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アルティミット・シイング

あるてぃみっとしいんぐ

究極生命体(アルティミット・シイング)とは、ジョジョの奇妙な冒険・第2部「戦闘潮流」に登場する、『柱の男』カーズが辿り着いた生物の最終進化形である。
目次 [非表示]

完全生物とはッ!

ひとつ 無敵なり!

ふたつ 決して老いたりせず!

みっつ 決して死ぬことはない!

よっつ あらゆる生物の能力を兼ね備え

しかも その能力を上回る!

そして その形はギリシアの彫刻のように美しさを基本形とする。


概要

究極生命体(アルティット・シイング※)とは、「何者にも束縛されない究極の生命体」のことである。

他の生物の目的は「種」を残すことであるが、究極生命体は不老不死であるため子孫を残す必要がない。自分の思うがままの世界を創造してゆくことことこそが究極生命体の目的である。


(※「アルティット・シイング」は間違い)


およそ12,000年前、「柱の男」であるカーズは、弱点なき究極の生命体の追求を信念として、「石仮面」を作り出した。

彼の思想を危険視した同族を返り討ちにして滅ぼし、自分に共感したエシディシと、当時は生まれたばかりでそれらの事情を知らないワムウサンタナを引き連れて、カーズは旅に出た。

そして、究極生命体になるための研究の過程で「エイジャの赤石」の力を発見することになる。


その後休眠期を経て20世紀に目覚めたカーズは、ジョセフ等と壮絶な赤石争奪戦を展開。

最後はジョセフの奇策に嵌って敗れたかに見えたが、止めを刺されることを見越して赤石をはめた石仮面を被っており、シュトロハイムナチス親衛隊の放った紫外線を浴びたことで、遂に究極生命体への進化を果たしたのだった。

スゲーッ爽やかな気分だぜ。新しいパンツを はいたばかりの正(ry


戦闘能力

冒頭で書かれているように、究極生命体は全ての生物の持つ能力を駆使することができる。

作中で究極生物となったカーズは以下のような能力を披露している。


他の生物への変身

地球上のありとあらゆる生物の遺伝子を体内に持つ「究極生命体」の性質を利用し、その場の状況に応じて体の器官を変形させることができる。

その能力の用途は広く、両手を翼に変えて空を飛ぶだけにとどまらず、甲羅や油脂を纏わせた羽を弾丸のごとく連射し、さらに着弾した羽をピラニアや巨大なタコ変化させて操るという芸当もやってのけた。

また、先述のピラニアのように、変化させた部分をカーズ本体から切り離して行動させることも可能。分離した部分が変化した生き物は、見た目こそは通常の個体と同じだが並々ならぬパワーを持ち、カーズの右手が変化したリスはナチス親衛隊やSPW財団の隊員達を惨殺し、羽が変化したピラニアやタコはナチスの軍用機を半壊に追い込んだ。

ちなみにpixiv上では、両手を翼に変化させたカーズの姿が描かれることが多い。


不死性

死なない。

かつては弱点であった日光波紋も通用しない。

溶岩に落ちても即死しない。絶対零度でも生命活動は停止しない。真空だろうが無酸素だろうが平気。老いることもない。

溶岩に突っ込んだ時はさすがに悲鳴を上げていたが、体の表面を泡のような鎧に変化させて溶岩の熱を遮断し、脱出した。泡の鎧を纏わずに溶岩の中に居続けたらどうなるのかは不明。


波紋法

究極生物への進化で太陽光を克服したことにより、太陽光と同じ性質を持つ波紋にも耐性を持つどころか自ら波紋の呼吸法を習得するに至ったカーズ。そのエネルギーはジョセフの数百倍ものパワーを持ち(作中最強の波紋戦士であるリサリサですらジョセフの3倍)、波紋疾走を受けたジョセフの片足は皮膚や筋肉が溶け出してしまった。


だが、その強大すぎる威力が災いし…


「ジョジョ」歴代最強ボス候補

原作では、究極生命体になったカーズのステータスについて、図解入りで以下のように書かれている(ちなみに、件の図解はアニメにおいても忠実に再現されている)。


骨格一度細胞レベルまで分解した後、様々な生物の形へ変形・構成可能。
握力900kg/cm2
ジャンプ力18m
視力天体望遠鏡
聴力蝙蝠からクジラの鳴き声まで全てを聞き分けられる。
触角熱や空気の動きを探知できる。
知能IQ400(自前)
筋肉どんな傷も短時間で修復できる。つまり、短時間で変身可能。
好物吸血鬼と化した人間。(飲まず食わずでも1年は生活可能)
睡眠必要なし。
SEX必要なし。下等な生物ほど、子供の数は多い。死の危険が大きいからだ。したがって、完全なる生物に子孫や仲間はいらない。頂点は常にひとり。

このように、もはやチートと言うのも生温いほどの化け物染みたステータスであり、『ジョジョ』シリーズの話題で「歴代最強のキャラクターといえば?」という問いがあれば、大体真っ先に名前が挙がるであろう存在の一人である。

常識ハズレな身体能力、「柱の男」時代の唯一の弱点である太陽光と波紋法が効かないどころか、波紋使いの数百倍の波紋パワーを有し、オマケに不老不死と素のポテンシャルだけでいえば間違いなくぶっちぎりの最強キャラである。


しかし3部以降からは既存の物理法則や生物的常識を超越した能力「スタンド」が登場し、彼らスタンド使いの能力の中にはカーズを仕留め得る能力がいくつか候補に挙がっているため、現在の『ジョジョ』シリーズにおいては必ずしも「最強」とはいかないようだ。とはいえ、たとえ誰かのスタンドがそんな能力であったとしても、彼に殺される前にその能力の有効距離まで近づいてそれの効果をヒットさせるというのも無理難題ではある。


さらに言うと、スタンド能力自体は動物から植物まで……たとえ人間以外の生物であっても発現しうるものであるため、カーズもまた、何かのきっかけさえあればスタンド能力を得られるという可能性も否定はできず、もしそうなった場合、カーズ自身の身体能力だけでなく、カーズのスタンド能力も同時に攻略しなければならないというさらなるムリゲーを強いられただろうと思われる。

ただし、スタンドは『精神』(弱さ/脆さを含めた)の産物であるため、“完全”であることが他のあらゆるスタンド能力を超える『無敵のスタンド』となるか、相対的にはあまり役に立たない『無能なスタンド』となるかは不明である。少なくとも、精神的な成長は生じえない。

因みにスピンオフ小説では前者の無敵のスタンド能力を手に入れた。だが本編とは一切関係ないパラレルの話であるため公認ではあるが公式ではない。また同小説ではDIOもカーズの血を吸って究極生物になっている。


余談

ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル』において、GHAを発動させることでカーズが究極生命体化する。

作中のように羽が生えて飛ぶことができ、腕をタコに変形させたり、果ては波紋を駆使するなど、柱の男の時と攻撃方法が異なる。


関連イラスト

Avalon


関連タグ

ジョジョの奇妙な冒険 戦闘潮流 カーズ

石仮面 エイジャの赤石 柱の男

地上最強の生物 粘土人間 アプトム


もしかして → 荒木飛呂彦


シュプリーム:究極の生命体であるならSEXを前提とした性別という概念すら必要ないという、『究極生命体』という概念を(客層である)子供でも理解しやすくした存在。

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