作品『痕(きずあと)』
日本製のコンピュータゲーム作品『痕(きずあと)』は、Leaf(株式会社アクアプラス)が制作・発売したビジュアルノベルである。
1996年にPC-9800対応版が発売。Leafのビジュアルノベルとしては第2作に位置付けられる。
2002年と2009年にそれぞれリニューアル版が制作・発売された。
2012年4月4日、格闘ゲームのAQUAPAZZAに千鶴がLeafブランド作品として初めて登場した。
CV:柚木涼香
下記CVはコンシューマ版における、千鶴EDなどに登場時のCV。
あらすじ
大学生の柏木耕一は、離れて暮らしていた父「賢治」が亡くなり、法要のために従姉妹の四姉妹の家に逗留していた。
しかし、それからというもの、毎夜のように奇怪な夢にうなされるようになる。それは、見知らぬ部屋でうずくまりながら、突き上げてくる殺人欲求を必死に抑えるというものだった。
ある夜、耕一は夢の中でついに殺人衝動に飲まれ、手当たり次第に通行人を惨殺してしまう。
その時はただの夢だと思っていたのだが、朝のテレビ番組で、近隣で殺人事件が起きたというニュースを知る。
そしてテレビで紹介されていた事件現場は、まさに夢の中で自分が暴れていた場所であった。
関連動画
【最新版オープニング】
【DOS版オープニング】
余談
2009年リニューアル版は、元々は2005年にPSP用ソフトとして開発されたものである。しかし、コンシューマでは原作の大幅な改変により世界観が壊れてしまう為2007年に開発が断念され、Windows用ソフトとして作り直された。
関連タグ
- 漢字「痕」
傷痕 … 傷が治った後に残る形跡については、「傷痕(きずあと、ショウコン)」を解説した当該記事を参照のこと。なお、定義で示したとおり、漢字「痕」の字義は、「生物の体に残る印や形跡」であり(※非生物の場合は『跡』を用いる)、訓読みで「あと」、音読みで「コン」といって、語義の一つに「きずあと」はあるものの、そのような読みは存在しない。しかし、本項で扱った作品名に影響されてか、勘違いしている人が少なからずいる模様。
- 作品『痕(きずあと)』
虚淵玄 … 当作をプレイしたのがシナリオライターになる切っ掛けになったとされる。