概要
所謂ムエタイ式のしなるムチの様な蹴りのことである。K-1等の格闘技中継の他、バラエティ番組での罰ゲームで比較的頻繁に目にする機会がある。
罰ゲームでは基本的に無防備なケツに蹴りを入れられるパターンが一般的となる。
その一撃は個人差もあるが、大の大人がマトモに立っていられない程の威力で、『笑ってはいけないシリーズ』では大抵DVDでの理不尽気な田中タイキック宣言でココリコ田中がタイキックの餌食となるのがお約束。田中以外では方正が餌食になる事が多い。執行後はほとんどの場合、熱血教師までは浜田、それ以降は執行された人以外全員がOUTになる。松本曰く「これ一番嫌いな罰ゲームやねんてぇ!!」。
更に2017年の『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時』では、予想だにしない人物が餌食となった(後述)。
また、田中タイキック執行までのVTRが矢鱈凝っているのもこのネタの特徴である。
余談であるが、別の企画では田中がタイキックした事もある(でも、その後に本物にまたやられたが)。
また、ピップの内服液のCMでもネタにされている(タイキック担当はガキ使と同じ人)。
スター☆トゥインクルプリキュアの23話にて、キュアソレイユがキュアコスモにタイキック式ソレイユシュート喰らわしてフワを救出した。
笑ってはいけないシリーズのタイキックの流れ(ホテルマン以降)
ホテルマン
山崎の机に入っていたDVDを再生すると「翼の折れたエンジェル」「ダンシング・オールナイト」「タッチ」のカラオケビデオが流れるが、全て歌詞の一部が罰の内容と対象メンバーを示した替え歌になっている(因みに田中のみケツバット2発)。
「タッチ」の場合は田中に対して貶す替え歌を披露し、「お願いキック、キック、ケツにキック 田中から ケツを出して受け取ってよ ため息が出る程お尻を蹴って」とサビを歌い終えた直後田中にタイキックが執行された。
スパイ
田中の机の引き出しの中にあった封筒の中に入っていた3枚のDVDの内1枚を再生すると、内容は「NEWSZERO」のニュースでライアーズ対GIA戦の野球の試合の様子が映し出された。その選手と監督の中にメンバーと同じ名字の選手がそれぞれおり、相手のプレーにクレームをつける田中監督と山崎選手に対して審判が「田中、退場!!タイキック!」、「山崎、退場!!タイキック!」と宣告し、映像が終わった時点で退場を宣告された2人の選手の代わりとして田中と山崎が身代わりの名目でタイキックが執行される。この時田中は唖然とした表情をし、山崎はがっかりして嫌そうな表情をしていた。
もう1枚のDVDはドラマ『君の瞳に両想い」が収録されていた。内容は一昔前のトレンディドラマ風になっているが出演者に役名は無い。その為、シリアスなシーンで義丹と叫んだりとシュールな内容となっている。次回予告で大鶴義丹と保阪尚希が「アレ?そういえば(田中)律子と保阪(尚希)が結婚して婿入りしたらお前の名前は“田中 尚希(タナカ ナオキ→田中直樹)”だ」「やめてくれよ、“タナカ ナオキ”は完全OUTだよ。“タナカ ナオキ”は完全にタイキックだよ」、「“タナカ ナオキ”は完全にタイキックだな」と発言し、ドラマが終わった後にフルネームの読みが同じである田中に2度目のタイキックが執行。「どあぁ〜!!」というリアクションに浜田と松本が笑い、アウトになった。
浜田「あんなリアクション取ったら笑うやろw」
最後の1枚は田中が嫌がったのか、再生されなかった。
空港
田中の引き出しから出てきた封筒の中に入っていた2枚のDVDの内、1枚を再生すると中には遠藤の元嫁こと千秋が主演のドラマ『キャビンアテンダント物語』が収録されていた。元ネタは言わずもがな1983年放送の『スチュワーデス物語』である。
