「フフッ…圭一郎に見抜かれるようなわたしじゃない」
「お前…一体何を企んでいる?」
演:奥山かずさ / 粟野莉子(幼少期)
概要
パトレン3号に変身する、国際特別警察機構の警察官。
警察戦隊パトレンジャーの紅一点であると同時に、熱血漢の同期とお調子者の後輩の手綱を取るチームの頭脳役でもある。
快盗戦隊ルパンレンジャーに対しては中立的な考えで、#4でルパンイエローがギャングラーについての手掛かりを教えたことに対し、偶然を装ってルパンコレクションを回収するアシストをしており、借りは返す義理堅い面を見せた。
#7ラストでは夜野魁利ら3人を怪盗と重ねて彼らがルパンレンジャーではないかと疑うも、#8でのグッディとコグレの協力もあって一旦疑いは晴れている。
#24にて、幼い頃に両親を亡くし祖父母に育てられた過去が明らかになった。また、その祖父から柔道を習っており、高校生時代に絡んできたナンパ男を背負い投げで撃退したほどの腕を持っている。
人物
見た目とは裏腹に男勝りでサバサバした性格をしており、口調も女性語が全く出ないほどの男前。
あまりに男前すぎて視聴者の中からは「パトレンジャーは男三人」なんて声もあり、#11でのピッチ・コックによる性転換攻撃や#35のヨシー・ウラザーの妄想内では違和感のないイケメンぶりを披露した。
一方で、国際特別警察機構に配属された時には給料の良さや年金の充実について喜んだりするなど、よく言えば堅実、悪く言えば俗っぽい一面も見せている。
朝加圭一郎とは警察学校の同期という関係。
熱血漢で暴走しがちな彼のブレーキ役も彼女が務めており、#3や#21で陽川咲也が圭一郎に怒られた時には彼の怒りを和菓子を食べさせて宥めたり#6ではルパンレッドとの再戦に拘る余りギャングラーとの戦いを長引かせようとする圭一郎に平手を叩き込んで叱責している。
だが、同時に警察官としての誇りと使命感に燃える彼には一目置いているようで、上記の様に国際警察に配属されたことを給料的な面で喜んだ際には、国際警察の強力な権限を持つことの意味を諭され、高い志を持つ様に窘められる。
それ以降、彼女なりに志を持って国際警察として活動していた(前述の平手打ちのシーンではそのことを圭一郎に明かし、考えを改めさせた)。
#11では、圭一郎と共に国際警察の先輩として警察学校に訪れた過去が明かされ、その際に圭一郎と共に後輩の咲也に憧れられるようになった。
圭一郎曰く「特に弱みが思いつかない」程警察官としての能力は高く、実際に警察学校時代の二人の成績は彼女の方が圭一郎よりも一段上であった様だ。
#8では特にその能力を見せており、#7で『ビストロ・ジュレ』の三人の関係性がルパンレンジャーに似ていることから彼らが快盗の正体ではないかと疑い、彼女主導で『ビストロ・ジュレ』に捜査の手が入った。
垣間見える意外な一面
一見クールビューティで完璧に見える彼女だが、それには少し周囲の期待に応える為の演技の部分もある模様。実は可愛いものが大好きであり特にぬいぐるみには目がない(実際#4の回想や#37で登場した自室はぬいぐるみだらけだった)。
さらに可愛らしいぬいぐるみに対しては思わず頬ずりしたくなる癖があり(OPにもちょっとだけ出ている)、#4ではこの癖がきっかけで行方不明事件の被害者達を発見する事となった。
当然ながら人前では隠しているが、実は圭一郎には警察学校時代に偶然目撃され知られており(上述の通り圭一郎はそれが弱みだとは全く思っていなかったが)、さらに#4ラストで圭一郎が咲也やヒルトップ管理官、ジムの前で堂々と話した為、全員に知られてしまう事となった。
本人も開き直ったのか#40ではジュレの面々とノエルまで含めた全員がいる中で、魁利が抱えていた子犬を「可愛いな、抱かせてくれ」と頼んでいた。
\癒しをくれぇ~~~!/
#13ではお化け嫌いであることが判明。訳あって同行した早見初美花と一緒に入ったお化け屋敷では竦み上がり、彼女に抱きつくまでしていた。
キミ!誰と抱いとるのかね?!
