概要
『トロピカル〜ジュ!プリキュア』第29話から登場するプリキュアの強化フォーム。
トロピカルハートドレッサーにランドハートクルリング及びマリンハートクルリングを使用してフォームチェンジすることで超ゼッタイヤラネーダを浄化できる。
コスチューム
5人全員のコスチュームが変化するのは過去のシリーズから続く定番だが、海中で戦う事を想定してか5人が全員裸足になると言う斬新な形態である。
キュアサマー
髪の先が二又に分かれ、髪飾りが太陽を模倣したものに変わる。セーラー服の襟がケープ状になり、スカートはピンクを基調とした物に変わる。足には白いクロス状になったアクセサリーを付ける。
キュアコーラル
お下げ髪に淡い青色のリボンが加わり、帽子に黄色のフリルが追加される。スカートの丈が長くなる他裾にはピンクのフリルが足され、足には白い羽のような形のアンクレットを付ける。
キュアパパイア
後ろ髪が伸びてボリュームあるロングヘアになる。頭の蝶の髪飾りが水色に変わり、袖口には黄色の、スカートの裾には淡い黄緑色のフリルが加わる。足には白い布のような物を付ける。
キュアフラミンゴ
頭とイヤリングの羽飾りの色が濃くなり、髪のメッシュに黄色が加わる。袖口に淡い赤のフリルが加えられる。スカートは段が無くなってミントグリーンの布を加えたロングスカートに変わり、足には赤い飾りを付ける。
キュアラメール
頭の宝石の色が青色に変わり、服の袖がエメラルドグリーンになる。スカートは魚のウロコの模様がついた青いタイトスカートに変わり、両足にアンクレットをつけている。
合体技
- プリキュア・ランドビート・ダイナミック
伝説のプリキュアから授かったランドハートクルリングをセットする事で繰り出す必殺技。
ドレッサーの鏡の部分が外れ、サマーが持ち構えながら「5つの力、大地を照らせ!」の掛け声とともに頭に花飾りの付いたピンク色の象を召喚。
プリキュア達がタップダンスを踊ると、ピンクの象は「パオーン!」の鳴き声とともに飛び蹴りで怪物に突貫。このキックが命中することで怪物は浄化される。
無論、最後にはっちゃけた表情で5人揃って「ビクトリー!」と叫ぶのはお約束。
但し、生き物を素体とする超ゼッタイヤラネーダは浄化できない。コワスンダーは浄化できる。
- プリキュア・ジュゲムジュゲムゴコーノスリキーレ、ウルティメイト・マリンスプラッシュ・メガウェーブドラゴン、トロピカルマンゴーキウイ・リンボーダンス・ドンドコドンドコ・クラッシュナイアガラシャワー、フライングフェニックス大盛り特盛り激辛百倍、替え玉無料背脂マシマシ、ビューティ伝説パッシングショット、ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメール、グランオーシャンいちの可愛くて美人で知的なクイーン・オブ・クイーン・バブルボンバー、フローラルピンク&パープルシャドウ秋の新作コスメティック、ポンポコピーのポンポコパンチ、くるるんくるるんくるるんるーん、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのランドビートダイナミック!!
第33話に登場したプリキュア史上最長の名前の合体技。
- プリキュア・マリン・ビートダイナミック
プリキュア達の諦めない想いに答えて現れたマリンハートクルリングをセットする事で繰り出す必殺技。「プリキュア・ランドビート・ダイナミック」では浄化出来なかった生物を素体とした超ゼッタイヤラネーダを浄化出来る唯一の技で、「5つの力、海に轟け!」の掛け声と共に、ヒレに貝と真珠の飾りの付いたオーシャンブルーのジンベエザメを召喚。
ジンベエザメは「シャーク!」という鳴き声とともに(※サメは鳴きません)、魚雷のごとく猛スピードで怪物に直進。その勢いのまま怪物の面前でバク転しながら尾ヒレで強烈な打撃をかます。この打撃が命中した怪物は浄化される。
此方もやっぱり最後にはっちゃけた表情で5人揃って「ビクトリー!」と叫ぶのはお約束だが、並びがVの字になっている。
更に、これまでの最強技では主役キュアがメインで先導する事がお約束だったが、この必殺技でのメインはラメールであり、最後の「ビクトリー!」以外はラメールがセンターである上にラメールには新たな専用装備まで追加される。
裏を返せば、生物を素体にしない超ゼッタイヤラネーダは浄化できないようにも思えるが、現状は不明。
但し、究極体になったバトラーヤラネーダには通用しない。この際にジンベエザメがバトラーに尾ヒレを掴まれた後、攻撃を受け消滅する際に「サメェ」と断末魔をあげており召喚獣に意思があることが明確となった。
因みに
何故象なのか
ランドビート・ダイナミックはパッと見では何故象を召喚するのか不明な技だが、大地をテーマとした技であることに着目すると合点がいく。
象(特にアフリカゾウ)は現存する陸上動物の中では最大かつ最重量の動物であり、大地の技らしい重厚感や力強さを表現できるインパクトのある動物としては妥当である(他の動物に至っても、カバは5m、キリンは4.7m、シロサイは4.2m程度である。)。
また、象を役畜に使うタイを始めとした熱帯の東南アジアにおいて象は神聖な動物とされており、その関係から地属性のトロピカル要素としては妥当なチョイスと言える。
では象を召喚した後の、肝心の攻撃方法はどうなのか。
プリキュアは「裸足」で地面を踏み鳴らし、象もまた「足」で攻撃を行う。これもまた大地をイメージさせる技らしい表現である。
また象が「地面から高く飛び上がり」、プリキュアのジャンプに呼応して飛び蹴りを放つのも、「地面から飛び上がるほどのやる気の昂ぶり」を体現するアクションとしては妥当であり、トロプリという作品のテーマにちゃんと合致した演出だったりする。
この技が初登場した時は、ファンシーなデザインだし鼻から虹みたいなの出して浄化するとかかなーと思ってた大多数の視聴者の度肝を抜いた。
とりあえず象の重量の飛び蹴りだと敵はただじゃすまないと思わざるを得ない… 楽しげな雰囲気だがわりと殺意の高い技である。
第36話では生きたタコを媒介にした超ゼッタイヤラネーダによって破られてしまうが、これは戦いの舞台が海中で相手も水生生物であり軟体で打撃の通じにくいタコであったことも関係しているのかもしれない。
何故ジンベエザメなのか
マリンビート・ダイナミックは本来象に対するのなら、クジラ(特に地球史上最大の生物のシロナガスクジラ)やイルカ、そしてシャチが召喚されるのだが、何故か召喚したのはジンベエザメであったが最大の魚類とすればジンベエザメが妥当である。
余談
- フォームを名乗るのはマザーハートスタイル以来となる。
- 尚歴代プリキュアのスーパープリキュアのテレビ本編での登場としては『スマイルプリキュア!』のプリンセスフォーム(第23話)に次ぐ2番目の早さである。
- 翌週の第30話では個人の単独では変身できないためローラが不在では超ゼッタイヤラネーダを浄化できない弱点が露呈した。
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