内容は原作通りキャビンアテンダントを目指す女性の葛藤を描いたドラマなのだが、終盤で本家に千秋役で出演した堀ちえみが出てきて「実は、全員合格じゃなかったんです。田中だけアウトです。しかも、田中タイキックなんです」と新おにぃ演じる村沢教官に報告。そして田中が落ちたにもかかわらず嘲笑うかの様に全員でカメラに向けて大声で笑った。
映像が終わった直後、去年と同様に同名のCAの身代わりとして田中にタイキックが執行される。執行後、田中は「なぁはぁはぁ…痛い」と言っており、浜田達に「痛すぎて笑ってる」と疑われた。
ドラマ内で新おにぃの下手な芝居、滑舌の悪さや予期せぬ行動でメンバーをケツバット地獄へ誘うのもこのネタの見所である。
その後他の空港のCAとの合同研修で2種類のクイズが行われる。終了後に審査員がダメだと思うCAを指名する(指名された者は元ムエタイ王者の武田幸三選手のタイキックを受けるキツイルール)結果、(どう見ても足を引っ張った様には見えないが)足を引っ張った遠藤と(無茶苦茶な理屈で)山崎にタイキックが執行された(2回目は審査員の藤岡弘、の判定でタイキックは無しだった)。遠藤は潔かったが、山崎はこの時、「僕、次があるから」と笑福亭笑瓶に身代わりを要求する見苦しい抵抗を続けたが当然聞き入れられなかった。
熱血教師
唯一メンバー全員がタイキックを受けた回であり、タイキックが執行された回数は合計9回と1回の笑ってはいけないでは最多である。
山崎の机の引き出しにA、B欄5マス揃ったスクラッチカードが入っており、A欄を削ると山崎の顔が描かれた絵が出現。B欄を削るとタイキックの文字が出現。直後、山崎にタイキックが執行される。
その後山崎に言われて遠藤が再びB欄を削るとまたしてもタイキックの文字が出現。まだA欄を削っていないのに山崎に2度目のタイキックが執行された。
山崎「こんな軽い感じでタイキックはアカンわぁ!」
松本の机の引き出しにはメダルが5枚入っており、部屋に置いてあったスロットにメダルを入れてゲームをスタートする。田中が描かれた絵が3つ揃うとスロットの液晶パネルに「田中タイキック」と表示され、直後田中にタイキックが執行された。
次に田中の机の引き出しに入っていたDVDを再生するとメンバー5人が出演している設定の『アウトレイジビヨンド』の予告編(DVDとBDの発売予告が流れる。終盤、西田敏行から「オイコラァ田中!ワリャタイキックじゃボケェ!!」と宣告され、映像終了後に田中にタイキックが執行される。これにはメンバー全員笑いを通り越して驚愕した。
なお、このシーンは映画の広告と著作権の関係上、DVD版では全カットされている。
松本「ムゴい…」
レクリエーションでは他校の教師との対抗競技を行う。ゲーム終了後にチームの中で1番足を引っ張った者にタイキックが執行されるルールでゲームがスタート。その結果、1種目目の跳び箱競技で遠藤が、2種目目のピタゴラリレー(仕掛けの1種のボールをお玉で次の仕掛けまで運ぶ)では松本が、3種目目の正座バランスボールでは浜田にそれぞれタイキックが執行された(DVDではバランスボールとピタゴラリレーの順番が逆になっている)。
その後江戸時代にタイムスリップし、奉行所のお裁きで東幹久に(恐らくドッキリ)の「山賊タイキックの刑」が執行された。
また、社会科見学の一環で芸者遊びをする事になる。ゲストの女芸人を含めてものまね古今東西を行い、一番不甲斐ないヘマをした者にお仕置きが執行されるルールの元、ゲームが始まる。
その結果、田中に拳法の達人美紀姫こと水野美紀から3回目のタイキックが執行される。
地球防衛軍
引き出しネタで分数の問題に不正解した遠藤に低知能疑惑が浮上(遠藤は以前からめちゃイケのテスト企画で結果がブービーだったり、新聞社ではアルファベットが言えなかったりとその様な片鱗を見せる一面があった)。その後の査問委員会で遠藤に小中学生レベルの問題を数問出題されたが尽く不正解。他のメンバーは連帯責任で尻に電気ショックの刑を3回受ける。長官の竹内力から「知能の最低基準に達してない」と判断され、その後遠藤にタイキックが執行される。
