「僕はシュプリーム」
「あらゆる世界で僕が最も強い存在だと確かめる為に戦い続けている」
CV:坂本真綾
概要
本作の真の黒幕で、プリム/キュアシュプリームの本来の姿である。
地球外から襲来してきた六翼の宇宙竜のような姿をした超生命体だが、どこで生まれたかなどの出自については作中では語られていない。
戦いを求めてあらゆる世界を旅する闘争の化身で、本作の物語が始まるよりも前に地球に来襲。プリキュアオールスターズ全員と戦い、全滅させている。
外見的特徴
背丈は巨大で、頭部は白いウサギに似ているが2本の長いものと3本の短いものからなる8本の触覚、赤く光る目が四つあり、目の中央には黄緑色の水晶体のようなものがある。胴体は六枚の尖った翼を広げ、下半身は長く人魚のようにも見える。その長く伸びた全体像はさながら白竜のようであるが、監督曰く「生物のようでもありオブジェのようでもある、神々しい何者か」を想定したデザインである。
なお、制作スタッフ間ではこの姿は「シュプリーム・オリジン」と呼ばれていたという。
口調や声質はプリム/キュアシュプリームと変わらない。プリム/キュアシュプリームは口調がボーイッシュで筋肉質なデザインをしていることから一部では男性説も疑われていたが、本体であるシュプリーム自身の性別も作中ではわざと曖昧に描かれている。
実はこれは、超越存在であるシュプリームには性別が存在しないという設定があるため。
※この記事では暫定的にシュプリームの三人称代名詞を「彼女」としているが、これはシュプリームの性別を規定する意図ではないことを注釈しておく。シュプリームの性別設定についての詳細は後述する。
実は彼女自身は作中ではキュアシュプリームとは名乗っておらず、シュプリームと名前を聞いたコメコメがそう発言したのみであり、その時点より伏線自体は張られていた。
性格
自分自身を「宇宙最強の存在」と自負しており、それを証明するために強者との闘争を常に求めている。
性格は非常に冷酷で、自身の成長と闘争心しか頭にない。自分がより強くなるためならば星を滅ぼすことも辞さない。
おおよそ情というものを欠片も持ち合わせておらず、愛や希望、絆というものを理解できず蔑んでいる。
能力
最強の存在を自称するだけあって規格外の戦闘力を持ち、78人のプリキュア達のいかなる攻撃も受け付けない(実際に、複数のプリキュアの最大必殺技の同時攻撃にもびくともしていなかった)ボディを持ち、いかなる防御も容易く貫通する攻撃力で全滅させている。
あらゆるものを光の粒子に分解する「破壊の力」を有しているが、これはよっぽどの強敵相手でないと使わない。初めてこれを使ったのは78人のプリキュアを倒す時であった。
さらに、シュプリームは分解した光の粒子を集めて他の物体を生み出すことができる。この力を使えば、生命さえも自分の思った通りに作り変えることが可能。
シュプリームはこの力で地球全土とそこに住む全ての生物を分解し、全く異なる姿へと再構成した。
世界を破壊し、新たに創造することができるその力は、あたかも神のごとくである。
シュプリームが人間の姿になったのも、自身の肉体を一度分解して再構成することで姿を変えたのかも知れない。
※ちなみにシュプリームは新たに、「蘇生の力」を追加している。
本編の動向
闘争心の赴くままに数多の強者を滅ぼしてきたようで、今度は地球にいるプリキュア達に目をつけて強襲。
プリキュア達は全員でシュプリームを迎え撃ったが、そのあまりにも強大な力は78人のプリキュアの抵抗をまったく意に介さないレベルであり、彼女らはどのような手段を用いても太刀打ちできずに倒れていき、最後はシュプリームの世界を破壊する力の前に、地球ごと光の粒子になって消えた。
劇中のプリキュア達の台詞からの推測ではあるが史上初となる『プリキュア達を明確に死に追いやる』と言う前代未聞の事を起こしている。(“F”PVで意味ありげに告知された「Final…?」のキーワードはこのことを表していると思われる)
