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夏木マリ

なつきまり

日本の俳優・歌手。声優としても『千と千尋の神隠し』湯婆婆・銭婆役で知られる。
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プロフィール編集

1952年5月2日生まれ、東京都豊島区池袋出身で、小学3年生の頃埼玉県大宮市に転居している。


豊島岡女子学園高等学校卒業後、本名(旧姓)の中島淳子名義で清純派アイドル歌手路線でデビューするが注目されず、キャバレーでのドサ回りで糊口を凌いだ。


1973年夏木マリ芸名を変更し、セクシー路線で再デビューした楽曲「絹の靴下」が大ヒットする。

なお、芸名の由来としてはデビューが6月だったので「夏に(活躍を)決めよう」から「ナツキマリ」→「夏木マリ」となった。本人は安直な由来ということでこの名前をあまり気に入っておらず、デビューから40年以上経ってから「(最近になって)この名前で生きていくんだ、と決めてから好きになった」と語っている。


しかし、再デビュー後多忙な生活もあって体調を崩し、貧血で入院を余儀なくされる。復帰後は仕事が減ったため再びキャバレー回りの活動に戻った。

この頃、仕事先で演劇を仕事としている観客から誘われ、舞台俳優として出演する。以降は演技に活動の軸を移し、舞台以外にもテレビドラマ映画など、幅広いジャンルに出演するようになる。


男はつらいよ』シリーズにも複数回出演、その他テレビドラマでは『野ブタ。をプロデュース』佐田杳子教頭(キャサリン)役、『医龍』鬼頭笙子役、『カーネーション』小原糸子(晩年期)役、『おかえりモネ』新田サヤカ役などの演歴がある。


2001年の映画『千と千尋の神隠し』では、声優として湯婆婆銭婆役を担当。存在感のある演技で好評を博した。


その他、pixiv利用者層に馴染みの深そうなところとしては、映画版『ピンポン』タムラ卓球場のオババ役、舞台版『ガラスの仮面月影千草役、『メタルギアソリッド4ビッグママ役(声)などが挙げられる。


音楽活動も継続的に行なっており、本人がファンだと語るジャニス・ジョップリンに影響を受けたロックブルースを多く歌っている。


70歳近くなってもなおスレンダーで均整のとれたプロポーションを維持しており、2019年には求人検索サイトIndeedと『ONEPIECE』のコラボCMにおいてDr.くれはを演じ、再現度の高さで原作ファンを驚かせた。

また、2022年には舞台版『千と千尋の神隠し』でかつて声を担当した湯婆婆・銭婆役を演じる(ダブルキャストであり、もう1人は朴璐美が担当)。


私生活ではパーカッショニストの斉藤ノヴ(斎藤ノブ)と2007年ごろから交際。本人は当初籍としての婚姻関係にこだわらない「フランス婚」「ユーロ婚」スタイル(事実婚に近いニュアンス)と関係について表現していたが、2011年に入籍したことを公表した。


大阪発祥のうどんチェーン店「つるとんたん」の常連であり、夏木が「東京でも『つるとんたん』のうどんが食べたい」と発言したことがきっかけで店舗の東京での展開が決まったという。この時、東京での初店舗である六本木店の経営者と知り合いだった縁でBGMの選曲などを手伝ったが、これがファンなどに誤解され「店の経営(もしくはプロデュース)を手がけている」と一部で噂されていた。


関連イラスト編集

もしも「ワンピース」が実写化されたら35(カラーバージョン)夏木マリ+ビッグママ (2015,05,02)

関連項目編集

女優 千と千尋の神隠し

コンテンポラリーダンス…ドイツに公演に行った際に関心を持ち、以降20年以上にわたってダンサーとしても活動している。

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