因みにこの査問委員会には遠藤の身内と元嫁である千秋も出席していた。
田中の机の引き出しに入っていたDVDの内、1枚を再生すると中身は方正の娘2人から感謝の言葉を綴った内容だった。2枚目のDVDは田中の息子(離婚前の小日向しえも登場)からの感謝の言葉を綴った内容だったが、ラストの息子の名前を読み上げる所で「3年赤組 田中 タイキック」と宣告。最愛の息子からの無情な仕打ちに泣き崩れる田中にタイキックが執行される。恐らく歴代で一番エグいタイキックの入り方(しかも田中以外全員大爆笑していた)。この影響からなのか、次の引き出しネタで田中がDVD再生を渋ったので、方正と遠藤がタイキックよりエグいネタの犠牲者に…。
余談だが、この回から山崎の改名に伴い方正表記となる。
大脱獄
例によって田中の引き出しに入っていた2枚のDVD内で田中、方正、浜田にタイキックが執行された。特に田中に至っては執行後、「チ○コ痛い」と悶えていた。
また、厳密にはタイキックとは違うが、限り無く近い罰が執行された。松本と方正の引き出しにあったチャレンジで失敗した時にこの罰の為だけに格闘家とトレーニングをしていた菊地亜美が登場し、ケツキックを執行した。
名探偵
田中の机の引き出しにDVDが2枚入っており、1枚目を再生すると通販番組「ガースー直販」が放送。紹介された商品は道端でタイ人キックボクサーからタイキックを受けた際にエアバッグで尻を防護する「パンツ型タイキックサポーター・まもるくん」であった。DVDと同封されていた5千円で田中はそれを購入。ガースー直送便でそれが届く。
2枚目のDVDは『ドンコング殺人事件』なる探偵アニメ。スガポロ・クリードとムッキー・マツモトがプロボクシングの試合を始めようとしていた途端、試合の主催者ドンコングが殺害される。主人公の田中探偵と浜田一耕助がそれを解き明かす内容になるが、浜田一の推理により犯人は田中だと発覚(田中の顎が直撃していた)。アニメ内で刑事長が田中にタイキックを執行する。その後実際に田中にタイキックが執行される流れになり、田中は先程購入したまもるくんを作動させるがエアバッグは膨らんだが例によってかなり小さかったので、モロにタイキックを喰らい、しかも大脱獄同様またキ○タマに響き、悶えまくった。
田中「痛いあはぁん!!」
この事態に怒った田中は上述のまもるくんの業者に怒りの電話を掛ける。その届いたものが「まもるくんミニ」だったため、誤配を認めた業者は商品を交換。お詫びの品として、ミニ扇風機「ポータブル扇風機・つむじくん」も貰う。扇風機をつけると羽の部分に「田中タイキック」の文字が表示され、タイキック執行の流れになる。田中はまもるくんを発動させるが今度はエアバッグが前方向に膨らんでしまい、結局二度目のタイキックを受けてしまう。
田中は再度業者に怒りの電話をぶつける。その届いたものが「まもるくんフロント」だったため、確認として保留にされるが、そのまま電話は切られてしまった。その後別の衣装にお色直しした方正がタイキックよりエグい無限ループで地獄を味わう羽目に…。
方正「あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛!!」
次に怪人二十面相からのDVDメッセージでゲームをクリアする指示が出され、メンバーはWii Uのスーパーマリオメーカーにチャレンジする。序盤でクリボーに直撃して死ぬ浜田に松本がキレたりでグダグダながらも35回目の挑戦で田中はクッパを躱しゴールの土管へ… と思いきや、土管から出た先にはブロックで「田中タイキック」と書かれた文字が現れる(ついでにマリオは谷底へ)。絶望的過ぎる結末に泣き出す田中。自分でクリアしたゲームのせいでタイキックを喰らう(テロップでも「自らクリアしタイキックになる悲劇」と出た)羽目になった。
