも得て描き上げて掲載にこぎつけるが、やはり苦手なジャンルであるゆえに「話も絵も繊細さが足りない。この程度じゃ連載なんてほど遠い」と編集長に酷評されていたことを偶然に知ってしまい、落ち込んでしまう。さらにその弱った心をテンジョウに利用され、巨大ノットレイにされてしまうが、キュアスター達の奮闘で救い出された。
目標を「目指せ!初連載!!」から「目指せ!自分らしい初連載!!」に切り替え、描きたいように描いたSFファンタジー漫画は追川にも絶賛された。「連載目指して頑張りましょう」と激励され、ひかると抱き合って喜びあうのだった。
中の人について
担当声優の小島幸子女史は『ハートキャッチプリキュア!』の多田かなえ、『ハピネスチャージプリキュア!』の増子美代に次いでプリキュアシリーズには3度目の出演。
ちなみに本作の輝美も含めて「何かと躓きやすいが、自分の好きなことを突き詰めるという生き方しかできない女性」というところでは共通している。
また第21話ではノットレイ役および同話から登場したおひつじ座のプリンセス役で出演している。
関連タグ
歴代プリキュアシリーズの母親
野乃すみれ ← 星奈輝美 → 花寺やすこ