CV:佐々木優子
概要
人魚の国・グランオーシャンの女王。本名は「メルジーヌ・ミューゼス・ムネモシュネ」。ローラ/キュアラメールと同系統の容姿の大人の人魚。
巨大。ローラ達の4、5倍の大きさに描かれている。これは「海の生き物は、サメやクジラのような長生きする生き物ほど身体が大きくなる」という理由らしい。実際、後述の過去から実年齢は100歳以上と推測される。
あとまわしの魔女たちによってみんなからやる気パワーが奪われてしまったため、ローラにトロピカルパクトを託し、「心の中にきらめく太陽を持った人間と、わたし達人魚の心が通じ合った時、それを開く鍵が現れるでしょう」と教え、『伝説の戦士プリキュア』を探すよう命じた。
また、ローラのプリキュアの件が上手くいけば女王になれる?という質問に対しては「それは貴方次第」と諭していた。
プリキュアの件は基本的にローラに一任しており、ローラが旅立った後は特に指示や命令はしていない。しかし、ローラ達のことを気にかけてはいるようで、第7話では労いのお菓子を持たせたくるるんを派遣した。
その後も女王はグランオーシャンに留まったまま、プリキュアたちが奪われたやる気パワーを取り返して王国を蘇らせてくれるのを待ち続けていた。
第17話ではローラがプリキュアに覚醒できるであろう事を見越して、マーメイドアクアパクト(の化石)を渡している。
『プリキュアオールスターズF』では『デリシャスパーティ♡プリキュア』と『ひろがるスカイ!プリキュア』の9人を含んだ歴代プリキュアを同作のミラクルライトを振りながら応援した。なお、登場はしていないが、グランオーシャンの人々達と元あとまわしの魔女の面々達(バトラーは無気力状態のまま)も歴代プリキュアを応援したかもしれない。
女王様とローラ
第25話では学校の授業参観の際に、ローラは「わたしにとっては、女王さまが親みたいなものだけど」とつぶやいており、女王に養育されたことが示唆されていた。
その後、第36話でまなつ達がグランオーシャンを訪れた際、今作品の人魚は人間の様に男女が交わって生まれるのではなく巨大な真珠貝から生まれると言う衝撃の事実が判明した。つまり、グランオーシャンの人魚族には血縁関係自体、そもそも存在しない事になる。人魚の子供たちはみな女王が養育しているのかもしれない。
女王様とくるるん
女王様とくるるんの関係
くるるんは女王様のペットである。プリキュア達へのお使いを頼むなどくるるんを信頼している模様。
ただ、お使いが終わった後もくるるんが地上に残っている事について特に咎める事も無く、第17話でくるるんがローラとともにグランオーシャンに帰還したあともそのまま地上に居させている。
女王様とくるるんの絆
第36話でまなつたちがグランオーシャンを訪れ、久々に本来の飼い主である女王様との対面に喜ぶくるるん。しかしくるるんに全く反応を示さず、自分を撫でてもくれない女王をみてくるるんは様子がおかしいと感じていた。その後まなつたちは美味しい料理で饗され、貝がらクッキーをたくさん食べたくるるんはそのまま眠ってしまったが…。
海のリングを捜索するも捗らず、シャボンフラワーの実を摘んで帰ってきたまなつたちに、シャボンフラワーの実もくるるんのこともどうでもいいと女王様は高圧的な態度で大地のリングとコンパクトを渡すよう要求する。女王の態度に異変を感じ、「あなた誰?」と怒りをあらわにするローラ。
「女王様はくるるんのことすごくかわいがってた。どうでもいいなんて絶対言わない!」
…案の定、この女王様はヌメリーの化けた偽物だったのだ。
第37話で囚われの身から解放された本物の女王様は、ちゃんとくるるんを撫でている。
あとまわしの魔女と伝説のプリキュアとの関係
第29話にてあとまわしの魔女と伝説のプリキュアとの関係が明らかとなった。人魚の女王様はあとまわしの魔女と伝説のプリキュアについてどこまで知っているのか?
マーメイドアクアパクトを持っていた女王様にもまなつとローラの様な心を通わせた人間が存在していたのか?
いずれにしても彼女が未だにまなつ達と対面せずに多くを詳しく語っていない為、彼女自身の謎も多く残されている。
そして第37話でその謎の一端が明かされるのだが、その内容は明るく楽しい本作の世界観を根底から覆すような暗く、重い内容であった(詳細はトロプリ37話ショックの記事で書かれているので、そちらを参照されたし)。
なお、南乃島でとみ婆の祖母が目撃した人魚とは彼女のことであったことが第43話で判明した。同時に、かつて何処からかともなく現れた無法者が愚者の棺の封印を解こうとしたことがあり、それを阻止するためにグランオーシャンに伝わる伝説に倣いプリキュアになろうとしたが出来なかった事、そして何とかその無法者を撃退し、やる気パワーが溜め込まれた「杯」を悪用されないために島の洞窟に隠したことが同話で明かされた(かつてローラに人魚はプリキュアになれないと言っていた理由はこの出来事が起因している可能性が高い)。
(※プリキュア化出来ていたら…のイメージ)
なお、あとまわしの魔女や伝説のプリキュアとの関係性は劇中でははっきり描かれなかった。「自分ではそう思っているだけで私の記憶も消されているのかも知れません」という台詞があり、何かあったとしても記憶操作により覚えていないようだ。
演者について
演じる佐々木優子は本作がプリキュアシリーズ初出演。
キャラクターデザイン
キャラクターデザインの中谷友紀子へのインタビューによると、海の生き物はサメやクジラのような長生きする生き物ほど体が大きくなるので、あとまわしの魔女や人魚の女王様はそれにならって体を大きくしているとの事。
関連タグ
プリキュアシリーズの歴代協力者