しかし自分に世界を破壊する力を初めて使わせたプリキュア達に興味とリスペクトを示したシュプリームは、とある実験を始めた。
それは自分もプリキュアになってみることで、彼女達の強さの源を知ろうというもの。
その実験場として、シュプリームは破壊した地球を再構成した。しかしそれは地球を元に戻したわけではなく、プリキュア達の記憶を元に、彼女達が住んでいた街の要素を混ぜ合わせたキメラのような世界として地球を作り変えた。
そしてNPCのように同じようなことしか言わない弱い人間を生成し、大きな街と城を配置してアークという強い悪役を製造。
シュプリーム自身は白い竜のような姿からキュアシュプリームという人間の姿へと変化して、「弱き人々を守るために、強大な敵と戦うプリキュア」としてヒーロー活動を開始した。
要するに本作の一連の事件は、彼女の自作自演である。
シュプリームはプリキュアと共にいる小さな妖精たちにも強さの秘密があるかもしれないと、自分の破壊の力を分けてプーカを作り上げたのだが、臆病で力を行使するのを嫌がったために用済みとして切り捨てた。
実験中、レッサーアークを追い回し、撃破していく中、プリキュア達ほどの手応えを感じず、行き詰まりを感じていた。
なお、ソラをはじめとしたプリキュア達が記憶の一部を失いつつもこの世界に復活したのは、シュプリームが仕掛けたものではなくプリキュアたちの思いが呼んだ奇跡のようなものである。このことはシュプリームにとっても予想外の出来事であり、ソラ達と出くわした時は驚愕していた。
スカイチームとの行動時は、多くを語らず、食事の時などでも一歩引いた位置でプリキュア達を観測していたが、彼女達の他愛無い触れ合いに意味を感じることができず、プリキュア達の強さの秘密を掴めないことに苛立ちを募らせていく。
夕食時におかわりを聞いてきたコメコメには怒気の強い口調で返していたが、プーカを想起したと思われる。
やがて、ソラ達が目的地の町へと辿り着き、プリズムチームと再会した際、彼女達と一緒にいたプーカが自身に怯えて力を暴走させ、ましろ達を地下に落とすアクシデントに見舞われるも、程無くして遅れて来たバタフライチームと合流。アークの元へカチコミに向かうが、辿り着いた頃には既にアークを先に駆け付けたウィングチームのキュアフェリーチェに倒されてしまっていた。
本来、ラスボスであるアークはキュアシュプリームが倒すために作られたものだったため、その算段がご破算になった事で、シュプリームはこの実験を中止することを決断。自身の本性を現すと同時にプリキュア達の記憶を目覚めさせ、一連の顛末を語った後、黒いシュプリーム(スタッフ間の通称は「シュプリームΓ」)に変身。その場にいたプリキュア全員を軽々と蹴散らし、実験は失敗として、地球を再び破壊し、新たな旅に出ようとする。(ちなみに、彼女の蘇生の力によって幹部達を復活した)
だが、プーカが「破壊の力」を使ってシュプリームが再構築した地球をもう一度解体し、そこからスカイとプリズムのミラクルライトの輝きを通して地球が元の姿に修復されていく過程で流れ込んできた、プリキュア達の思い出、その中で、愛や希望、未来や絆を信じるものに対し、「そんなもので強くなれない」と蔑むが、思い出の中のキュアブラックの発言に反論される。
修復された地球と共に、復活したプリキュアオールスターズに対し、仲間達の存在こそがプリキュアの強さの秘密だったと認める発言をしつつ、「仲間は多ければ良いんだろう」として、キュアシュプリームと真似た分身を、数多く生成。(なおこの行為は「そういう事じゃないよ!?」とプリズムからツッコミを受けている)
さらに自身も巨大化してプリキュア達を滅ぼすべく最後の戦いへと挑んだ(この時の姿は初期の竜形態と黒いシュプリームが合わさったような姿をしていた)。
歴代妖精達・TVシリーズのサブキャラクター達(プリキュアが住む町の人々・プリキュアの協力者・番外プリキュアと番外妖精・かつてプリキュアの敵として戦い改心した敵組織の元幹部)・幻のプリキュアとそのパートナー妖精2匹によるミラクルライトでの応援を背に立ち向かうプリキュアオールスターズ、さらに途中で覚醒したキュアプーカによってコアと思しき胸部の緑色のパーツを損傷させられる。
