解説
「地上最強」という言葉は最強というには範囲が狭く(水中や空中は含めないため)、本当の意味での最強とはいえないので、フィクションのバトルでは滅多に使われない。そのため通常は最強を表す定義には「世界最強」や「史上最強」がよく使われる。
本来ならば単に見出しのとおりの意味だが、主にグラップラー刃牙の作中で顕著に使用している単語である。
「どっちが強いんだ!!?」
という極めてシンプルな強弱対決においては、人間に限らず全ての生物(および武器)が介入する。
その中で体重800kgを超えるホッキョクグマや体高15mはあろうかと見えるアフリカゾウ、果ては近代兵器で武装した兵士数百人を素手で屠るという非リアル路線の格闘をテーマにした範馬勇次郎の異常な強さから作中で表記された異名。
様々なジャンルの作品において「最強」を誇る人物・生物は数多くいるが、使用する武器や特殊能力、魔力などに頼らず、非リアル路線であると同時に生物本来の戦闘能力のみで最強たるキャラクターは意外に少ない。
なお作中では「全地球全生物統一無差別級チャンピオン」とも呼ばれたが、こちらは殆ど使われない。範囲で言えばこっちの方が遥かに大きそうだが……。なにせ「癌細胞だって敵わない」と言うのだから。