その他、裁縫や料理が苦手。
しかしギャングラー出現の報を聞いてお化け屋敷内でもまるで怯まずに職務に移れるのはさすがにプロフェッショナルである。
#25ではボッシュートされたパトレン1号の代わりにグッドクルカイザーVSXのメインパイロットを務めるが、
戦闘終了後、何時ものように「任務完了」と言いかけたところで、同乗しているルパンレッド、ルパンエックスがキメ台詞である「永遠に、アデュー」と言って遮られたため、自分も彼らに合わせてアデューと言うべきか葛藤していた。
#31では自首してきたギャングラー怪人を、罠だと忠告するノエルの反対を押し切って彼を信じるなど情に弱い面も見せている。
#33では可愛いもの好きゆえに当然と言うべきか、相当な子供好きであることも判明。エンビィ・チルダの能力によって子供にされた魁利(もちろん正体は知らない)の可愛さにメロメロになった結果、押収したVSチェンジャーを奪回される一因を作ってしまった。
※絵面的には完全に案件物。
後の#41で透真がナンパしていると勘違いした際に「法に触れないなら好きにすればいい」と言っていたが、#33の一件を知っている視聴者からはツッコミが入った。
そして#46にて子供にされた魁利達の正体を知った際には、その恥ずかしさのあまりヒートダウンしてしまっている。
また、敵の粘液で拘束される、敵に捕まって人身売買で売り飛ばされかける、上記の性転換攻撃を受けた時等微妙にお色気担当っぽい。
備考
演者の奥山かずさ女史の父は本物の警察官。本人も幼少時は警察官になるのが夢であり、この役に選ばれた事を大変喜ぶコメントをしている。
制作発表によると、父親から逮捕時の演技指導を伝授されたとのこと。
ルパンレンジャーのキャストを含めた初期メンバー6人の中では最年長(圭一郎役の結木滉星と透真役の濱正悟とは同い年だが早生まれのため学年は1つ上となり最年長となる。なお追加戦士役の元木聖也は奥山女史の前年に誕生しているが同学年)であるが、役とは違い6人の中では一番突っ込まれるポジションだと他のキャストらがインタビューやSNSで語っている。
黒髪ロングがトレードマークであるつかさだが、演じる奥山女史の髪型はこれと真逆なショートヘアーで、早見初美花役の工藤女史と被るためウィッグを着けている。特撮関連の雑誌にも本来の髪型でインタビューを受けている(#11の性転換や#35の妄想内では元の髪型で撮影)。
ネット上ではしばしば「つかさ先輩」(作中咲也がつかさの事をこう呼んでいる)と呼ばれており、奥山女氏の演技もあってルパパトキャラでもトップクラスの人気を誇る。
名前の『明』は恐らく明けの明星=金星から来ており、同じ金星=『宵』の明星を意味する漢字の入った宵町透真と対になっている。この両者は#41まで全くの接点が無かったのだが、それを切っ掛けとして物語が大きく動いた。二人の接触が物語終盤の幕開けになったのは、いずれの明星も昼(パトレンジャー)と夜(ルパンレンジャー)の先に現れるのに因んだ物と考えられる。
関連タグ
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 警察戦隊パトレンジャー
クールビューティー 黒髪ロング
戦隊ピンク
ラプター283←明神つかさ→アスナ
ニチアサ関連
輝木ほまれ(HUGっと!プリキュア):ニチアサ同時期の可愛い物好きなクールビューティ繋がり。さらにお化け嫌いまで一致してしまった。
滝沢あすか(トロピカル〜ジュ!プリキュア):男前で面倒見の良いクールビューティー繋がり。可愛い物好きだが、それを知られるのが恥ずかしいと思っている面も共通している。また、名前がやや男性寄りな部分も共通。
菓彩あまね(デリシャスパーティ♡プリキュア):女性的な外見に反して、やや古風な男性語で喋る人物繋がり。空手を習っており、生身の状態でも腕っぷしが強い面も共通している。
デカピンク/胡堂小梅:警察がモチーフのスーパー戦隊の先輩ピンク。
ボウケンピンク/西堀さくら:仲間に女子好き男子がいる男前ピンク。
パピヨンオージャー/リタ・カニスカ:男言葉を使う特撮ヒロイン。性格もほぼ一緒なため、ギャップ情報解禁前は彼女もカワイイもの好きでは?疑惑が持たれていた。ちなみにこちらの担当カラーはバイオレット。
仮面ライダーディケイド/門矢士:同じく読みが「つかさ」で怪盗と対立している。ただしこちらはピンクではなくマゼンタ。なお、『仮面ライダージオウ』にて次回予告で彼が登場することが判明した回の直後の放送では彼女が「ここはギャングラーの世界か」と言わされることに相成ってしまった。
大門凛子:同じく女性の警察官。敵対怪人と交流するも和解に至らず苦い結果に終わった点も共通。
刃唯阿:女性らしい見た目に反して男前なクールビューティー繋がり。また公的機関にも従属する変身ヒロイン繋がり。
山桐千草:後年の仮面ライダー作品にて奥山氏が演じる人物。
その他
かすが:女性とすぐにわかる容貌と声で男口調を使うクールビューティ戦士。技のモーションにピンクの要素がある。
浅谷光子:キャッツ・アイに登場する敏腕警部補で、怪盗の正体にいち早く感づいた女性警官繋がり。ただし、言葉遣いは女性語。
秋本・カトリーヌ・麗子:仲間に問題児がいるイメージカラーがピンクの警察官繋がり。ただし、言葉遣いは女性語。
久保田潤、歌川ベニオ:かわいいもの好き繋がり。
カンナ:ぬいぐるみ好きなクールビューティー繋がり。
ティア・グランツ:『長い髪の持ち主』『落ち着いた女性』『可愛いものが大好き』『赤に縁のある主人公ポジションな登場人物を支えるヒロインポジション』と共通点がとても多いが、物腰はてよだわ。
クロエ・ヴァレンス:上記のティアと同じくテイルズキャラのヒロインで『落ち着いた女性』『可愛いものが大好き』なのだが、『黒髪(ボブカット)』、『口調や物腰が男勝り』、『超がつく程の真面目キャラだが意外な弱点』を持つなど、ティアとは違った共通点を持つ。
カタリナ・アリゼ:可愛いもの好き&男前なクールビューティー繋がり。レギュラーも共通。
八重樫雫:可愛いものが好きで自室が可愛いぬいぐるみでいっぱい&クールビューティー繋がり。こちらは最終決戦にて暴走した幼馴染への制裁として平手打ちの代わりに泣いて謝るまで殴打した。