己に理解できない力を源とし、同じく理解できない想いの為にその身を懸けて戦うプリキュア達に対し、『お前達は何なんだ!!!!!』と困惑と怒りと恐怖が混ざったような絶叫と共に襲いかかるが、最後は「私達はプリキュアです!!!!!」と叫ぶキュアスカイと全プリキュアの「黄金の精神」とプリキュアを応援する人々の想いを集結させたパンチを受けて胸部のコアを完全に砕かれ敗北。
等身大のシュプリームに戻った(敗北後の姿は黒いキュアシュプリーム=シュプリームβのものだが、髪色が元の色に戻り、胸のエンブレムが緑から水色に変わる等の差異もある)。
その後、修復された地球の草原で目を覚まし、ソラ達に鍋パーティーに誘われる。
一度地球を破壊した上に敵だった自分を誘う彼女たちに「何故?」と問いかけるが「同じ釜の飯を食った者同士、もう友達でしょ?」と返され、ようやくプリキュア達の力の源を理解。
さらにプーカから自分を作った時にはもうシュプリーム自身が変わり始めたと諭されて、自分は仲間と共に困難や強敵に立ち向かうプリキュア達の姿に憧れていたことを悟る。
しかし自分は孤独と自嘲するが、キュアプーカに自分がいると、手を握られた。
EDムービーで、スカイミラージュに似た変身アイテム・シュプリームフォンを手に、プーカと共に微笑む姿が見られる。
愛を知らなかった生命体は、一度捨てた片割れと新たな歩みを始めたのだ。
評価
「あらゆる世界で僕が最強になるために戦い続けている」シュプリームは当初この行動原理のみで行動していた。
彼女は「かなり私利私欲なキャラで、自らを最強と示すためなら躊躇なく星を滅ぼす」(世界そのものを破壊する力を使ったのはプリキュア達との戦いで初めてであり、この力を使わなければ負けると思って使ったとも解釈できる。)「その過程でプリキュア達を明確に死に追いやる」「破壊した世界を元に新たな実験台の世界とプーカを創ったが、戦おうとしないプーカを不要と見捨ててしまう」「自分がプリキュアの強さを手に入れる実験が思うように行かなかったために、再び世界を破壊しプリキュア達を始末しようとする」と最後の改心を差し引いてもその悪行自体は身勝手極まりない。
- ソラ達16人のプリキュアと3体の妖精が実験台の世界に復活したのはシュプリームの予想外の出来事であり、何故このメンバーだけが先に復活できたのかは不明である。(ちなみに劇中でのソラは、地球が崩壊した今こそ「ヒーローの出番」だから自分は復活できたのだと脳筋解釈をしていた)
- 地球を完全に破壊されたとあっては歴代の地球を守護してきた者達(フィーリア王女、キュアアンジェ、キュアフラワー(花咲薫子)、キュアエンプレス、ブルーとキュアミラージュ、世界のプリキュアたち、マザー・ラパーパ、ヒーリングアニマル等)の面目は立たなくなるが、最終的には地球は再生されたため事なきを得た。また、地球の精霊である風鈴アスミはかなり早い段階で「実験台の世界の正体」に気づいていた。
これまでの歴代最強のプリキュアの敵と言えば、地球を破壊又は吸収したゴーヤーンやエリシオ、数多の星々を飲み込んできたデウスマスト、太陽系規模の巨大さをほこるブラックホールやピエーロ、ブラックホールを無数に生成できる蛇遣い座、宇宙の銀河を覆い尽くす宇宙大魔王(ヤンゴ)、宇宙そのものの力を宿すジャアクキング、1万年前の宇宙を支配していたプロトジコチューが君臨する。
しかし、前述のように“78人のプリキュアを同時に相手にして圧倒した”という意味ではシュプリームは名実共にプリキュアシリーズ史上最強最悪の敵と言っても過言ではないだろう。
ただ、彼女はプーカを生み出し自分の意図しない形となったためいらないと切り捨てはしたものの、簡単に消せるはずのプーカを即座に消滅させず結果ミラクルライトでの反撃の狼煙を上げさせる原因を作った等、脇の甘さがみられている。