松本「悲しすぎるわこの結末」
因みに、このマリオメーカーコースは視聴者が各自で再現したコースがあるので検索してみるのも良い。
また余談ではあるが翌年に放送されたスーパー戦隊シリーズ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の劇場版において田中氏は名探偵に化けていた怪人役で出演しており一部界隈では「タイキックされそう」という意見も出ており本作で明神つかさ/パトレン3号を演じる奥山かずさも「タイキックがあるかと思って密かに練習していた」といわれタナカ当人も子供に「最後はタイキックでやられる」と語っていた。
科学博士
方正の机の引き出しにかつて放送されていた『元祖どっきりカメラ』の番組で使われた衣装とヘルメット、プラカードが出て、方正がそれらを身に着けると松下由樹にブーブークッションを使ったドッキリが始まる。
松下がブーブークッションのドッキリを受けると「どっきり大成功」の効果音が流れた。方正がプラカードを掲げると松下は激怒し、「タイキックよ!この人にタイキックして!」とタイキックを宣告。直後、方正にタイキックが執行される。
その後は演歌歌手である大川栄策に対して安藤なつ(メイプル超合金)が色仕掛けをするお色気ドッキリが実行(大川はお色気ドッキリの常連として有名)。お色気ドッキリを受けた大川は方正によってプラカードを掲げられ、「ふざけるんじゃないよお前!」と激怒。方正は怒りが収まらない大川から「お前なんて奴は本当に…タイキックだ!」と宣告され、2度目のタイキックが執行された。
遠藤の引き出しにはDVDが入っており、再生すると『笑点』の収録現場である後楽園ホールの映像が映る。司会の春風亭昇太と大喜利メンバーの『笑ってはいけないシリーズ』に因んだ挨拶の後、
昇太の「山田くん、例の奴を持って来て」のセリフと共にお馴染みのタイ人ボクサーが会場に登場。会場の観客が昇太の合図で一斉に「田中タイキック」と宣言。直後、田中にタイキックが執行される。しかし、受けた直後によろめいて棚の角で頭をぶつけそうになった田中が「危なっ」と普通に言った事で、「本当はそんなに痛くなかったのでは?」と皆に疑われ、検証と称して計4回タイキックを執行される羽目になった。タイキックを個人が一度の笑ってはいけないで受けた回数の最高記録はこの回である。
アメリカンポリス
この年では何故かタイキックを受けた人もOUTにされており、タイキックで大ダメージを受けた後に更に追撃を受けるハメになっていた。
田中の机の引き出しにDVDが2枚入っており、2枚とも内容は中村俊介主役の『湯けむり温泉殺人事件』の推理体験アドベンチャーゲームだった。しかも毎度お馴染みタイ人ボクサーが清掃員としてそのVTRに出演してた。田中がプレイヤーになりゲームが進むみ犯人が清掃員(タイ人ボクサー)を人質にし逃走、そこで選択肢が示される場面に。選択肢は「撃て!」か「銃を置いて説得しろ」の2択。
「銃を置いて説得しろ」を選ぶと犯人が石に足を取られ、転ぶ。犯人は中村刑事に確保されエンドロールに…と、思いきや清掃員がタイ語で「何笑ってんだ田中!事件は解決したけど人が一人死んでるんだぞ!お前はタイキックだ!」と宣告。直後、田中にタイキックが執行される。この時、蹴られる前に「今までで1番酷くないですか?」と呟いている。
2度目の正直として田中は次は「撃て!」を選択。すると女将が犯人にもうやめるように言い放つ。その隙にタイ人ボクサーは逃げようとするも失敗し犯人と揉み合いに。中村刑事が拳銃を差し出すがタイ人ボクサーははずみで崖に転落してしまう。そのままエンドロールへ突入するが
転落したハズのタイ人ボクサーがトゥクトゥクに乗って現れ、タイ語で中村刑事に激怒する。中村刑事は「田中の指示だ」と言い張り、タイ人ボクサーが「田中!!やっぱりてめぇか!タイキックだ!!」とタイキックを宣告。田中に2度目のタイキックが執行される。
