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アイスノー星

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あいすのーせい

アイスノー星とは『スター☆トゥインクルプリキュア』に登場する架空の惑星である。

概要

星空界の宙域に存在する惑星で、その名の通り雪と氷に覆われた星。大気圏外から見た外見も巨大な雪だるまと言う形をしている。

ひかる達はみずがめ座プリンセススターカラーペンを求めてこの星に降り立つ事となる。

本編においてプリキュア達がスターロケットで訪れた星としては5番目に当たり、スターパレスを含めれば6番目、そしてユニを加えて5人になってから最初に訪れる惑星である。

住人

住人の体は雪と氷によって出来ており、しかも外見は個体によって大きく異なる。

フワプルンスのような宇宙妖精に近いイメージではあるが、作中では妖精ではなくあくまで異星人として扱われている。

作中に登場したアイスノー星の住人

アイスノー星人の少年で、帽子にマフラーを付けたテンプレな雪だるまの姿をしている。鼻は取り外しと付け替えが可能で、鞄の中に替えの鼻となる様々な物を入れて携帯しており、お洒落の感覚で付け替える。「アイスノー星一のイケメン」を自称するナルシストだが、想いを寄せたイルマを笑わせる為に奮闘する健気で一途な面もある。

ひかる達が探していたみずがめ座のペンは彼が拾っており、本人も1番のお気に入りだったが、イルマを笑顔にすると言う条件でペンを譲ると約束した為、ひかる達はユキオに協力する事となる。

光沢のある半透明の水色の肌をもつアイスノー星人の少女で、その外見は氷の彫像を思わせる。性格は至ってクールで、誰にも笑顔を見せた事が無い。ユキオは彼女に想いを寄せており、イルマの笑顔が見たくて日々奮闘していた。

劇中

みずがめ座のペンの反応を辿ってこの星に降りたひかる達は、一行を出迎えた原住民の少年のユキオがみずがめ座のペンを拾っていた事を知り、譲って貰える様に交渉。だが、自身の付け鼻の中で1番のお気に入り(※本人曰く「イケメン鼻」)なので譲りたくないと渋られてしまう。

其処へ現れたのは村で1番の美人と評判のイルマだった。彼女の笑顔を1度も見た事が無いユキオは何とかして彼女を笑わせようと奮闘していたが、雪と氷しか無いこの星ではどうしようも無いと嘆息していた。そこでひかるがかき氷スノーボード雪合戦等の娯楽を提供し、極め付けに氷の洞窟で氷柱を叩いて音を出す演奏会を提案。特に最後の氷の演奏会がユキオの心をくすぐり、イルマに笑顔に出来たらペンを譲ると約束すると、ユキオはイルマを誘いに出て行った。

その後、改めてイルマを呼んでの演奏会が幕を開ける。ひかるはピアノのコンクールで優勝した事のあるまどかに演奏を任せ、促されるまま、まどかはスプーンで氷柱を叩いてノクターンを演奏。演奏自体は決して申し分無い物であったが、その場にいる者は無表情で演奏を聴くばかりだった。嘗てのコンクールで優勝を自分に攫われたものの、周囲を笑顔にした演奏者の様に出来ない事にまどかは焦燥を覚える。自分には一体何が足りないのか……?

するとそんなまどかに助け船を出したのはユニだった。突然アカペラでコズミック☆ミステリー☆ガールを歌い出し、それに合わせてまどかが演奏すると、周囲も手拍子と共に楽しげに聞き入った。まどかは気付く。自身の演奏に足りなかったのは「楽しむ心」だった事に……。

演奏を終えてイルマの方を向くと、不意にイルマは顔を覆って洞窟から出て行く。追い掛けて行くと、其処に現れたテンジョウの手で彼女は巨大ノットレイの素体にされてしまっていた。

この事態を受け、ひかる達5人はプリキュアに変身して応戦。だが、巨大ノットレイの両肩に付いた砲台から発射される雪の弾幕に苦戦を強いられる。そんな中、ユキオはイルマに正気を取り戻させるべく必死で呼び掛けるも、巨大ノットレイの砲撃で吹っ飛ばされてしまい、キュアセレーネキュアコスモに助けられる。イルマを元に戻す希望と共に、ペンをユキオから託されると、セレーネはみずがめ座・セレーネアローを発射。2つの光の矢が巨大ノットレイの砲台を破壊して敵を無力化させる。苦虫を噛み潰した様な表情になるテンジョウを他所に、セレーネがペンをコスモに投げ渡すと、コスモはプリキュアレインボーパフュームにみずがめ座のペンを挿入。放たれるプリキュアレインボースプラッシュで巨大ノットレイは浄化され、イルマは元に戻る。

斯くしてみずがめ座のプリンセスも復活し、残るペンは後2つとなった。そして目を覚ましたイルマはとうとう笑顔を見せた………のだが、何とイルマは元々笑い上戸な性格だったらしく、ユキオを傷付けまいとずっと笑いを堪えていた事が判明。先程洞窟を出て行った理由も、演奏の最後の拍子にユキオがずっこけたのが可笑しかったからと言う物だった。だが、ユキオは気にしておらず、イルマが笑ってくれて嬉しいと返す様子を見届けると、ひかる達一行はアイスノー星を後に家路に就くのであった。

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