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ケンネル星

けんねるせい

ケンネル星とは、「スター☆トゥインクルプリキュア」第8話で登場した、宇宙にある架空の星である。
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概要編集

スター☆トゥインクルプリキュア第8話で、星奈ひかるたちが降りた星。

星空界にある惑星で、星そのものが骨の形をしている。

その地表も周り一面骨だらけである。何の骨かは不明だが、この星では骨の形をした固形物が雨として降ってくることがあり、地表を埋め尽くす骨のような物も土なり岩なりの自然物なのかも知れない。

「もしかして凶悪なモンスターに食べられた人の骨?」とえれなが言及していたが、流石にそんなSFホラー展開ではないと思いたい。


住人編集

ケンネル星の住人は全身毛で覆われている。毛色は個体ごとにバラバラ。

プリキュア達とのファーストコンタクトは大統領就任者も出たどっかの喜劇映画シリーズで使った古いギャング映画を彷彿させるものだったが、数えるとき「ワン」しか言わない。


ケンネル星の住人にとって毛の量と毛並みの良さ、フサフサ感が彼らにとって自慢であり、頭にしか毛のない地球人はケンネル星では下にみられる。

この星では毛が薄いことは社会的地位に関わる大問題であり、そのためもあってか超強力な毛生え薬が開発されている。それを体に振りかければすぐに全身フサフサになるが、持続時間は一日持たない程度。

もこもこプルンス!

実際に使用した例。この画像の通り抜群の効き目だった。


彼らは誰もがあまりに毛むくじゃらなため、一般的な犬のイメージからはかけ離れている。というかここの住人を地球でいう犬のようなイメージであるべきと考えてしまうことこそが思い込みからくる偏見なのだが。

(特にこの8話では「自分たちの価値観と常識が宇宙人にも通じるはず」というプリキュア側の思い込みに対するしっぺ返しが随所で描かれている)

しかもひかるとの珍交流は、後の宇宙ケルベロスの件でもそっくりそのまま再現された(双方を撮られたのは土田豊監督だった)…。


挨拶は左右に向かって吠えたあと逆立ちして乗っかる。

劇中ではひかるが真似しようとしてダメ出しされまくっており、何かしらの細かい決まりがある様子。

小骨の雨が降ることがあるが、毛がフサフサしている住人は大して痛くないらしい。


異星との交流はなさそうな星に見えるが、ドギーがひかる達に「ワンチャン宇宙から来たのか?」と問いかけたり、異星人の存在自体は驚いていなかったあたり、過去に宇宙からケンネル星に来訪してきた者がいたのかもしれない。

ちなみに「ワンチャン宇宙」とは何を指すのかは現状不明。


作中に登場したケンネル星の住人編集

なお、長老はドギーの祖父にあたる。


劇中編集

8話の舞台となる。宇宙への冒険が謳われている本作において、初めて冒険の舞台となった地球以外の惑星である。


宮殿にはご先祖の像が祀られていたが、頭には「聖なる骨」と崇められる物体が刺さっていた。これがてんびん座のプリンセススターカラーペンだった。ドギー曰く、本当は像の頭にはしっぽが飾られていたのだがその尻尾が壊れてしまっていたところ、祭りの日に空から「聖なる骨」が像の頭に刺さった。その聖なる骨の光の神々しさと、光によって像の毛並みも一層際立つようになったため、住民はこの骨を天からの授かり物として崇めるようになったという。


ひかる達はこのペンを探してこの星にたどり着いたのだが、ペンはこの星の住民にとっても大事な物であり、ドギー達は当初決して譲ろうとしなかった。プルンスが「宇宙の平和のために仕方ない事」と強引にペンをとることも辞さない態度を示したため、ドギーから「お前らもあいつら(ペンを奪いに来たノットレイダー)と同じ」とまで言い放たれる事態となった。

しかし「友達の大切なものを守る」キュアソレイユの姿とプルンスの必死の謝罪と請願により、ピンチになったキュアソレイユを助けるために一時的に使わせてもらえることになった。

また、プルンスがケンネル星産の毛生え薬を使う事で体毛をクッションにして敵の攻撃を防ぐという場面もあり、間接的に戦闘にも貢献している。

ちなみに、ドギーは異星人への警戒心こそ持っているものの、自分達に比べて毛の無いプリキュアたちのために毛生え薬を複数本渡してくれたりと、気前のよい住人としても描かれている。


後に事情を聴いた長老は「像の修理も終わったから」とドギー達を説得し、ペンを天宮えれなに譲った。これによりてんびん座のプリンセスが復活した。


余談編集

名前の由来編集

ケンネルは英語で犬小屋なのでそこから取られているとは思われる。

ちなみに無理やり漢字に直せば「犬寝る星」とできないことはない。骨だらけの星なので、死んだ犬たちの魂が辿り着くあの世の領域という解釈も…?


美意識の違い編集

前述のとおりこの星では毛があることが美醜を決める要素となる。

頭にしか毛のない地球人は下にみられ、一切毛のないプルンスは「かわいそう」と言われる始末。

一方、全身フワフワな毛でおおわれているフワはこの星でもかなり美しいらしい。

プルンスにしてみれば、全身プルプルなあのボディこそプルンスの誇りということなので、種族によって何が美しいと感じるかは異なるということだろう。


ちなみに状況が状況だけに毛がある事を反論するため下ネタに繋げるネタ事例も。

頭だけじゃないよセンシティブな作品

※君達!何をしとるのかね?!


そこで気になるのが、この回で襲来してきたカッパード

カッパ型の宇宙人であるため、この星における彼の評価はどのようになるか、言うまでもないかもしれない(劇中では特に言及されなかった。)

ある意味皮肉めいたキャスティングの妙により、「もし彼がこの星の毛生え薬を使用したらどうなるか」というネタ絵も多数投稿されている。

スタートゥインクルプリキュア第8話

成功例

☆彡トゥインクル な一コマ

失敗

キラやば~☆ぷいくあ~8

カッパードにしてみればカッパらしさを醸し出すヘアスタイルこそ至高だったりして。


関連タグ編集

スター☆トゥインクルプリキュア 逆立ちひかる 毛生えプルンス

てんびん座のプリンセス 聖なる骨が変化し召喚された人物


ミンク族:1時間後の大海賊時代にて態度がケンネル星人と真逆だが、体毛で種族を区別していた。

ザ・ムーン:ジョージ秋山のSF漫画。こちらにもケンネル星人という犬型宇宙人が登場する。

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