2枚目のディスクを再生すると事件現場の風呂場に落ちている風呂桶とバスタオルのどちらかを調べるという選択肢が登場。最初にバスタオルを選ぶと「田」の血文字が登場。田中かと思いきやそれは下向きに描かれた「浜田」であり、タイ人ボクサーが険しい顔で「浜田 タイキックだ!」と宣告され、直後、浜田にタイキックが執行される。
次に風呂桶を選ぶと今度は血文字で書かれた「松本」の文字が現れる。タイ人ボクサーに「松本 タイキックだ!」と宣告され、タイキックが執行された。
このVTRをスタジオで見ていた松本は凝った演出で「浜田」と名前が出されたのに対しアッサリ「松本」の名前が出たので、「まんまやん!捻りもクソも無いやん!」と愚痴をこぼしていた。
「捕まってはいけない」終了後に引き出しがリセットされ、田中の机の引き出しに「おまめ結婚相談所」からの再婚相手候補のお見合い写真が2枚入っていた。2人目の再婚相手候補(1人目は大御所声優のモノマネ芸人)として歌手のベッキーが登場。タブレット端末でインスタグラムを紹介するのだが、何故か田中の私物を所有していたり、田中の母親が友人として紹介される等、田中にとって他人事じゃない内容となっていた。最後に「ベッキーからサプライズ」と称された、横澤夏子が持つタブレットに表示されたインスタグラムの写真に1文字ずつ隠れたアルファベットを並べてみると「Tanaka thai kick(田中タイキック)」となる事が判明、直後、田中に3度目のタイキックが執行される。
ここから仕掛け人のベッキーへの逆ドッキリが始まる。横澤がタブレットに出した写真の中に移っているマグカップをアップにしてみると「Becky thai kick(ベッキータイキック))」と書いてあり、直後ベッキーに「禊のタイキック」(しかも藤原のアナウンスあり)が執行された(但し、ベッキーにタイキックを執行したのは女性ボクサーだった)。このベッキーへのタイキック執行に関してはネットでも物議を醸す事態に発展し、「全然笑えない」「いじめ」「本人が了解しているのだから問題無いでは無い」等の批判の声が飛び交った。まぁ、本人の項目にも綴ってあるが彼女の起こした不倫騒動の余波で多くのスポンサーが損失を被ったのでその禊だったと思えば彼女にも非があるとも言えなくない。
トレジャーハンター
田中の引き出しからDVDと謎の封筒が入っており、この封筒の中には「SAFE」のカードが4枚と「OUT」のカードが1枚入っていた。DVDはこのカードの説明になっており、DVDの内容は「田中を理不尽では無く正々堂々とタイキックに追い込む為のカードバトルのルール」だった。対戦相手のタイキックさんとカードバトルを行い田中は見事に勝利しタイキックを完全に回避したかと思われたが、DVDの内容が若干変更された状態で再び流れ、再びカードバトルが始まった。そう、結局「田中が負けるまでエンドレスにカードバトルが続く」毎年恒例の理不尽タイキックだったのだ。因みに、田中が自力で2勝したので、負けた3回目はタイキックさんが不自然なメガネとイヤホンを付けた状態で登場し、2回戦まではタイキックさんが先行だったのに3回戦だけ何故か田中が先行のルールと理不尽さも増したので、当然敗北した時に田中は「今までで1番ヒドいタイキックやと思うわ」と怒っていた。
後半では遠藤の引き出しから出た鍵で開けた宝箱の中から出て来た道具で行われた「タイキック神への生贄の儀」を決める罰ゲーム対決で敗北した松本が受けた。
青春ハイスクール
浜田の引き出しから出て来たこっくりさんで「この後タイキックを受けるのは誰だ」と決める出来事があり、田中以外のメンバーは田中を指名したので受けた。
