『映画Go!プリンセスプリキュア』はシリーズ史上初めて、短編・中編・長編の3つのストーリーで構成される。
そのうちの長編に当たるのが『パンプキン王国のたからもの』である。
ストーリー
パンプキンプリンが美味しいと巷で噂のスィーツショップにみんなでやってきてご満悦のはるか達。
そこで配られていたチラシに、パンプキン王国なるところで行われるプリンセスコンテストの参加申し込みがあり、興味を持つ。そして、そんなはるかたちの様子を見守る謎の男の姿が・・・
謎の男はゼツボーグを突然召喚し、はるかたちへとけしかける。プリキュアに変身して応戦するも、謎の男が作り出した次元の穴にプリキュア達は吸い込まれた。
たどり着いたその場所は、かぼちゃの妖精たちが住む異界の王国。そう、そここそがパンプキン王国であった。
はるかたちはそこの王様と王妃様に謁見。その時に大臣のウォープから是非にプリンセスコンテストに出場してくれと頼まれ、もてなしを断るのも失礼ということでしばらく滞在することに。しかし、次第に美しい王国の裏に隠された闇の部分を知ることとなり、さらにはこの国の本物のプリンセス・パンプルル姫がガラスの塔に幽閉されていることも知る。
そして、プリンセスプリキュアのパンプキン王国の未来を取り戻すために戦いが始まることになる。
主題歌
KIRA KIRA
Every Little Thing(ELT)が担当。ELTの通算47枚目となるシングルとして発売される。
本作のスタッフロールBGMとしても使用される。
その他
- 上映順番では2番目で、上映時間は50分になる。一般的にはメインとなる長編が上映の最後を飾ることが多いが、本作がそうではない理由は『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』を参照。
- 長編が1時間未満なのは『映画 ふたりはプリキュアSplash☆Star チクタク危機一髪!』以来だが、あちらはデジモンとの同時上映だったため本作とはまた事情が異なる。
- 同時上映の他2作が3DCG作品である中、本作のみセルアニメ系の2Dデジタル彩色での制作。過去に制作された3DCGのバンク映像以外は、全て2Dアニメで制作をするという徹底したこだわりがある。
- 「変身しない人間のサポートキャラクター」として、今作でも七瀬ゆいがこのエピソードに登場する(ただし、扱いについては・・・お察し下さい)。他にも妖精のミス・シャムールやクロロも登場する。(七瀬ゆいは、前作に登場した相楽誠司に続き二例目。予告編で判明。)
- 脚本担当の秋之桜子は、王妃役を務める山像かおりのペンネーム。自身が関わった舞台では度々執筆していたが、今作が初のアニメーション脚本担当となる。なお、『プリキュア』シリーズにおいて出演者がスタッフも兼ねる事例は、『フレッシュプリキュア!』の前田健(カオルちゃん役&ED振付担当)に次ぐ2例目。
- プリキュア映画恒例の映画専用のパワーアップフォームも登場し、今作ではメンバー全員がかぼちゃがモチーフになっているモードエレガント・ハロウィンにフォームチェンジし、公開初日は10月31日のハロウィンというGoプリ映画版に相応しいものになっている(プリキュア映画での単独作品映画版においてメンバー全員がパワーアップフォームにチェンジするのは2010年公開のハートキャッチプリキュア!映画版以来、映画版限定フォームに限ればシリーズ初となる)。
- キービジュアルでは他の同時上映作品との差別化のためか、初期メンバーはモードエレガントの派生形態で登場している(フローラがリリー、マーメイドがバブル、トゥインクルがシューティングスター。追加メンバーのスカーレットはフェニックス)。映画のキービジュアルで基本フォームと映画専用フォーム以外が描かれたのは本作のみ。
スタッフ
キャスト
本編キャラクター
- 春野はるか/キュアフローラ(声:嶋村侑)
- 海藤みなみ/キュアマーメイド(声:浅野真澄)
- 天ノ川きらら/キュアトゥインクル(声:山村響)
- 紅城トワ/キュアスカーレット(声:沢城みゆき)
- パフ(声:東山奈央)
- アロマ(声:古城門志帆)
- ミス・シャムール(声:新谷真弓)
- 七瀬ゆい(声:佳村はるか)
ゲストキャラクター
- パンプルル姫(声:花澤香菜):パンプキン王国のプリンセスだが、塔に幽閉された。
- ウォープ(声:諏訪部順一):パンプキン王国の大臣だが、その正体は…?
- パンプキン王国の王様 (声:チョー):パンプキン王国のキング。かぼちゃのように真ん丸な体型。
- パンプキン王国のお妃様 (声:山像かおり):パンプキン王国のクイーン。
- パン・プウ・キン:かぼちゃのカタチをしたパンプキン王国の妖精たち。