プーカの言及の通り、既にこの時から彼女は変わり始めていたとも取れる。
プリキュア達に世界の再構成やその中でのプリキュアとしての自身の実験を語るシーンがあるのだが、その中にはノリノリで決めポーズを取る姿もあり冷酷な口調とのギャップを生んだ。
また、今作では現行プリキュア以外の登場キャラ達には登場時に名前とプリキュア名とその全身ビジュアル、作品名のロゴが表示されており、シュプリームも例外ではないが、ロゴはプリキュアとは読めるものの肝心の各作品のテーマを表すタイトルの所が日本語ではなく読めない文字になっており、これはシュプリームがプリキュアを真似したが各作品のテーマは真似できず適当に並べただけとも取れる。
このあたりについて、田中監督は以下のように語っている。
「キュアシュプリームはプリキュアを極めて狭い視点でしか捉えていない存在です。プリキュアを強くて格好いいものとだけしか見ておらず、単にそれを模倣しているだけなんです。なぜ困難から立ち上がれるのか?という本質を全く分かっていない。(中略)プリキュアのまねをしているので、プリキュア的なエッセンスはありつつも、ちょっと違う。例えばアクセサリー部分で言うとハートが逆さに付いていたりするんですが、それがそもそも何なのか、解釈を間違えていたり、よく分かっていないままくっつけている。そんなイメージです。」
また、ロゴ自体については同じく監督が以下のように語っている。
「基となる単語があって崩しています。形が残っているので、目を細めてみると読めるかもしれません。結構難易度が高いと思います。映画だと一瞬で見えないので」
つまりシュプリームとは「プリキュアを履き違えた存在」という位置付けのキャラクターであり、11年前のオールスター映画で初登場し、プリキュアに憧れを持ち、そしてフーちゃんを思う気持ちからキュアエコーへと覚醒し、戦わずにして和解させた坂上あゆみとはあらゆる意味で対照的なキャラクターである。
なお、企画当初はシュプリームは「勧善懲悪的に気持ちよく倒せる悪党」のつもりでデザインされていたのだという。それが最終的に救済オチとなったことについては、田中監督は以下のように語っている。
「(プリキュアは強くて格好いいものという)表層的な部分に憧れてしまうのは決して悪いことではないんですよね。特にプリキュアを見るような小さい子の大半はそうでしょうし。シナリオ作成中、鷲尾天プロデューサーからも「プリキュアに憧れることを悪く描くのはやめてほしい」と言われたのを覚えています。そういうことを総合的に考えていったら、やっぱりああいう最後になっちゃった(笑)」
そして最終的な総括として「78人のプリキュアで力を合わせて敵を倒す!というところにしたかったんですけど、そうならなかった。でも結局そういう甘い部分も含めて 「それがプリキュアだよな」 という気持ち」とまとめている。
シュプリームの性別について
上述したように、人間態のキュアシュプリームの姿が公表された時点で、一部ファンの間ではこの人物は男性なのか女性なのかについての議論が巻き起こった。
こちらのアニメイトタイムズの記事でも(映画ネタバレありに付き注意)、「キュアシュプリームは性別がはっきりしないなどわからないことが多い難しい役」と演者の坂本真綾氏が語っている。
一方、こちらの動画では公式に「ボクっ娘」と明言されていたりもする。
アニメージュ増刊号にて、脚本の田中仁氏がシュプリームの性別について「一人称は『僕』ですが、性別という概念がなく、そもそも同族がいない、唯一無二の単一の存在なんです。強い生き物の頂点みたいな感じです。」と語っている。
分かりやすくいうなら究極の生命体である以上、生殖を前提とする性別の概念は必要ないということである。
余談