また、方正が無敵学ランで好き放題やっていた天罰によりタイキックを受け、田中のリアクションが演技疑惑は続いており、それを確かめる為に方正が無敵学ランを再び使い「田中へのタイキック」を指名して田中は2発目を受ける羽目になった。
その後、遠藤は「田中のリアクションが演技かどうかを確かめる」為に松本に指名されて何もイベントが無いのにタイキックを受ける事になり、田中に降り掛かる理不尽さに匹敵する理不尽な目に合った(但し、今回に限っては配慮があり、浜田は「遠藤、田中の為にもちょっと受けたって」と宥めたり、遠藤が覚悟を決めるまで執行役の那須川天心が待ってくれていた他、当の指名した松本も「遠藤すまん、遠藤にも悪い事した」と謝っていた)。
コックリさんの時のみお馴染みのタイキックさんだったが、方正の無敵学ラン以降のタイキックは那須川天心が担当した。
因みに、この回は最後まで演技疑惑が解消されることは無かった。
そのため最後にPUFFYがこれが私の生きる道を替え歌して歌った締めは田中を皮肉った歌詞になっていた。
「こいつは~やっとるわ~」
田中「やっとらんわ!やっとらんわ!ええ加減にせぇ!」
後日の放送ではその田中のリアクション疑惑を過去の映像や格闘家・魔裟斗、スポーツ医学者、スタントマンを交えて検証。結果は疑わしかったのでココでも田中はタイキックを喰らう羽目に。
しかしコレはドッキリであり田中が喰らう態勢になった時に、お馴染みタイキックさんから中学生のムエタイ選手にすり代わり田中を蹴った。中学生の蹴りにしては少しオーバーなリアクションだったので疑惑が更に深まる結果になった。
大貧民GoToラスベガス
毎度お馴染み通り引き出しの中からDVD(但し、浜田の引き出しから出て来た)が入っており、それを再生するとアニメ版賭博黙示録カイジからトネガワが登場し、タイキック氏扮するタイジと限定ジャンケン対決を行う様に指示が出される。
その指示に田中が嫌々ながらも従いゲームに臨むが、いざカードを開く段階で部屋が突然停電し、停電回復後にはカードで敗北する。
当然、田中は「イカサマ演出だ!」と、ラルフ鈴木アナウンサー扮するジャッジマンに猛抗議する。
すると、トネガワの提案でサイコロを振ってセーフが出たらタイキック回避というボーナスゲームが実行され、タイキック1面に対して、セーフが5面と、明らかに田中有利なサイコロが持ち出された上に、普通にセーフが出る。
余りにもアッサリとタイキック回避が出た事で、逆に田中を含めて5人全員が面食らうが、そんな中、突然サイコロの中に仕込まれた機械が駆動して展開され、そのまま態勢を変える様に畳まれて、最終的にはひっくり返ってタイキックの面が出てしまう。これにより、タイキックを喰らう事になった。
数時間後に引き出しがリセットされ、リセット後の田中の引き出しから出て来たDVDではアンミカがテレビショッピングの司会者として登場し、25万ヘイポーの「タイキック回避スーツ」なる商品をヘイポー中央銀行からローンで購入するも、実際はおぼっちゃまくんのびんぼっちゃまの様な後ろが丸見えのスーツだった。その後アンミカテレショップで400件の詐欺被害が発生したとしてアンミカが逮捕されたというニュースが流れ、タイキック氏扮する半沢直樹率いるヘイポー中央銀行が登場し、田中はまたまたタイキックを受けるハメに…。
タイキック氏「やられたらやり返す!タイ返しだ!」
余談だが、この年では前者ではまだ演技疑惑は続いていたので、オーバーなリアクションを続ける田中に他の4人からも「やってるやってる」「ここ停電でいい」とまで言われて失笑されていたが、後者では尻が完全に露出した状態で何発も本気のケツバットを受け続けた上でのタイキックだった為、相当な激痛になった。その為か2度目の時は演技を疑われず、逆に松本から「今年はマジやな」「流石に可哀想」と同情されていた。
尚、この回ではムエタイする時の格好では無く、カイジの格好やスーツ姿で行った。革靴も履いていたので2回目は想像を絶する痛みだっただろう。
