Leafが制作・発売したゲーム「痕-きずあと-」2009年リニューアル版の追加シナリオに登場する新規ヒロインの一人である。
概要
前の主人から暇を出されて隆山を訪れるが、
手持ちの金が尽き行き倒れていたところを耕一に助けられ、一時的に柏木家に身を寄せる。
柏木姉妹の次女梓と同い年(18歳)だが、容姿はどう見ても中学生以下であり本人は気にしている。
胸に至っては四女の初音よりも小さいらしい。
メイドをやってただけあり家事は得意で、特に料理の腕は梓以上。
しかし、身長が低いため高いところのものを取ろうとしてよく頭に物を落下させている。
六花ルートについて
2009年リニューアル版にて追加されたシナリオで本編の半月後の話となる。
ただし、本編の四姉妹のルートの正式な後日談というわけではないので、
主人公が四姉妹の誰と結ばれたという描写はない。
あらすじ
猟奇殺人事件の半月後、耕一は再び隆山へ遊びに来る。
電車を降りて駅前を歩いていると道端でメイド服の少女・六花が倒れており、
六花はメイドとして働いていた家を3日前に出て隆山へやって来たが
ひったくりに荷物や財布を盗られて行き倒れになったと言う。
「自分を雇って欲しい、使用人として働く代わりに住む場所を提供して欲しい」と懇願する六花。
四姉妹と相談した末、六花は柏木家の使用人として暮らす事になる。
ネタバレ注意
高砂家について
代々大名に仕えていた透波(すっぱ)の末裔
戦国期、柏木家の中に鬼の力を立身出世に使おうと考えた一派が現れた。
最終的に 保守派と革新派で一族を二分するほどの対立となり、
保守派が二度と同じような考えが再び出ないように、革新派を皆殺しにしたことで終息した。
その中辛うじて生き残ったたちが、大名に仕える透波(すっぱ)として、現代まで続いている。
また、高砂家の持つ鬼の力は、柏木家のものとは違う点がいくつかある。
差異点としては
・女性の鬼でも力が強く暴走を起こす(本来女性の鬼は力が弱い代わり安定している)。
・鬼の意識が完全に分離しており、別の人格として存在している。
・鬼の力を開放した際の、眼の色は金色になる(柏木家の場合は赤)。
等が挙げられる。
素性について
前の主人から暇を出されたというのは嘘であり、
実際は突如失踪した双子の姉の高砂風花を探すために隆山へ来た
駅前で耕一に頼ったのも、鬼の意識に従った結果である。
憑りついている鬼は、無邪気で欲望に忠実な小悪魔、
言葉遣いは子供っぽく幼い印象を受ける。
しかし、やりたい事をすると、すぐ満足し引っ込む点から、
風花に憑いている鬼よりは扱いやすく、六花もペットを飼っているようと語っている。
とあるエンディングでは、姉の風花と共に、
『私どもは、あなた様の所有物です』
『私どもは、あなた様を主と認めます』
『身命を捧げ、ご恩に報いたい所存です』
『生涯の服従を誓い、お仕えいたします』
どこぞの双子と同じようなことをのたまいながら押しかけてくる。