プリキュア同士の戦いがふたりはプリキュアMax Heartの映画の『雪空のともだち』で封印されて以降、『Yes!プリキュア5鏡の国のミラクル大冒険!』でのダークプリキュア5、『ハートキャッチプリキュア』のダークプリキュア、『スマイルプリキュア』のバッドエンドプリキュアと言った元より闇として生まれたプリキュアやシュプリームと同様にプリキュアを真似たような存在として『ハピネスチャージプリキュア!』のアンラブリー、プリキュアオールスターズにカウントこそされないがその作品の正規のプリキュアが闇落ちしたキュアテンダー・闇、クイーンミラージュといった形で光対闇が描かれていたが、(真似た存在とは言え)プリキュアが映画ボスを飾るのは初となる。
また、『スター☆トゥインクルプリキュア』のキュアミルキーとキュアコスモ以来となる地球外生命体のプリキュアでもある。
実は前々作や前作同様、今作の予告にはメインヴィランが全く映っていない。前2作のように、「キュアシュプリームかプーカかのどちらか(もしくは両方)がメインヴィランでは」と思った方も多かった様子。また、前2作の悪役もプリキュアと和解していた(しかし前々作の悪役は既に死人だったこともあり最後は消滅してしまった)。
しかしそれにしてもここまでの規格外の強さの敵であることはほとんどの観客が予想できなかっただろう。(「銀河系の支配を目論む敵が登場したら」いう意見もあれば、「プリキュアシリーズ20周年記念映画にふさわしいスケールの敵」と好意的に解釈する観客もいる。)
強さの追究のみを行動原理にするシュプリームの様は中の人演じる妻を巡る伝説の暗黒卿のようだ、とも評されている。
本映画ではプリキュアオールスターズの面々が画面に初めて出てきた時に、テロップとしてキャラクター名と登場作品のロゴが表示される。
そしてキュアシュプリームについては、『Another Dimention⭐︎プリキュア』という架空のプリキュア作品のロゴをわざわざ作って表示させている(英語部分はわざと崩して異界言語風にしている)
この演出の意図については、シュプリームが本気の本気で「プリキュアを模倣する」ことを目指したことの比喩であると思われる。
彼女はただプリキュアというキャラクターを模倣したのではなく、プリキュアたちが活躍する世界とストーリーまでも模倣しようとした。だから世界を作り変えて自分の脚本で自作自演していたのだ。
つまり、本映画の舞台は「キュアシュプリームが主人公として活躍するアニメ『Another Dimention⭐︎プリキュア』の世界」なのである。
関連動画
ミルキィローズ、シャイニールミナス、キュアエースたち歴代の強者が倒れる衝撃的な光景。
ネタバレ回避のためかシュプリームの声はなし。
関連イラスト
関連タグ
- ダークドリーム、ダークプリキュア:いずれも悪のプリキュアだったが、最終的にプリキュアによって改心に至る。ただし両者はシュプリームと異なり命を落としている。
- ゴーヤーン、デューン、エリシオ:地球を滅亡または吸収させたプリキュアの敵繋がり。エリシオは地球を都合の良いように再構築させた点、最終的にプリキュアに理解を示し、完全ではないが和解の兆しを見せている点が共通している。
- 影、ファントム、ミデン、ドクター・トラウム:全てのプリキュアを襲撃した敵キャラ繋がり。ファントムの方はTVシリーズのゲストキャラクター側の世界中のプリキュアを封印しており、ドクター・トラウムの方はTVシリーズに登場する敵幹部でありながらそれぞれのプリキュアの住処にまで被害を及ぼした点が共通し、影とミデンは全プリキュアを全滅させた点が共通するが、影の方は7代目までのプリキュア達しか認知されていなかったので、完全全滅させたとは言えない。
- クローズ、あとまわしの魔女(破壊の魔女)、バッタモンダー:凶悪な刺客であるはずが、最終的にプリキュアによって改心に至る敵キャラ繋がり。あとまわしの魔女は世界を滅ぼす危険な存在として描かれる点が共通し、バッタモンダーは和解時に「お人好しすぎる」と皮肉っていた。
- ジャアクンダー:同じく20周年記念のライブショーで行われたのステージショーに登場する敵。シュプリームと同じく、78人のプリキュア達を同時に相手にして圧倒させている。
歴代プリキュア映画ラスボス