流れが出来上がる前の笑ってはいけないシリーズでのタイキック
温泉旅館
対決に勝利した浜田が参加した際に持ってきたサイコロで出たその目の罰を受ける時間があり、田中、松本、山崎が受けた。因みにサイコロの目はビンタ(しかも浜田から抜き打ち)とタイキックのみだった。ちなみにこの時のタイボクサーは見た限りかなり強めに押し込むように脛で蹴っており、この時の通常罰も尻に吹き矢を刺すという流血を伴う凄惨な物だったため、歴代で最も猛威を振るったタイキックといっても過言ではない。
ハイスクール
対決に勝利した浜田が参加した時に起こった出来事。サイレント図書館で最初に敗北した田中にタイキックが執行された。因みに2回目に敗北した松本はこちょばしマンによるくすぐり攻撃を受けた。
警察
対決に勝利した松本と田中が参加した際、3人と藤原を加えて黒ひげしりとりを行い、しりとりをして言葉の文字の数だけ剣を刺して黒ひげが飛んだ人がタイキックを受けるルールで行われた。1回目は浜田が、2回目は山崎がタイキックを受けた。また、早口言葉対決では間違えるとタイキックを受けるルールで行われ、開始早々にバスガス爆発を「ガス爆発」と浜田が間違えてしまい2回目のタイキックを受けた。
病院
病院で入院しているMEGUMIをヘイポーがセクハラとしっちゃかめっちゃかな反省文で怒らせ、藤原が「この4人が何でも責任を取ります」と言ったのが発端。MEGUMIは「絶対に押すな」のボタンを4つ出し、松本に押させた。このボタンは、研修室では押したら浜田や山崎がアウトになりお尻をシバかれた為、「松本」という名前が聞こえた瞬間に松本はケツバットかと思い笑っていたが、その後に流れたアナウンスがまさかのタイキックだった為、一同は驚愕して松本はタイキックを受けた。その後、この天丼が続き、松本は驚異のタイキック3連発を受ける事になった。もっとも、タイキック3連発を受けた被害者はその前にもいたが(後述)。
余談
- 過去にダウンタウンがレギュラー出演していた別のテレビ局のテレビ番組にて、松本が大嫌いな罰ゲーム第3位としてランクインしている。更に言えば、日本でタイキックの罰ゲームを初めて受けたのが松本だと衝撃な告白があった。しかし、番組内では相方が受けており、「ガキの時よりも痛い」と嘆いていた。
また、笑ってはいけない以外では「サイコロリアクション罰ゲーム」の企画では最初の罰ゲームとして登場。その結果、遠藤にタイキックが執行された。また、2000年の24時間耐久鬼ごっこでは山崎、寝起きの浜田、朝方には遠藤(何故か遠藤のみ3回連続で蹴られた挙句1度その鬼に殴られた)にも執行された。
- 現在のタイキック執行人は「絶対に笑ってはいけないホテルマン24時」(2009年放送)から担当。それまでは企画毎に違う人が執行していた。
- 元々この企画で田中がタイキックを喰らう頻度が非常に多かった事があってか「田中=タイキック」と言うイメージがある様で田中が『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の劇場版に出演する事が発表された際には「(劇中で)タイキックされそう」と話題になった。
そんな田中だが、上記の通り田中がタイキックを執行した事もある。(性格も我が田中が混じった時のように変化)被害者は菊地亜美やヒャダインなど。最後にあのナロンパット氏が現れ、怒りの根源である彼にタイキックをする事になるが、彼の慣れない日本語に耐えかねた田中が「アカンもう!」と言い放った直後、田中 タイキックと音声が流れ、ここで田中は元に戻り「違いますって…」と抵抗するも、結局タイキックが執行された。(その後彼は被害者達に謝りに行き、快く許してもらえたという。)
関連イラスト
関連タグ
ムキムキ爺さん・・・オチがタイキック
蝶野ビンタ・・・タイキックに次ぐ定番ネタ