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「ウゥ……魔女様……。どうして私を置いて行ってしまわれたのです……人間の少女等に惑わされて……」

「こうなったら! 魔女様の遺志はこのバトラーが! この世界は私が破壊いたしましょう!!」

「ヤラネ~ダ~!!!」


CV:小松史法


概要

絶対の忠誠を誓っていた主・あとまわしの魔女が、と和解して大往生を迎えた事態に納得のいかない……よりは、扇動者同然のバトラーが主に代わって世界を破壊せんと、超ゼッタイヤラネーダの素を使って変貌した姿。


トロピカル〜ジュ!プリキュア』におけるラスボスであり、『筋骨隆々の逞しい風貌と化した、巨大なタツノオトシゴドラゴンとも取れる容姿をしており、口から火炎を吐き出す力を持つ。


また、通常のヤラネーダ系怪物は原則、召喚命令者の指示に従うだけで自我は薄いのだが(チョンギーレヤラネーダもそうであった)、バトラーはヤラネーダ化しても明確な自我を保っている。これは超ゼッタイヤラネーダに変身したバトラーが、同時に召喚命令者である為だと思われる。


尚、仮にもヤラネーダ系列の存在だからか、本来のバトラーに存在しない歯列が確認できる。


活躍

第44話

超ゼッタイヤラネーダの姿になったら愚者の棺を満タンにすべく、同じ魔女の召使いであるチョンギーレヌメリーエルダのやる気パワーを無理矢理奪ってしまう(3人は元々あるやる気パワーを持っていないためすぐピンピンする)。

そして愚者の棺に注ぐ最後の一杯として、プリキュア達に火炎を吐き出す攻撃で変身解除に追い込むのだった。


第45話

気絶したプリキュア達のやる気パワーを奪おうとするがまなつは立ち上がる。トロピカルパクトを攻撃し変身を妨害する。更にかつての破壊の魔女が使用していたコワスンダーを召喚する。エクセレン・トロピカルスタイルのマリンビートダイナミックにキュアラメールオーシャンバブルシャワーも効かないバトラーヤラネーダ。


絶体絶命のプリキュア達を海の底に沈め勝利を確信するが、それでも諦めない心に応えた大地のリング「ランドハートクルリング」と海のリング「マリンハートクルリング」が彼女達のやる気を溢れた為に形成は逆転。2つのリングの力が合わさった最強必殺技プリキュア・スーパートロピカルパラダイスで召喚された複数のジンベエザメキックと体当たりの連続フィーバーの前には為す術もなく、最後はトロピカルパラダイスの連打によって浄化され、バトラーも無事に救出。

しかし、尚も敗北を認められないバトラーは、半ば自棄同然に最後の手段として愚者の棺に自身のやる気パワーを注ぐも、プリキュア達は修復したマーメイドアクアポットにより、全ての大元凶である悪しきやる気パワーをも奪われ、最後は廃人寸前にまでにやつれてしまった上に、切り札である己のやる気パワーのかけらも自爆同然に消滅し、過去の悪行を謝罪したチョンギーレ達に海へ連れられ去っていった。


マーメイド物語とのリンク

一之瀬みのりが文芸部時代に執筆した『マーメイド物語』ではラスボスの立ち位置のキャラが凶悪ドラゴンになっている。これは最初期の第4話で描写されている。

この『マーメイド物語』の主人公とヒロインがまなつローラの関係に酷似していた事実から、一部視聴者の間では「この物語は本作の今後を示唆しているのでは?」と推測されており、タツノオトシゴのバトラーがドラゴンに進化してラスボスになる」説があった。

これはまさにドンピシャの正解であった。

また小説の内容には「ドラゴンの目的は世界中のフルーツを食べ尽くすこと」とあったが、これは「世界中の命を奪い尽くし、対象者に不老不死をもたらす」愚者の棺の効果を予言していた……とも解釈できる。


余談

黒幕以外の者がラスボスに躍進するのは『キラキラ☆プリキュアアラモード』のエリシオ以来となる。


本来のバトラーより赤みを帯びた表皮になっているのは、タツノオトシゴと同じヨウジウオ目に属し、俗称で「悪魔の杖」と呼ばれる魚・アカヤガラもモチーフに入っているからではと思われる。


『アニメージュ』2022年3月号によると、バトラーのヤラネーダ化は当初の意図では無かったが、結果的に執事の「Butler」と戦う者の「Battler」のダブルミーニングになったと答えている。


関連タグ

トロピカル〜ジュ!プリキュア 超ゼッタイヤラネーダ ドラゴン

ラスボス 闇堕ち

ラスボス(笑)(下記のデウスマウトと同じ都合からこう扱われる)。


プリキュアシリーズ関連

非プリキュアシリーズ関連


プリキュアシリーズラスボス

ネオキングビョーゲンあとまわしの魔女/バトラーヤラネーダゴーダッツ/???(ネタバレ注意!)

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